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横浜中華街の春節 その3(獅子舞) (H24.2.5)

獅子舞 その1



獅子舞

獅子は中国本土には棲息しておらず、古代文献や見聞によって描かれた想像動物です。

獅子は門の前で家を魔物から守っているものと信じられ、現在でも廟や宮殿その他建造物の前には必ず左右一頭ずつ石造獅子を置いて、「駆邪と降福」を祈っています。

そして民俗的に強力な想像上の霊物である獅子が人々の生活をおびやかす悪霊を圧服するという獅子舞を育成したと伝えられています。




中国獅子舞は「駆邪と降福」の象徴として、古代中国社会のとくに封建的農村の生活風俗に大きく影響を与えた神事であり芸能です。

獅子舞は、清朝・乾隆皇帝が、夢に見た聖獣をそっくりに作らせ、二人の舞い手を中に入れ踊らせたのが始まりと言われています。


中国各地には幾種類もの獅子舞があるようですが、大別すると北方獅子舞と南方獅子舞の2種類に区分できるそうです。




北方獅子舞は長江より北の地方で踊り伝えられました。

北方獅子舞は猛獣としての獅子の生態を巧みに芸能に取り入れたものであり、実に勇壮活発に踊り、そのアクロバットの見事さと強烈な動きを身上としている。





北方獅子舞は繊細な動きもさることながら、玉乗りの曲芸をするところが特徴です。

獅頭と獅尾の呼吸の合った二人が玉に乗ってはころがし、シーソー板の上を行き来します。


また大侠は体操選手のごとく、バック転や宙返りを見せ、獅子との間合いをとり、北方獅子の華麗さと大侠の派手さがころよく調和されます。

これこそが北方獅子舞が一級の芸術品といわれる所以だそうです。



南方獅子舞は華南地方、特に広東省と広西省で盛んになりました。

広東省仏山地方と鶴山地方が発祥地であるといわれています。

武術拳法家が獅子を退治したときの模様を舞踏にしたもので、中国武術の「功夫」が基礎となっています。

したがって、南方獅子舞は武術館によって伝授されているのが特徴とのことです。


獅子舞 その2



獅子舞も龍舞と同じ山下町公園の広場で、2つのグループによって演じられました。

神戸市立兵庫商業高等学校龍獅團の女子生徒と横浜中華学院校友会国術団の男性です。

いずれも南方獅子舞です。

神戸市立兵庫高等学校の獅子舞は、女子高校生とは思えない見事なものでした。




今年も会場での演技のみでなく、観客席に入り込んでのサービスがありました。

設けられた柵に沿ってのサービスのみでなく、観客席の奥深くまで入っての大サービスでした。

子供さんが大喜びでした。




アクセス

みなとみらい線元町・中華街駅2番出口から徒歩1分

JR京浜東北・根岸線石川町駅中華街口徒歩5分から

JR京浜東北・根岸線関内駅南口から徒歩7分

横浜市営地下鉄関内駅1番出口から徒歩7分


ネットの友人「サチさん」が、龍舞と獅子舞の素晴らしいスライドショーを作成して下さいました。

次をクリックするとご覧いただけます。

 龍舞&獅子舞のスライドショウ





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      風来坊


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