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知恩院三門
知恩院ライトアップ 三門に登ることができます
知恩院ライトアップ
知恩院の紅葉
南禅寺を出て、金地院と南陽院の間を南方向に道なりに400mほど進むとインクラインです。 インクラインは、高低差のある蹴上げの舟だまりと南禅寺の舟だまりを結ぶ傾斜地に上下2本のレールを敷き、艇架台により舟を運ぶ施設で、当時の舟運による交通事情がよくうかがえる施設です。 インクラインは桜の時期がお勧めです。
インクラインのガードを潜った左手に地下鉄東西線の「蹴上駅」があります。 この付近には横断歩道がありませんので、「蹴上駅」を利用して反対側の歩道に出るのがお勧めです。 「蹴上駅」から緩やかな坂を下りながら、三条通を西方向に700mほど進み、「三条神宮道」交差点を左折して、500mほど進んだ左側が「知恩院」です。 逆に、「三条神宮前」交差点を右折して700mほど進むと「平安神宮」です。
円山公園の紅葉
「知恩院」は承安5年(1175年)、法然上人が草庵を結んだことを起源とする浄土宗の総本山です。 106棟の伽藍が立ち並ぶ7万3千坪の境内や、高さ24mの三門など、スケールの大きさに圧倒されます。 境内には約220本のイロハモミジなどが見られます。
知恩院から200mほど進むと「円山公園」です。 円山公園は、元々は八坂神社の一部で、明治維新後の廃仏毀釈によって分離されました。 明治19年(1886年)に開設された、京都市で最も古い公園です。
坂本龍馬と中岡慎太郎の像
7代目小川治兵衛によって作庭された池泉回遊式庭園は、約8万6千平方メートルと広大で、四季折々の風景を楽しむことができます。 公園内には、坂本龍馬・中岡慎太郎の像や、有名な枝垂れ桜があります。 北は知恩院、南は八坂神社、南は高台寺の境内に接しています。
高台寺方丈庭園
円山公園から南に200mほど進んだ左手が「高台寺」です。 高台寺は臨済宗建仁寺派の寺院で、正しくは高台寿聖禅寺です。 豊臣秀吉没後、その菩提を弔うため秀吉夫人の北政所(ねね 出家して高台院)が慶長11年(1606年)開創した寺です。
高台寺の紅葉
寛永元年(1624年)7月、建仁寺の三江和尚を開山として迎え、高台寺と号しました。 造営に際して、徳川家康は当時の政治的配慮から多大の財政的援助を行なったので寺観は壮麗をきわめたとのことです。 現在、旧持仏堂の開山堂、霊屋、傘亭、時雨亭、表門、観月台等が国の重要文化財に指定されています。
創建当時存在した仏殿は焼失後再建されてないため、方丈が中心的な堂宇となっています。 方丈の西に庫裏、北に書院がありますが、いずれも創建当時のものではありません。 境内東側には偃月池、臥龍池という2つの池をもつ庭園が広がっており、紅葉の時期は見事な景観を楽しむことができます。
開山堂
開山堂 高台寺第一世の住持、三江紹益禅師を祀る塔所です。 左右壇上には木下家定(ねねの兄)、雲照院(家定の妻)等の像も安置されています。 礼堂部中央の彩色天井には北政所の御所車の天井、前方の格子天井には秀吉が使った御船の天井が用いられています。
霊屋
霊屋 霊屋は秀吉と北政所をお祀りしている所であり、厨子内左右に秀吉と北政所の木像を安置しています。 北政所像の下がその墓所となっています。 須弥壇や厨子には、華麗な蒔絵が施され世に高台寺蒔絵と称され、桃山時代の漆工芸美術の粋を集めています。
臥龍廊
茶室
傘亭
関連のホームページ 高台寺
時雨亭