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アナベルの雪山
東京サマーランドの「あじさい園」は、ファミリーパーク・スポーツエリアにあります。 「あじさい園」の入口は、東京サマーランドの正面入口とは異なっており、1.5kmほど離れた場所にあります。 正面入口からあじさい園入口までは、無料シャトルバスが運行されています。
「あじさい園」は通常は閉鎖されており、あじさいの開花時期にあわせて「あじさい観賞」のイベントとして開園されます。 今年が37回目の「あじさい観賞」で、開園期間は6月9日(土)〜7月8日(日)で、開園時間は午前10時から午後5時までです。
「あじさい園」には、約60品種、約15,000株のアジサイが約3万平方メートルの敷地内に植えられており、品種、株数とも国内有数です。 なかでも6月下旬から7月上旬には国内でも貴重種である純白のアナベル(北米原種)が山の斜面を埋め尽くします。 まるで雪山を思わせるところから「アナベルの雪山」として、テレビや新聞などで毎年紹介されています。
今年も「アナベルの雪山」を見に行きたいと思って、あじさい園のホームページの開花情報をチェックしていましたが、今年は開花情報が一向に提供されません。 今年はホームページに「あじさいアルバム」が設置され、あじさい園を訪れた方の写真が掲載されていますが、これではなかなか開花情報を把握できません。
展望台への散策路
展望台への散策路から
展望台のベンチで休憩中
6月29日にテレビでアナベルの雪山の放映があるとの情報を入手しましたので、そろそろ見頃を迎えているだろうと思い、6月30日に出かけることにしました。 開園の15分前に到着したところ、すでに50mほどの行列が! 昨日テレビで放映されたためかもしれません。 マスコミの威力はやはり凄いものがあります。
展望台からの光景
東京サマーランドファミリーパークは、緑豊かな秋川丘陵、清流秋川のほとりの緩やかな丘陵地に広がっています。 「あじさい園」のアジサイも、そのほとんどは緩やかな丘陵地に配置されています。 散策路の順路の案内にしたがって、アジサイを見ながら逐次斜面を登っていくことになります。
アナベルの植えられているのは、「あじさい園」の一番奥の斜面です。 「あじさい園」の一番高い部分で、展望台はそこからさらに急な坂を10m程度登る必要があります。 坂道を登ってきた上に、最後に急坂があることから、運動不足の人には結構きついようで、パスされる人も見かけられます。
アナベルの原種は北米です。最初はグリーンで、咲き始めると薄いグリーンとなり、開花につれて真っ白に変化します。 その色合いは上品で清楚です。 アナベルは土壌の酸性、アルカリ性にかかわらず真っ白です。見頃を過ぎるとグリーンに変化します。
下方から展望台を望む
「アジサイ園」のアナベルが植えられている斜面は、見頃になると真っ白になり、まるで雪が積もったように見えることから「アナベルの雪山」と名付けられています。 現在は、斜面一帯に約3000株のアナベルが植えられ、見事な景観を呈していますが、以前はこの半分程度で、現在の規模になったのは10年ほど前からだそうです。
ウッドチップロードのアナベル
10年ほど前までは、斜面の左半分は桜が植えられていたそうです。 折角アナベルの景観を提供するのであれば、斜面全体をアナベルで埋め尽くすのが良いとの考え方で、斜面全体にアナベルが植えられ、現在の見事な雪山となったそうです。 よく見ると、現在でもあじさい園には多くの桜の木が植えられています。
ピンクのアナベル
「あじさい園」には約60種類のアジサイが植えられおり、6月中旬から7月上旬にかけて、咲き変わることから長期間にわたりアジサイを楽しむことができます。 しかし、アナベルは見頃の時期が一番遅いため、アナベルをターゲットに「あじさい園」を訪ねると、他のあじさいは見頃を過ぎていることが多いです。
アナベル
あじさい坂のあじさい
今年は、入り口の開花情報では「アナベル9分咲き、あじさい見頃、ヤマアジサイ見頃過ぎ」となっていました。 今年はあじさいが開花した後、涼しい日が多くて、見頃の時期が長続きしているようで、東京サマーランドのあじさいもまだ見頃を保っていました。
アナベルは9分咲きということでしたが、下方から眺めると満開という感じでした。 しかし山頂の展望台に登ると薄緑色のアナベルが混在しており、9分咲きの評価はこれが原因かと思われました。 今年は、ピンクのアナベルに出会うことができました。
アクセス 京王線八王子駅中央口、路線バス3番乗り場、JR中央線八王子駅北口、路線バス6番乗り場より30分 路線バス料金 大人490円 子供250円 JR五日市線秋川駅北口、路線バス2番乗り場 路線バス料金 大人190円 子供100円 JR秋川駅からタクシーで約10分 1000円程度
フジノタキ
路線バスの運行はサマーランド正面入口までです。 正面入口からアジサイ園入口までは、無料シャトルバスが頻繁に運行されており、約5分で移動できます。 また、「あじさい観賞」期間中は、秋川駅北口からあじさい園入口までの「無料送迎バス」が運行されています。ただし、平日のみです。
ナデシコ
くれない
東京サマーランドのホームページにバスの時刻表は掲載されています。 サマーランドへのバス便は、平日は便数が少ないので要注意です。 JR五日市線武蔵引田駅から徒歩25分。
入園料 中学生以上500円 子供300円 サマーランドの施設を利用される方はあじさい園とは別料金になっています
ハイエスターバースト
三河千鳥
コサージュ
ウェディングブーケ
駐車場 大きな駐車場がありますが、土・日は大変混雑します。 駐車料金は1200円ですが、あじさい園のみ利用時は半額の600円です。 関連するホームページ 東京サマーランド(バス時刻表あり) 風来坊