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北千住散策 その2 (H24.10.8)


大橋公園 公園の向こうにかすかに見えるのが千住大橋



おくのほそ道行程図



おくのほそ道矢立初の碑

「橋戸稲荷神社」の前を左折して50m程進んだところが「大橋公園」です。

元禄2年(1689年)3月27日に、深川を舟で発った松尾芭蕉は、千住で上陸し、多数の門人に送られて、関東より奥州・北陸を経て大垣に至る長途の旅に出発しました。

行程600里余、日数およそ150日という大旅行でした。


この紀行が元禄7年(1694年)4月「おくのほそ道」として完成し、以後わが国を代表する古典文学作品となって内外に親しまれています。

「大橋公園」には、「おくのほそ道矢立初の碑」が建っており、松尾芭蕉が、奥の細道への出発に当たり、最初に詠んだ句が刻まれています。

 行く春や 鳥なき魚の 目は泪


この階段を登って隅田川堤防テラス



堤防テラスの壁面の記事

また、大橋公園には「おくのほそ道行程図」が掲げられています。

この行程図は、平成元年(1989年)に、芭蕉が旅立ってから300年を記念して建てられたものです。

公園の奥に階段を登ると隅田川の堤防テラスに出ることができます。

千住大橋の北側の河畔にちょっとした広場があって、壁面に関連の記事や絵が描かれています。


また、千住大橋の橋下をくぐる橋が架けられています。

全長31m、幅2.6mの歩行者専用の「千住小橋」で、平成16年(2004年)に造られました。

以前は千住大橋により堤防テラスが東西で分断されていましたが、この「千住小橋」により通過が可能になりました。


千住大橋と千住小橋



千住小橋から下流方向の展望



堤防テラスの千住大橋之図

「千住小橋」を通り千住大橋の東側(下流側)に出て、階段を登って堤防テラスから外に出て、千住大橋(日光街道)に沿って200m程進んだ右手が「足立市場」です。

足立市場は都内で唯一の水産物専門の中央卸売市場です。

国道4号線(日光街道)に面しており、交通アクセスの良い場所にあります。

敷地面積は、約4万2千平方メートルと中央市場としてはやや小規模です。



足立市場


足立市場は、川魚・青物・米穀を中心に天正年間(1573年〜1592年)に始まったと云われています。

その後、奥州・常陸に通じる街道の要衝として発達し、神田、駒込と並ぶ江戸3大青物市場の一つに数えられ幕府の御用市場になりました。


取扱量の増大に伴い施設が狭隘になったため、青物部門を足立区入谷(北足立市場)に分離・移転させ、足立市場は水産物の市場として改めて発足し、現在に至っています。



千住宿奥の細道プチテラス



千住宿奥の細道プチテラス



千住宿奥の細道プチテラス

足立市場の傍に「千住宿奥の細道プチテラス」があります。

千住から奥の細道へ旅だった松尾芭蕉の像、日光道中千住宿の道標などがあります。

松尾芭蕉の生誕360年を記念して平成16年(2004年)に作られた真新しいものです。

芭蕉の足下にある敷石はやっちゃ場のせり場に敷かれていた御影石です。



やっちゃば緑道入口


「千住宿奥の細道プチテラス」の50m程先の信号のない交差点を右折し、足立市場に沿って200mほど進んだ信号の左手が「やっちゃば緑道」の入口です。

「やっちゃば」とは競り市場ことです。

足立市場が江戸の三大市場であった時代に、旧日光街道に面した千住河原町界隈は、「やっちゃやっちゃ」のセリの掛け声で賑わいました。


やっちゃば緑道



線路沿いに続くレンガ敷きのやっちゃば緑道



線路沿いに続くレンガ敷きのやっちゃば緑道



やっちゃば緑道はここで終わりです

この競り市場の掛け声が「やっちゃば緑道」の名前の由来です。

「やっちゃば緑道」は北千住駅から足立市場への貨物線の跡です。

「やっちゃば緑道」に入ると、裏道のような感じの緑道で、舗装もされていません。

しばらく進むと線路沿いのレンガの敷かれている遊歩道となり、雰囲気が大きく変わります。


「やっちゃば緑道」は500m程続いています。

車止めのある丁字路で終わりです。

丁字路を右折してJR常磐線のガードをくぐると幌色路が真っ直ぐ伸びています。


右折すると細い路地が真っ直ぐ伸びています



目印となる初台製作所

200m程進んだ「愛里病院」の看板のある交差点を左折すると左手に「初台製作所」があります。そのまま100m程進むと丁字路の感じの四つ辻です。

真っ直ぐ進むと愛里病院です。


交差点を右折して「頭上注意 高さ1.6m」の表示のあるガードをくぐります。



