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真鶴荒井城址公園の枝垂れ桜
真鶴半島は小田原市の南の真鶴町にある小さな半島で、箱根火山の熔岩が流れ込んでできた、切り立った海岸を持つ溶岩台地です。 海岸は高さ20mほどの岩壁が続いています。 陸上には松や楠などの常緑樹の大木と、シダ類が生い茂る原生林が残されています。 半島には4つの遊歩道が張り巡らされており、散策することができます。
真鶴半島の先端が真鶴岬で、岬の突端から500m先の海上に三ツ石があります。 正式には笠島です。 小石が連なる約200mの州が、干潮時には岬と陸続きになり、三ツ石まで歩いて渡ることができます。 また、真鶴半島でしか採取されない石として本小松石があります。
緩い傾斜を持つ半島の付け根に市街地があり、その北西に真鶴駅、南東に真鶴港があります。 市街地は全般に起伏が多く、平地は少ないです。 また、市街地に西の台地の上に荒井城址公園があります。
荒井城址公園は、かつて荒井城があった城跡を公園に整備した場所です。 荒井城は、後三年の役(1083年)で、源頼家につき活躍した荒井実継が居城を築いた地です。 その後鎌倉幕府の時代には、荒井氏に代わり源頼朝に仕えた湯河原の有力御家人である土肥氏の持ち城となりました。 戦国時代は北条氏の烽火(もろし)台として機能したと伝えられています。
周囲2kmの緑に囲まれた公園には、芝生が整えられピクニック広場、池、竹林などがあり、町民の憩いの場として親しまれています。 春には22本の枝垂れ桜美しく咲き誇ります。 毎年開催される「真鶴しだれ桜の宴」ではライトアップも実施され、幻想的な夜桜も楽しむことができます。
今年も、しだれ桜のライトアップは3月24日(土)〜4月8日(日)の間実施の予定でしたが、しだれ桜の開花が遅かったため、4月15日(日)まで延長されました。 このため、真鶴を訪ねた4月9日は満開のしだれ桜に出会うことができました。 しかしこの日は午後から風が強くなったため、撮影には苦労しました。
アクセス JR東海道線真鶴駅から徒歩5分 関連するホームページ 真鶴ナビ 風来坊