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新倉山浅間公園からの展望
ゴールデンウィーク2日目の4月29日に、河口湖周辺の桜を見に行ってきました。 大月JCTから中央道に入り、都留ICを過ぎると高速道路の左右に桜がありますが、随分葉桜になっています。 インターネットでは見頃との情報でしたが、少し遅かったのかなという感じです。 最初に訪ねたのが、富士吉田市下吉田の新倉山浅間公園です。
新倉山浅間公園は新倉山の中腹にある公園で、正面に富士山と富士吉田市内を一望できる展望豊かな公園で、富士吉田市でも有数の富士山ビュースポットで、関東富士見百景の一つに選ばれています。
新倉山浅間公園
忠霊塔
新倉山浅間公園は、春には300本の桜が花を咲かせます。 富士山の展望とともに桜も人々の目を楽しませてくれますが、富士山と桜の撮影スポットとしても大変な人気があります。
新倉山浅間公園は中腹に5台程度駐車できる駐車場がありますが、桜の時期は大混雑になるため使用禁止です。 このため麓にある、120台収容できる駐車場を利用することになります。 この駐車場の利用時間は午前9時から午後5時となっていますが、この時期は早朝から開けてくれるようで、8時前に到着しましたが、係員の方が誘導してくれました。
駐車場にはすでに30台程度の車が駐車していました。 駐車場から浅間山の中腹にある撮影スポットまでは歩いて登ることになります。 中腹の駐車場まで車道に沿って登ることができますが、今回は階段を登ることにしました。 軽い気持ちで登り始めましたが、勾配の急な階段が延々と続きます。 397段の階段を登ったところが新倉山浅間公園です。早朝から鍛えられました。
富士吉田市の街路の桜は随分散っていましたが、新倉山浅間公園の桜はちょうど見頃でした。 富士山と桜と忠霊塔を一緒に撮影できるスポットには、三脚が並んでいました。 撮影スポットの場所は狭いため、三脚数台で撮影場所が埋まってしまいます。 このため、三脚の後方から撮影させてもらいました。 それにしても早朝から素晴らしい景観を楽しむことができました。
富士吉田市
新倉山浅間神社からの展望 左下は高速道路中央道
新倉山浅間神社
公園の入口に新倉浅間神社があります。 御祭神は、 木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと) 大山祇命(おおやまずみのみこと) 瓊瓊杵尊(ににぎのみこと) です。
新倉浅間神社の創建は慶雲3年(705年)で、甲斐国八代郡荒倉郷の氏神としてお祀りしたものです。 大同2年(807年)には富士山の大噴火があり、平城天皇の命により浅間神社に勅使が参向し、国土安泰富士山鎮火祭が執り行われました。 この時、平城天皇より三国第一山の称号と天皇の御親筆である勅額・破魔宝面・金幣が奉納されました。
新倉山浅間神社からの展望
戦国時代には武田信玄の父・信虎が北条氏との戦にあたり、境内地である新倉山に陣をとり、当社で戦勝を祈願し勝利したことにより、刀を奉納しています。 現在では災除け、家庭円満、安産、子育ての神として多くの人の信仰を集めています。 新倉浅間公園は、富士急行吉田駅から徒歩20分です。 新倉浅間神社までは徒歩10分です。
産屋ヶ崎からの富士山
新倉浅間神社から河口湖に向かいました。 河口湖の最初の撮影スポットは、「産屋ヶ崎」です。 河口湖の南岸と北岸を結ぶ河口湖大橋を北側に渡りきり、最初の信号を右に曲がったトンネルの傍が「産屋ヶ崎」です。
木花開耶姫命(このはなさくやひめ)がここで出産をしたという伝説から、産屋ヶ崎と呼ばれるようになりました。 産屋ヶ崎は富士山に向かって突き出した小さな岬で、傍にかかる河口大橋とのコントラストは河口湖を代表するビューポイントで、朝夕、季節を限らず撮影スポットとして人気の場所です。
河口湖北岸の温泉街からの展望
また、桜の名所でもあり、湖と桜、富士山を同時に撮影できるスポットとして人気があります。 この付近の桜は見頃を過ぎていて、葉桜が目立ちました。 産屋ヶ崎の傍の道路脇には20台程度駐車できる無料駐車場があります。 産屋ヶ崎の東側にあるホテル街の桜も素晴らしいですが、駐車場がありません。 道路脇の駐車場は宿泊客用です。
河口湖北岸のホテル街からの展望
円形ホール周辺からの展望
産屋ヶ崎からトンネルを抜けて、河口湖北岸に向かいました。 河口湖では湖畔の遊歩道(ウォーキングトレイル)の整備が進められており、現在河口湖畔の約80%が完成しています。 河口湖北岸の河口地区にある、ウォーキングトレイルは河口湖美術館から長崎公園まで全長約1.2kmが完成しています。
河口湖北岸遊歩道
このウォーキングトレイル周辺には、河口湖猿まわし劇場をはじめ、河口湖オルゴールの森、河口湖クラフトパーク、木の花美術館など観光名所も多く、河口湖の一大観光スポットとなっています。 また、ソメイヨシノが遊歩道沿いに植えられており、桜の時期は多くの人が訪れます。 また、逆さ富士の名所としても知られているポイントです。
今回は河口湖北岸のウォーキングトレイルの中間点付近の円形ホール周辺を訪ねました。 円形ホール周辺は河口湖北岸の桜のスポットとして知られている場所で、逆さ富士の撮影ポイントとしても人気の場所です。
円形ホール付近の桜
円形ホール付近のウォーキングトレイルには芝桜が植えられており、ちょうど見頃を迎えていました。 桜と芝桜のコラボレーションを楽しむことができました。
円形ホール東側のグラウンドからの展望
円形ホールの傍に小川が流れていますが、小川の東側のエリアの桜並木も素晴らしいものがあり、この場所からも桜と富士山のコラボレーションを楽しむことができます。 ここには広いグランドがありますが、グランドからの景観も素晴らしいものがあります。
河口湖北岸遊歩道からの展望
アクセス 河口湖北岸ウォーキングトレイルへのアクセス 富士急行線河口湖駅より河口湖周遊レトロバスにて「河口湖美術館」「河口湖オルゴールの森」「河口湖猿まわし劇場」のそれぞれのバス停より歩いて約2分で遊歩道に到着です。 駐車場 河口湖美術館無料駐車場を利用できます。
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