散策スポット・北海道東北

散策スポット目次

HOME

前ページ

次ページ

千鳥ヶ淵の桜 その1 (H24.4.7)

千鳥ヶ淵緑道


千鳥ヶ淵緑道ボート乗り場付近



千鳥ヶ淵緑道ボート乗り場付近



千鳥ヶ淵緑道からの展望

千鳥ヶ淵は、江戸城の堀の中で水面の幅が最も広く、堀の両側に植えられたソメイヨシノやヤマザクラは、東京では1、2のものとして人気があります。

堀の形状が「千鳥」が羽を広げた形に似ていることから、千鳥ヶ淵という名前がついたと言われています。



千鳥ヶ淵緑道からの展望



千鳥ヶ淵緑道からの展望


かつては半蔵濠とつながっていましたが、明治33年に北の丸と番町をつなぐ道路建設のため埋め立てられて、堀が二分されたそうです。

このため千鳥ヶ淵周辺は、厳密に考えると、千鳥ヶ淵の外側(皇居の反対側)の千鳥ヶ淵緑道、千鳥ヶ淵の内側(皇居側)の北の丸公園、半蔵濠に面している千鳥ヶ淵公園の3つに区分できるようです。


千鳥ヶ淵緑道からの展望



千鳥ヶ淵緑道からの展望



千鳥ヶ淵緑道からの展望



千鳥ヶ淵緑道からの展望

千鳥ヶ淵では千鳥ヶ淵緑道から見る桜の景観が一番素晴らしいですので、一般に千鳥ヶ淵といえば千鳥ヶ淵緑道のことです。

千鳥ヶ淵緑道には76本、対岸の北の丸公園には329本の桜が植えられていますが、このうち千鳥ヶ淵緑道から見ることができるのは260本のソメイヨシノです。



千鳥ヶ淵緑道からの展望


今年は桜の開花が遅く、開花宣言は4月になるのではと思っていましたが、3月31日の春の嵐で南からの強風により気温が20度近くまで上昇したため、開花宣言が出ました。

昨年よりは3日遅く、平年よりは5日遅い開花でした。


千鳥ヶ淵緑道からの展望



千鳥ヶ淵緑道からの展望



千鳥ヶ淵緑道からの展望



千鳥ヶ淵緑道からの展望

桜は開花して満開までは1週間程度ということですが、今年は開花宣言はありましたが、その後も寒い日が続き、なかなか開花が進みません。

この調子では今年の見頃は10日前後かと予想していましたが、4月3日に日本海を爆弾低気圧が通過し、関東でも30mを超える台風並の強風が吹き荒れて、首都圏の電車は運休が相次ぐ事態となりました。


