散策スポット目次
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胡蝶の舞
七段花
伊予冠雪
ヤマアジサイは福島県以西の本州・四国・九州に分布する落葉低木です。 サワアジサイの別名があるように、ブナ林などの夏緑広葉樹林の谷筋などに生育しているそうです。
ヤマアジサイは、北海道、新潟など豪雪地で自生する同系統のエゾアジサイも含めて、花の形は装飾花のつき方によってガク型と手まり型があり、さらにその中間の半手まり型もあります。
黄冠
羽衣の舞
紫紅梅
美萩錦
石鎚の光
伊予の乱れ髪
普賢の華
日向絞り
また、装飾花の花弁は、基本的には4弁ですが、3弁のものや多弁の八重咲きのものもあります。 花の色は青の濃淡や紅色、さまざまな色調の紫やピンク、白・・・・と多彩で、葉の色も黄金色や斑入り、黒葉など変化に富んでいます。
鎌倉では光則寺や鎌倉宮で数多くのヤマアジサイを見ることができます。 そのほか、長谷寺や御霊神社などのあじさいの名所でも、ヤマアジサイを見ることができますが、種類はそれほど多くはありません。
蔦姫
唐津
土佐涼風
肥後絞り
清澄沢
綾
木沢の光(乙女の舞)
昨年のヤマアジサイの見頃は6月上旬でした。 今年は梅の開花は遅かったですが、桜を始めとして花の開花が随分早いため、ヤマアジサイの開花も早いかもしれないと思い、5月22日に光則寺を訪ねました。 光則寺の境内にはいると、鉢植えのヤマアジサイは並んでいますが、多くの鉢であまり花が咲いていないようです。
少し早すぎたかなと思い、ちょうどお世話に出てこられた住職の妹さんに「見頃には少し早すぎましたかね?」と尋ねたところ、「今年はヤマアジサイの開花が早くてすでに見頃を迎えています。しかしながら、今年はヤマアジサイの成長が悪く、1株に1個か2個の花しか付いていません。花の咲かない株も随分あります」とのことでした。
藍姫(七変化)
千代の光
深山黒姫
阿波紫紅
宵の星
土佐の暁
よく見ると咲いている花は見頃を迎えていますが、花の数が確かに少ないです。 咲いている種類も少なく、今年はヤマアジサイのレポートは難しいかなと半ば諦め気味でした。 6月4日に紫陽花の開花状況をチェックのため長谷寺を訪ねたところ「紫陽花の開花は早かったですが、その後の開花のテンポが遅く、見頃は来週の半ば以降で、例年と同じ頃になるでしょう」とのことでした。
先日の状況から、ヤマアジサイの見頃を過ぎているだろうと思いつつ、光則寺を訪ねてびっくりです。 見頃のヤマアジサイが並んでいました。 ヤマアジサイも開花は早かったですが、その後の気象状況により、開花のテンポが遅くなり、見頃が続いているようです。 ラッキーという感じでした。
楊貴妃
モモイロ
木曽変化
瑠璃美姫
瀬戸の夕虹
クレナイ
ティアラ
光則寺は、樹齢約200年の見事な海棠(かいどう)が有名ですが、花の寺としても親しまれています。 光則寺の入口には「四季の光則寺・野草と茶花マップ」が置かれており、境内に咲く花の図面があります。 図面一面に小さな字で花の名前が書き込まれています。
光則寺のヤマアジサイには次のような経緯があります。 稲村ヶ崎の増淵整治さんのお宅では、5月を迎えると500種を超えるヤマアジサイが咲き誇っていました。 自宅の「山あじさいの隠れ里」を開放して愛好家に喜ばれていましたが、諸般の事情により1999年に開放を断念されました。
秋芳の桃姫
白鷺
紅剣
コアジサイ
虹
綾子舞
深山八重紫
紫変化
公開できる場所を探している時に立ち寄った光則寺で地植えのシチダンカを見つけたことから、2001年から多数のコレクションのうち、100種類を境内で展示することになりました。 2005年に増淵さんから全鉢寄進されて、引き続き光則寺で展示を行っています。 こうした経緯から、現在は光則寺の住職の妹さんがお世話をされています。
ヤマアジサイは 春たっぷり陽射しを浴びて蕾を充実させる 夏・残暑の強い陽射しや高温に弱い 秋の陽射しを浴びることで来年の花芽が充実する 耐寒性はあるが、冬の冷たい乾風は蕾や枝に被害を及ぼす 花色は土のPHの影響を受けるものがある
雲居鶴
大虹
仁淀八重
美方八重
ミヒラ
紅山アジサイ
といった条件から、 ヤマアジサイの育成にふさわしい場所に移動でき 花色によって土を変えることができる鉢植えがベスト とのことです。
光則寺では250種類ほどのヤマアジサイを栽培しており、開花の始まったヤマアジサイの鉢から逐次境内に並べられます。また、見頃を過ぎた鉢は逐次撤去されます。 6月4日に再度訪ねたところ、まだ殆どの鉢が残されていました。
桃仙
大山ブルー
剣の舞
龍馬T
ヤマアジサイは西洋あじさいよりも2週間程度早く見頃を迎えます。 西洋あじさいを念頭に置いていると、ヤマアジサイの見頃を逃してしまいますので要注意です。 ヤマアジサイの時期は鎌倉も比較的空いています。 しかも光則寺は拝観時間が7時30分から日没までと長いですからゆっくり楽しむことができます。
アクセス 江ノ島電鉄長谷駅から徒歩10分 拝観時間 7:30〜日没まで 拝観料 100円 風来坊
御車返し