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夫人室
洋館2階は家族の生活の場で、夫妻の寝室、家族団らんの場でも夫人室、子供部屋などがあります。 個室の間には浴室が置かれ、主人の書斎には電話や呼び鈴が引かれていました。 電話は8回線あり、電話交換手が別棟で取り次いでいたとのことです。
寝室
また、館内は地下のボイラー室からの温風と蒸気により、全館暖房システムが採用されていました。 食事も地下の厨房から配膳用リフトで2階に運ばれたとのことです。
三女居室
書斎
長女居室
赤い絨毯の敷かれた美しい階段を2階に上がると、左右に部屋が並んでします。 階段を上った左手から、三女の部屋、寝室、夫人室、次女の部屋、書斎、長女の部屋、三男の部屋と並んでいました。 これらの部屋は中庭を取り囲むように並んでいます。
それぞれの部屋は、調度類の置かれていないただの広い空間ですが、建物内部は、多少手を加えられたところがあるものの、各部屋ごとに設けられている暖炉、天井につられたシャンデリアなどは、ほぼ洋館建築当時のままとのことです。 華麗な侯爵家の生活を、現在も偲ばせています。
次女居室
会議室
女中部屋
また、三女の部屋から奥の方に入っていくと、左右に和室が4つありました。 これらの部屋は女中室とのことです。さらに奥に進むと板張りの広い部屋がありましたが、ここは会議室とのことです。
旧前田侯爵家駒場本邸内庭
また、廊下からは内庭の様子を眺めることができます。
旧前田侯爵家駒場本邸和館
旧前田侯爵邸和館は、洋館に隣接している2階建ての書院造りの日本建築です。 ロンドン駐在武官であった前田俊為が、海外からの賓客を接待するために建てたもので、違い棚や欄間の透かし彫りなど日本建築の粋を集めています。 洋館とは渡り廊下でつながっています。
和館の1階部分は一般公開されており、無料休憩所となっています。 縁側から池を配した美しい日本庭園を望むことができ、洋館とは全く異なる落ち着いた雰囲気を味わうことができます。 また、水屋、寄付、待合所を備えた茶室や和室は有料の施設となっており、茶道、華道、俳句など趣味の集いに利用されているようです。
休館日 洋館:月曜日、火曜日(ただし祝日の場合は開館) 和館:月曜日(ただし月曜日は祝日の場合は翌日) 見学料 洋館、和館いずれも無料
釘隠
アクセス 京王井の頭線駒場東大前駅から徒歩10分 関連のホームページ 旧前田侯爵家駒場本邸 旧前田侯爵邸駒場本邸その1へ 風来坊