この先の丁字路風の四つ辻を右折


右折すると高さ1.6mのガードレール


ガードの先の三叉路を左折して道なりに200m程進むと右側が2つに分かれている変則五叉路があります。

右側の手前の道路に入ると、センターラインのない一方通行の道路が続いています。


一方通行の路地



東武スカイツリーラインの踏切

道なりに500m程進むと「東武スカイツリーライン」の踏切で、その先に「京成本戦」のガードが見えています。

踏切を渡って左折して50mほど進むと、左側が東武スカイツリーラインの「牛田駅」、右側が京成本戦の「京成関屋駅」です。



牛田駅


京成関屋駅



駅前には古い街並みが続きます


駅前の商店のある道を100mほど進むと、右手に京成本線のガードがあります。

広い道路はガードをくぐっていますが、ここでは左手の細い道を進みます。


このガードをくぐらないで左に道を進みます



十一面観世音


100mほど進んだ丁字路を左折し、20m程進んで右折すると、右手に「十一面観世音」があります。


京成本線のガード


道路の高架


「十一面観世音」を右手に見て進むと、100m程先に「京成本線」のガードが、さらに100m程先に道路の高架があります。

道路の高架をくぐって右折すると、道路の側道となり100mほど進むと広い道路に合流します。


ここを左折です



この店を右に見て進みます

合流する少し手前の三叉路を左折し、「TAKANO」を右に見て細い路地を200m程進むと左手に公園があります。

公園の中間にある道路を100m程進むと右手に「東京未来大」があります。



ここを左折して公園の中を進みます



東京未来大学


「東京未来大学」の手前を右折し、大学の敷地に沿って進み、突き当たりの丁字路を左折して100m程進むと左手が東武スカイツリーラインの「堀切駅西口」です。


堀切駅



荒川土手に出る歩道橋

駅の傍に歩道橋があり、歩道橋を渡ると荒川の土手に出ることができます。

歩道橋の上からの景観は素晴らしいものがあります。



歩道橋からの展望



東武線の特急電車と歩道橋



荒川土手からの展望


荒川の土手に出てスロープを下がり、鉄橋をくぐって進むと右手にサッカーグランドがあります。

このサーカーグランドのある柳原から上流の日ノ出町にかけての荒川土手は、人気ドラマ「3年B組金八先生」のロケ地であり、オープニングシーンに出てくる場所です。


荒川河川敷から



荒川河川敷から



この付近から上流が「3年B組金八先生」のロケ地



土手を下りて左にカーブしている道を進みます

サッカーグランドから少し上流に進むと土手に上がる階段があります。

この階段を登った土手の上は、東京スカイツリーのビュースポットですが、逆光のため撮影できませんでした。

土手の反対側の階段を下りると50m程下流側に信号があります。


信号のある三叉路から桜並木に沿って、土手と直角方向に300m程進むと信号があります。

この信号の左右に走っているのが「柳原千草通り」です。


桜並木が続きます



千草通り



千草通り



ここを左折して北千住駅に向かいます

信号を右折して「柳原千草通り」の狭い路地に入ります。

車のやっと通れるような狭い路地を200mほど進むと「北千住駅←500m」の案内標識があります。

案内標識の指示に沿って左折すると、「柳原商栄会」の路地となります。

この路地も昔ながらの車のやっと通れるぐらいの路地です。



柳原商栄会



この道路を横断し次を右折します


100m程進むと左手に「セブンイレブン」があります。

「セブンイレブン」から30m程進んだ交差点を右折し、2つ目の路地を左折すると、「学園通り」となります。

この通りは近代的な道幅の広い商店街です。


ここを右折し2つ目の筋を左折します



学園通り(旭町商店街)



学園通り(旭町商店街)



学園通り(旭町商店街)

「学園通り」の商店街を300m程進むと左手が開けてきて、その先に「東京電機大学」があります。

左折して進んだ道路の左側の「東京電機大学2号館入口」が、今回の「駅からハイキング」のゴールです。

ここから北千住駅までは100m程度です。



北千住駅東口駅前



東京電機大学2号館




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      風来坊


北千住駅東口


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