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開成町のあじさい その1 (H24.6.14)

開成あじさいの里


あじさいの里



あじさいの里



あじさいの里

足柄郡開成町は神奈川県で一番小さな町です。

開成町はあじさいの名所として有名です。

今年も6月9(土)〜17日(日)の間、「開成あじさい祭」が開催されました。

今年は25回記念です。


あじさい祭りが開催されている場所は「あじさいの里」と呼ばれています。

この「あじさいの里」がある開成町北部地域は、農業振興地域ですが、水路やほ場が未整備で、農業経営の合理化に支障をきたしていたため、昭和53年から農業基盤総合整備事業が実施されました。


あじさいの里



あじさいの里



あじさいの里

ほ場整備事業は、農地と用排水路、農道等を農作業がしやすいように一体的に整備するとともに、換地を効果的に取り入れ、零細で分散していた農地を集団化することで、効率的な営農ができることを目的としています。

また、ほ場整備に併せて非農用地の創設や 再配置を行うことによって、地域の計画的な土地利用が可能となるなど、農村地域の総合的な 社会資本整備の役割も果たしています。



あじさいの里



あじさいの里


北部地域のうち、上島・金井島地区のほ場整備(17ヘクタール)は昭和58年に完成しました。

ほ場整備により、水田、畑、農道や用水路が整然と整備され、農作業には非常に便利になりましたが、施工前の自然の景観が失われ、味気ない機能的な地域になってしまうため、緑化事業を推進することになりました。


あじさいの里



あじさいの里

具体的には、町の花あじさいを農道や水路沿いに植え、今までのあじさいの名所にない風景を作り出すことを目的に、昭和58年に1420株、昭和59年に3580株、合計5000株が植裁されました。

植裁対象面積は17ヘクタールで、植裁延長は10.6kmにもなるそうです。

あじさいの種類は西洋アジサイと額アジサイで、事業費は350万円だったとのことです。



あじさいの里



あじさいの里


将来的に農業従事者と地域住民のふれあいの場となるよう、この地域一体を「あじさい農道」と名付けられました。

その後、あじさい祭の開催に伴って町外にPRする必要が出てきたことから、面的な広がりを表現するために平成3年度から「あじさいの里(あじさい農道)」と呼ぶようになっています。


あじさいの里



あじさいの里



あじさいの里

昨年はあじさいの開花が遅く、開成町のあじさいの見頃は「あじさい祭」終了後でした。

今年もあじさいの開花が遅い感じですので、いつ頃が見頃かなと心配していました。

6月5日に鎌倉宮にヤマアジサイを見に行ったときに、ヤマアジサイを販売されている開成町の方に出会いましたので、あじさいの見頃の時期を訪ねたところ「今年はあじさい祭の期間中に見頃を迎えます。15日頃が良いかな」との返事をいただきました。



あじさいの里



あじさいの里 左前方に富士山が



あじさいの里


6月10日に開成町のあじさい祭りを見に行ったネットの友人から送られてきた画像を見ると随分開花が進んでおり、見頃に近い状況です。

今年は6月9日に梅雨入りし、6月11日以降は曇天続きです。

6月13日が梅雨の中休みの感じでしたので、出かけることにしました。


あじさいの里



あじさいの里

あじさい祭り開催期間中は大変な混雑が予想されますので、朝早く行くことにしました。

家を出て電車で移動中の間は厚い雲に覆われており、本当に晴れるのかなと心配でしたが、伊勢原を過ぎる頃から晴れ間が出てきて、新松田到着時には青空が拡がっていました。

開成町の「あじさいの里」までは小田急新松田駅から徒歩25分程度ですが、新松田駅から「関本行き」のバスの便がすぐにあったため、最寄りの停留所「吉田神社入口」までバスで行くことにしました。



あじさいの里



あじさいの里


バスに乗ると一緒に行った友人から「新松田駅から富士山は見えましたか?」と予想もしていない質問がありました。

この時期には富士山は見えないと思っていたからです。

ところが酒匂川を渡るときにバスの窓から富士山が見えましたが、薄い雲がかかっておりあまり期待できない状況でした。


あじさいの里



あじさいの里のアナベル



あじさいの里のアナベル



あじさいの里のアナベル

バスの停留所「吉田神社入り口」から横断歩道を渡って「JAかながわ西湘」の建物を右手に見て100m程進むと「あじさいの里」です。

「あじさいの里」は、ほ場整備により整然と区画整理された田畑が拡がっており、農道も真っ直ぐに延びています。


田畑を碁盤の目のように区切る道や水路があり、それに沿って5000株のアジサイが植えられています。

水田には稲が植えられており、のどかな田園風景とあじさいとが見事にマッチしています。

しかも、左前方にはいつの間にか雲のとれた、くっきりとした富士山が山の上に浮かんでいました。


あじさいの里のアナベル



あじさいの里



あじさいの里



あじさいの里

「あじさいの里」は平日ということもあり、到着した8時30分過ぎは観光客も一緒のバスで来た数人程度です。

あじさいも見頃を迎えており、今回はあじさいと富士山の両方を楽しむことができました。


開成町の「あじさいの里」は、「開成あじさいの里」「岡野あじさいの里」の2つに分かれていますが、「開成あじさいの里」がメインです。

「開成あじさいの里」には「メイン会場」「サブ会場」の2つが準備されており、それぞれの会場で買い物や休憩ができるようになっています。


あじさいの里



あじさいの里



あじさいの里



あじさいの里の茶畑

アクセス

小田急線新松田駅・JR松田駅から徒歩25分。

小田急線新松田駅・JR松田駅から関本行きバスで「吉田神社入り口」下車。バス乗車時間は5分。

シャトルバス

「開成町あじさい祭」の期間中は、小田急線開成駅西口からシャトルバスが運行されています。

1時間に3本で、片道150円。



あじさいの里


駐車場
臨時駐車場が開設されています。500円
会場付近は駐車場が少なく、交通規制もされるので、公共機関利用がお勧めです。

入場料:無料

関連するホームページ

 開成町あじさい祭り



 開成町のあじさいその2へ

       風来坊


あじさいの里の花菖蒲


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