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2012 花と器のハーモニー その2 (H24.6.4)

山手234番館


山手234番館の装飾



山手234番館の装飾

山手234番館

山手234番館のテーマは「好みもの」です。



山手234番館の装飾


山手234番館の装飾


作品のコンセプトは

茶の湯の世界では「好み」あるいは「好む」という独特の言葉が使われます。

茶の湯における表現でもある「好みもの」は茶匠の美意識や知識、感性が凝縮された存在であると共に日本人が長く守り伝えてきた年中行事をも私たちに伝えてくれます。

今回の展示ではそんな日本人の感性の根っこのようなものを表現できればと思っています。日常の中にうずもれているあなたの「好みもの」を探す旅にでかけてみませんか。


山手234番館の装飾



山手234番館の装飾



山手234番館の装飾

藤田豪と谷口宏江の作品です。

藤田豪は商業施設、ホテル旅館、住宅などの様々なデザインを手掛ける。日本的な素材や技術を空間の中で新しくスタイリングし、日本人の感性に訴えかける「美」を追求し続けている。

谷田宏江は照明メーカー、マックスレイ株式会社にて照明プランニングを経て商品企画のアシスト、プロモーションイベントの企画等に携わる。AXISjikuサイトで連載コラムも執筆中。



山手234番館の装飾


山手234番館は、昭和2年頃に外国人向けの共同住宅(アパートメントハウス)として、民間業者によって建設されました。

関東大震災により横浜を離れた外国人に戻ってもらうための復興事業の一つとして建てられ、設計者は、隣接する山手89−6番館(現在のえの木てい)も設計した朝香吉蔵です。


山手234番館の装飾



山手234番館の装飾


山手234番館の装飾



山手234番館の装飾

建設当初の施設は、4つの同一形式の住宅が中央の玄関ポーチを挟んで、左右対称に向かい合い、上下に重なる構成になっていました。

また、各住戸の3LDKの間取りは、合理的かつコンパクトにまとめられ、往時の「モダン」な生活様式が伺えます。


また、洋風住宅の標準的な要素である上げ下げ窓やよろい戸、煙突などが、簡素な仕様で採用されており、震災後の洋風住宅意匠の典型といえます。



山手234番館


平成元年に横浜市が歴史的景観の保全を目的に取得しました。平成9年から保全改修工事を行い、平成11年から一般公開しています。

1階は山手の総合案内所になっており、山手の移り変わりの資料などが展示されております。

2階は展示や会議に使用されています。

横浜市認定歴史的建造物に指定されております。


山手234番館


エリスマン邸


エリスマン邸の装飾



エリスマン邸の装飾

エリスマン邸

エリスマン邸のテーマは「風薫る時空間への誘い」です。

作品のコンセプトは

風待月とも呼ばれる6月。建物の中にいても風を感じ、たおやかに揺れる花、レースのカーテン、窓から広がる緑の風景。



エリスマン邸の装飾


時代が移っても変わらぬ優しい時間が、エリスマン邸にはある。自然がもたらす一瞬の煌めきと移ろい。

だからこそ刹那な時間も愛おしみ、目に見えないものを気で感じ尊ぶ日本人の美意識を和・洋・中のスタイルを融合して表現。しばし時を忘れて、かの時代にタイムスリップしたかのような時空間へ誘う。


エリスマン邸の装飾



エリスマン邸の装飾



エリスマン邸の装飾

浜裕子の作品です。

フラワー&空間コーディネーター

英語、日本語講師を経て、フラワー・インテリア・テーブルコーディネートをはじめ食空間プロデュース、パーティー、イベント、広告等の企画、演出を手掛けている。

最近は、日本の生活文化を研究し、和と洋の融合、精神性の高いデザインをテーマにライフスタイル提案に取り組み、講演、執筆活動に力を注いでいる。花のある暮らしをコンセプトに「花生活空間」主宰。



エリスマン邸の装飾


エリスマン邸は、大正15年(1926年)にスイス人貿易商エリスマン氏の私邸として山手町127番地に建てられました。

木造2階建ての白く美しい洋館は、「近代建築の父、」といわれるチェコ出身のアントニン・レーモンドの設計です。


エリスマン邸の装飾



エリスマン邸の装飾


エリスマン邸の装飾



エリスマン邸



エリスマン邸

昭和57年にマンション建築のため解体されましたが、平成2年に現在の地に再現されました。

1階各室には、レーモンドの設計した家具が復元展示され、2階には写真や図面で山手の洋館に関する資料を展示しています。

横浜市認定歴史的建造物に指定されております。

木立に囲まれた眺めのよい喫茶室があります。


ベーリック・ホール


ベーリック・ホールの装飾


ベーリック・ホールのテーマは「Nostalgia〜想〜」です。

作品のコンセプトは

長い歳月、訪れる人達をゆったりと迎えいれてきた洋館ベーリック・ホール。


ベーリック・ホールの装飾



ベーリック・ホールの装飾



ベーリック・ホールの装飾


時代を経て受け継がれた佇まいは、守り続けてきた人たちの深き思いが重なり合う空間。

歴史の果てにある今という時から何かを想う時間。

それは緩やかに流れる時の中で、かすかな記憶(音、色、香)の破片に触れた瞬間でもある。

花が誘う記憶の世界を表現しました。



ベーリック・ホールの装飾


花工房胡桃の前田 玲子/清水 はるみの作品です。

97年にベルギー渡欧し、世界的フラワーアーティスト・ダニエル・オストに師事。

ベルギー皇室主催のロイヤルウエディング会場装飾をアシスト。

帰国後花工房胡桃を設立 インテリア・花の雑誌などに掲載。

空間装飾、新商品の提案、東京を拠点にウエディング装花 レストランオブジェ。田園調布のアトリエにて定期フラワーレッスン開講中。


ベーリック・ホールの装飾



ベーリック・ホールの装飾

ベーリック・ホール(旧ベーリック邸)は、旧山手居留地の中心部、エリスマン邸のすぐ隣りに建つ、明るいベージュ色の外壁をした大きな西洋館です。

横浜山手に現存する山手外国人住宅の中で、もっとも規模が大きく、建築的にも内容が充実した横浜山手を代表する歴史的建造物です。


昭和5年(1930年)、イギリス人貿易商B.R.ベーリック氏の邸宅として、アメリカ人建築家J.H.モーガンの設計により建造されました。

600坪の敷地に建つベーリック・ホールは、木造2階建て、地下部分は鉄筋コンクリート造りで、スパニッシュ・スタイルを基調にしてデザインされています。


ベーリック・ホールの装飾



ベーリック・ホールの装飾


ベーリック・ホールの装飾



ベーリック・ホールの装飾



ベーリック・ホールの装飾

東西に長い敷地にあわせて建物も東西に長い形をしており、前面の南側には庭が広がっております。

平成13年(2001年)、建物が所在する用地を元町公園の拡張区域として買収するとともに、建物については宗教法人カトリック・マリア会から寄付を受け、復元・改修等の工事を経て、平成14年(2002年)7月から建物と庭園を公開しています。



ベーリック・ホールの装飾


アクセス

山手111番館、イギリス館:みなとみらい線元町駅から徒歩約10分

外交官の家、ブラフ18番館:JR根岸線石川町駅から徒歩約5分

入館料
花と器のハーモニーは全館無料です。

関連するホームページ

 横浜市緑の協会


ベーリック・ホールの装飾



ベーリック・ホール



ベーリック・ホール

ネットの友人サチさんが素晴らしいスライドショーを作成して下さいました。

2012花と器のハーモニーのスライドショー



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        風来坊


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