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石神井川桜巡り その2 (H24.4.8)


板橋から上流の光景



板橋から下流の光景

帝京大学関連施設から500m程進んだところに「板橋」があります。

首都高速5号池袋線が走っている道路の、一つ下流の橋です。

橋のたもとに「日本橋2里25町33間」と書かれた標識が立っていました。


板橋という地名は、この「板橋」に由来するといわれています。

「板橋」の名称は、すでに鎌倉から室町時代にかけて書かれた古書の中に見えますが、江戸時代になると宿場の名前となり、明治22年に市制町村制が施行されると町名となりました。

そして昭和7年に東京市が拡大して板橋区が誕生した時も板橋の名称が採用されました。


板橋



新板橋から板橋を望む

板橋宿は、南の滝野川村境から北の前野村境まで20町9間(約2.2km)の長さがあり、「板橋」から京寄りを上宿と称し、江戸寄りを中宿、平尾宿と称し、三宿を総称して板橋宿と呼びました。

板橋宿の中心は本陣や問屋場、旅籠が軒を並べる中宿でしたが、江戸時代の地誌「江戸名所図絵」の挿絵から、この「板橋」周辺も大変賑やかだったことが伺えます。



愛染橋から上流の光景



西宿裏橋から下流の展望


江戸時代の「板橋」は、太鼓状の木製の橋で、長さは9間(16.2m)、幅3間(5.4m)ありました。

少なくとも寛政10年(1798年)と天保年間の2度の修復が行われたことが判明しています。


西宿裏橋から下流の展望



堰の上橋から下流の光景



堰の上橋から上流の光景



西堰橋から下流の光景

大正9年に新しい橋に掛け替えられましたが、自動車の普及に対応するため、昭和7年に早くもコンクリート製の橋に掛け替えられました。

現在の橋は、昭和47年に石神井川の改修工事の際に新しく掛け替えられたものです。

「板橋」には鯉のぼりが泳いでいました。



双栄橋から下流の光景


高速道路の走っている中山道に架けられているのが「新板橋」です。

「新板橋」から上流に進むと、徐々に高層ビルが少なくなります。

「中根橋」から上流は700m程に渡って石神井川が直線になっており、その両岸から桜の枝が川面に向かって伸びています。

両岸からの桜が交差する感じの部分も見られます。


双栄橋から上流の光景



中根橋から上流の光景



中根橋から下流の光景

石神井川の両岸の道は桜を見ながら散策することができますが、この散策路も中根橋から上流は真っ直ぐに延びており、歩きながら見事な景観を楽しむことができます。



石神井川の散策路



石神井川の散策路


中根橋から上流の上石神井川左岸に拡がっているのが中板橋商店街です。

中板橋商店街では「桜まつり」が毎年開催されており、今年も3月24日(土)〜4月8日(日)の間、開催されました。


石神井川の散策路



石神井川の散策路

桜まつり期間中は「桜まつりセール」が行われるほか、日曜日には「桜餅プレゼント」「なかいたフリーマーケット」「2012桜茶屋」などのイベントが開催されました。



根村橋から下流の光景



根村橋から上流の光景



新西原橋から上流の光景


久保田橋から南に向かって商店街を200m程進んだところが東武東上線中板橋駅です。

桜並木は久保田橋からさらに上流の向屋敷橋、中板橋まで続いていますが、今回は久保田橋で散策を終了し、石神井川沿いの「音無くぬぎ公園」まで戻ってネットの友人の花見に合流しました。


新西原橋から下流の光景



山中橋から下流の光景



久保田橋から下流の光景



久保田橋から上流の光景


アクセス

東武東上線中板橋駅北口から徒歩3分で桜並木に到着です。
散策のスタート地点はJR王子駅北口のすぐ傍です。


 石神井川桜散策その1へ


        風来坊


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