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観音橋から下流の展望
大岡川プロムナードの桜
大岡川は、横浜市磯子区の円海山近辺を源流とし、港南区→南区→中区を流れ、みなとみらい21地区で東京湾に注ぐ、全長15kmの横浜市内で2番目の河川です。 昭和40年頃までは大岡川の水を利用して多くの捺染工場が立ち並び、横浜名産のスカーフ等を川で染めている光景もよく見られたそうです。
高度成長期になると、工場排水の垂れ流しや生活排水によって川からは魚が姿を消し、どぶ川になってしまいました。
その後、下水道の整備や市民の川の環境保全活動により、川はよみがえりつつあり、現在は、水質も綺麗になり魚、鳥など多くの生き物を見ることが出来るようになっています。
弘岡橋から上流の展望
大岡川には中区、南区をあわせると、約800本の桜が植えられています。 大岡川の桜は、中区と南区とに大きく区分され、桜まつりも別個に開催されています。 中区開催が「大岡川桜まつり」、南区開催が「南区桜まつり」です。 エリア的には蒔田公園よりも上流と下流に区分できるようです。
今年は大岡川を訪ねるタイミングを逃してしまい、4月13日にやっと訪ねることができました。 この日は三ツ池公園に行った後に、大岡川を訪ねましたので、蒔田公園よりも上流の「南区桜まつり」のエリアのみを散策しました。
大井橋から上流の展望
南区の桜まつりが開催される、弘明寺駅近くの観音橋から、蒔田公園近くの観音橋までの約1.7kmの区間は、川の両側に散歩道が整備されており、大岡プロムナードと呼ばれています。 この大岡プロムナードのエリアは川の両側に桜並木が続いています。
花吹雪
鶴巻橋から上流の展望
鶴巻橋から下流の展望
大岡川は川幅が30m程度あり、目黒川のように両側からの桜によって桜のトンネルができるという状況ではありません。 しかしながら、両岸から見事な桜の枝が川面に向かって伸びて、素晴らしい景観を呈しております。
この大岡川プロムナードには300本の桜が植えられており、市外、県外からも多くの花見客が訪れる桜の名所です。 桜の時期は、約15万人の人が集まるとのことです。
大岡川プロムナードは、南区の桜まつり会場となり、桜のライトアップやぼんぼり点灯が行われます。 今年の「第22回南区桜まつり」は3月31日に開催されましたが、桜は未開花ではなかったかと思います。
桜のライトアップやぼんぼりの点灯は桜の開花中は行われるとのことで、4月13日に訪ねたときもそのまま残されていましたし、屋台などのお店も開業していました。 今年は三ツ池公園の桜を見た後に訪ねましたので、観音橋から下流に向かって散策しました。
蒔田橋から上流の展望
蒔田橋から下流の展望
今年は訪ねるのが少し遅れたようで、すでに花吹雪がない、川面にはハナイカダが見られました。 しかしながら、下流に進むにしたがって、ハナイカダの量も少なくなり、概ね見頃の桜を楽しむことができました。
大岡川では毎年継続的に橋の改修工事が行われていますが、今年も昨年に引き続いて井土ヶ谷橋の上流側で行われていました。 このため、井土ヶ谷橋から上流に向けての写真は撮影しておりません。
井戸ヶ橋から下流の展望
大岡川は朝早く訪ねると、川の右岸の桜には陽の当たっていない部分があります。 今年は三ツ池公園の桜を見た後に大岡川を訪ねたため、到着したのが11時過ぎでしたから桜並木全体に陽が当たっていました。 逆光の影響も比較的少なくラッキーでした。
清水橋から上流の展望
アクセス 大岡川プロムナード 横浜市営地下鉄蒔田駅、弘明寺駅から徒歩3分 京浜急行弘明寺、井土ヶ谷駅から徒歩5〜8分 風来坊