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浜離宮恩賜庭園のキバナコスモス (H24.8.15)


浜離宮恩賜庭園のキバナコスモス



浜離宮恩賜庭園のキバナコスモス



浜離宮恩賜庭園のキバナコスモス

浜離宮恩賜庭園のお花畑では、毎年キバナコスモスを楽しむことができます。

ネットの友人から8月11日のキバナコスモスの光景が画像掲示板に送られてきました。

すでに見頃を迎えつつある感じです。


浜離宮恩賜庭園のホームページをチェックすると8月3日にキバナコスモスが開花しましたとの情報が提供されていました。

さらに、アオノリュウゼツランが数年ぶりに開花しましたとの情報も提供されています。

昨年は8月23日に訪ねて少し見頃を過ぎていましたので、今年は8月15日に訪ねました。


浜離宮恩賜庭園のキバナコスモス



浜離宮恩賜庭園のキバナコスモス



浜離宮恩賜庭園のキバナコスモス



浜離宮恩賜庭園のキバナコスモス

浜離宮恩賜庭園では、お花畑に早蒔きのキバナコスモスが栽培されて、夏に鑑賞することができます。

昨年は約30万株のキバナコスモスが植えられていましたが、今年は栽培面積が半分以下となっており、残りのエリアにはコスモスが植えられていました。

コスモスはまだ成長段階で花は咲いていませんでした。



浜離宮恩賜庭園のキバナコスモス


キバナコスモスは見頃を迎えていましたが、その中を蝶や蜂が飛び回っています。

今年もアオスジアゲハが飛翔していましたが、アオスジアゲハは花に止まる時間が短く、かつ移動も早くてなかなか撮影できません。

コンパクトデジカメの風来坊には手に負えない感じでしたが、暑い中頑張ってどうにか撮影することができました。


浜離宮恩賜庭園のキバナコスモス



浜離宮恩賜庭園のキバナコスモス



浜離宮恩賜庭園のキバナコスモス

浜離宮恩賜庭園は、潮入の池と2つの鴨場をもつ江戸時代の代表的な大名庭園です。

潮入の池は、海水を導き潮の満ち干によって池の趣を変えるもので、海辺の庭園で通常用いられていた様式です。

旧芝離宮恩賜庭園、清澄庭園、旧安田庭園なども昔は潮入の池でした。

しかし現在、実際に海水が出入りしているのは、浜離宮恩賜庭園だけです。



アオスジアゲハ


浜離宮恩賜庭園は、この潮入の池や鴨場を中心にした南庭と、明治時代以降に造られた北庭とに大別されます。

この土地は、寛永年間(1624〜1644年)までは、将軍家の鷹狩場で、一面の芦原でした。

ここに初めて屋敷を建てたのは、4代将軍家綱の弟で甲府宰相の松平綱重です。


アオスジアゲハ



アオスジアゲハ

承応3年(1654年)、海を埋め立てて庭園を造成し、甲府浜屋敷または浜屋敷と呼ばれる別邸を建てました。

以来、歴代将軍によって幾度かの造園、改修工事が行なわれ、11代将軍家斉のときにほぼ現在の姿の庭園が完成しました。

明治維新ののちは宮内庁所管となり、皇室宴遊の地にあてられ、名前も浜離宮となりました。



浜離宮恩賜庭園のキバナコスモス


その後、関東大震災や戦災によって、御茶屋など数々の建造物や樹木が損傷し、往時の面影はなくなりましたが、昭和20年11月3日、東京都に下賜され、整備ののちに昭和21年4月から有料公開されるようになりました。

国の文化財保護法に基づき、昭和23年12月には国の名勝及び史跡に、同27年11月には周囲の水面を含め、国の特別名勝及び特別史跡に指定されています。


浜離宮恩賜庭園のキバナコスモス



アゲハチョウ

新橋地域の再開発により、浜離宮恩賜庭園の周りには、近代的な高層ビルが数多く建築されました。ここでは、庭園の美のみでなく、広大な庭園と高層ビルの織りなす景観も楽しむことができます。

広大な庭園だけあって、庭園内に入ると都会の喧騒とはかけ離れた雰囲気です。



アオノリュウゼツラン(青の竜舌蘭)



高く聳えるアオノリュウゼツラン


上の方はまだ蕾です


今年は数年ぶりに開花したというアオノリュウゼツラン(青の竜舌蘭)に出会うことができました。

お花畑の傍に空に向かってそびえ立っているのがアオノリュウゼツランです。

大きな木の枝に花が咲いている感じです。

しかしながら、このような大木がいつもあるのではありません。


アオノリュウゼツラン



アオノリュウゼツラン

アオノリュウゼツランはとても寿命が長く、何十年も枯れずに地表で葉を茂らせています。

そして、ある日突然、地表の株の真ん中からニョキニョキと幹が上方に向かって伸び、左右に伸びた枝に次々と花を咲かせて枯れてしまうのです。

1日に10センチほど伸びるとのことで、5月頃から伸び始めて8月には10m近くまで成長し、下方の枝からから逐次花を咲かせるのです。

アオノリュウゼツランはこのように数十年かけて開花するのです。


今年は2本開花していましたが、1本目の花はすでに見頃を過ぎて殆どの花穂が枯れていました、

2本目はまだ成長している段階で、下の方の花穂は見頃でしたが、上の方の花穂はまだ蕾でした。

アオノリュウゼツランは開花して2週間程度鑑賞できるとのことです。

何十年も葉を茂らせている、株の部分の写真を撮るのを忘れてしまいました、

数年ぶりの開花ということで、浜離宮恩賜庭園の大手門口には、アオノリュウゼツランの蕾と花が展示されていました。


アオノリュウゼツランの株 掲示板の向こう側



アオノリュウゼツランの蕾


アオノリュウゼツランの花



キバナコスモス



キバナコスモス

アクセス

大手門口
都営地下鉄大江戸線「築地市場」「汐留」、ゆりかもめ「汐留」駅から徒歩7分

JR・東京メトロ銀座線・都営地下鉄浅草線「新橋」駅から徒歩15分

中の御門口
都営地下鉄大江戸線「汐留」駅10番出口から徒歩5分

JR「浜松町」駅から徒歩15分



キバナコスモス



キバナコスモス



入園料

300円


関連するホームページ

 浜離宮恩賜庭園


       風来坊


キバナコスモス


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