この強風は南風であったため、4月3日、4日の気温が20度近くまで上昇したため、桜の開花も一気に進んだようです。

4月3日に六義園や枝垂れ桜は満開となり、4月5日には上野恩賜公園や目黒川のソメイヨシノが満開となり、千鳥ヶ淵も7分咲きまで開花が進みました。


千鳥ヶ淵緑道からの展望



千鳥ヶ淵緑道



千鳥ヶ淵緑道

4月6日に上野恩賜公園に行きましたが、午前中は曇天だったため撮影を諦めて、下見を兼ねて千鳥ヶ淵に立ち寄ったところ、蕾もありますが、概ね見頃を迎えていました。

4月7日(土)は午後から花見の予定があること、午前中が曇りの予報であることから、千鳥ヶ淵には4月8日(日)に行く計画でした。


ところが、4月7日(土)の午前中の天気が曇りから晴れに変わったため、少し早いと思いましたが、急遽出かけることにしました。

千鳥ヶ淵は都内随一の桜の名所ですから、千鳥ヶ淵の桜を見る場合は、朝早く千鳥ヶ淵を訪ねてその後他所に廻ることにしています。


千鳥ヶ淵緑道



千鳥ヶ淵緑道からの展望



千鳥ヶ淵緑道からの展望



千鳥ヶ淵緑道からの展望

しかも、この日は都内の桜が見頃を迎えた最初の土曜日ですから、大変な混雑が見込まれます。

しかしながら、千鳥ヶ淵緑道から眺める場合、対岸の北の丸公園の桜は午前9時を過ぎないと太陽光線が当たりません。



千鳥ヶ淵緑道からの展望


また、ボートの貸し出しは9時30分からですので、桜とボートを撮影しようとすれば9時30分以降が適当です。

このため、最初に国立劇場と千鳥ヶ淵公園を訪ねた後、千鳥ヶ淵緑道を訪ねることにしました。


千鳥ヶ淵緑道からの展望



ボート乗り場



ボート乗り場の長い行列

千鳥ヶ淵公園から千鳥ヶ淵緑道に9時前に到着しましたが、すでにボート乗り場にはすでに長蛇の列ができていました。

下から眺める千鳥ヶ淵の桜は素晴らしいため、大変な人気です。

先頭の方は何時から待っておられるかは不明ですが、ボート貸し出しの30分前でこの状態ですから、1時間以上待たないとボートには乗れない感じです。


千鳥ヶ淵の桜の景観を一番楽しむことができる千鳥ヶ淵緑道は、九段下の入口から千鳥が淵墓苑近くのボート乗り場付近までは、散策路の中央に桜が植わっているため、散策路が二つに分かれています。

しかも散策路の幅が2m程度と狭いため、桜の時期は左側通行の一方通行となります。


どこまでも続くボート待ちの行列



田安門付近からの千鳥ヶ淵の展望



田安門付近からの千鳥ヶ淵の展望

このため、千鳥ヶ淵に垂れ下がる桜を楽しむ場合は、九段下側の入口から入る必要があります。

九段下側の入口からはいると、すぐに絶景のポイントがあり、多くの方がここで記念撮影をします。

さらに、千鳥ヶ淵緑道には数々の記念撮影のポイントがあるため、人の流れがゆっくりとなります。



田安門付近からの千鳥ヶ淵の展望



田安門付近からの千鳥ヶ淵の展望


こうした状況から、入り口付近は大変な混雑となりますし、散策路も混雑が続きます。

このため、散策路が混みすぎて危険にならないように、九段下側の入口では入場規制が行われます。

したがって、人出の多くなる、土・日の昼頃には九段下駅から千鳥が淵緑道入り口までの歩道には、入場待ちの長い行列ができます。


靖国通りからの展望



靖国通りからの展望

こうした状況から、入り口付近は大変な混雑となりますし、散策路も混雑が続きます。

このため、散策路が混みすぎて危険にならないように、九段下側の入口では入場規制が行われます。

したがって、人出の多くなる、土・日の昼頃には九段下駅から千鳥が淵緑道入り口までの歩道には、入場待ちの長い行列ができます。



靖国通りから田安門方向を望む


ボート乗り場の近くに3年前に展望台ができましたが、さすがにここは込んでいましたが、それでも数分待てば最前列に出ることができる状況でした。

展望台の傍ではボートの貸し出しが始まっていましたが、ボートを待つ行列は200m以上に伸びていました。

雲一つない青空ですから、ボートからの展望は気分爽快だと思われます。


靖国通りから田安門方向を望む



靖国通りから田安門方向を望む



田安門から靖国通り方向を望む

午後から洗足池で花見があるため、10時50分頃に千鳥ヶ淵をあとにしました。

この時間でも千鳥ヶ淵緑道の入口の流れはスムーズでしたが、地下鉄の九段下駅のホームに降りようとしてびっくりです。

九段下駅から千鳥ヶ淵に向かう人の波で階段は埋まっています。


交通整理をしている係の方から、「地下鉄を利用する方は反対側の入口に行って下さい」との指示がありました。

九段下駅は東京メトロ半蔵門線、東西線、都営地下鉄新宿線の3路線が入っており、6方向からの花見客が次々とホームから出口目指して移動しているのでした。

この混雑ぶりでは、昼前後には千鳥ヶ淵緑道は入場制限になると思われます。


田安門



靖国通り歩道橋から千鳥ヶ淵緑道入口方向を望む



靖国通り歩道橋から田安門方向を望む


アクセス

東京メトロ東西線、半蔵門線、都営新宿線「九段下」駅から徒歩5分

東京メトロ東西線「竹橋」駅から徒歩10分



 千鳥が淵その2へ


       風来坊


目次  TOP 前ページ 次ページ HOME