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江の島寒中神輿錬成大会 (H25.1.20)


海中渡御



式典開始1時間前は会場の人影も少ないです



和太鼓で雰囲気を盛り上げます

湘南地方に春を呼ぶ、新春恒例の江の島寒中神輿は、神社の祭礼ではなく、藤沢・鎌倉両市の神輿愛好者約300人が加入する、藤沢鎌倉神輿連合会が主催する行事で、正式には「寒中神輿錬成大会」と呼ばれています。

例年1月中旬に開催される行事で、今年は1月20日(日)に開催されました。


昭和56年(1981年)から始まったこの行事は、寒中における神輿技術の錬成と、1年間の活動に対する安全と参加者の身体健全を祈願して神輿の海中渡御を行うもので、今年が32回目です。

連合会の中で成人式を迎える者への祝の儀を兼ねています。


神輿の準備中



勢揃いした4基の神輿



式典



焚き火 担ぎ手は間もなく裸に

寒中神輿錬成大会には、藤沢鳳龍会、藤沢伊勢睦会、片瀬諏訪睦、腰越小動会の4基の神輿が参加しています。

腰越小動会が地元藤沢市ではなく鎌倉市に属することから、藤沢鎌倉神輿連合会となっています。

毎年7月上旬に行われる江ノ島・八坂神社の天王祭では、対岸の小動神社が御旅所となり、双方の神輿による連合渡御が行われることから、本大会も合同で行われるようになったとのことです。


行事は11時に始まるとのことで、10時頃に片瀬海岸東浜海水浴場に到着すると、砂浜では神事の会場準備が行われていました。

神輿も次々と砂浜に運び込まれて、飾り付けなどの準備が行われていました。

また、砂浜では、景気を付けるための和太鼓の演奏も行われていました。

式典が始まる少し前に、砂浜に掘られた穴に木材が投げ込まれて、焚き火が用意されました。


神輿はいよいよ海へ



神輿は徐々に沖合へ 撮影も大変です



海辺はカメラマンで大混雑 前の方は長靴か裸足の人が



随分沖まで進みました

早くから焚火が用意されているのは、裸になった参加者たちが身体を温めながら出番を待つためとのことです。

裸の担ぎ手が、開会式が始まる前から三々五々集まり、式典が終わるのを待っていました。



海中渡御



海中渡御


裸の男性は全員六尺褌を前袋式に締めています。

しかし、神事でないことから、白褌だけでなく、赤褌をはじめ色物柄物のオンパレードで、それぞれに個性をアピールしています。

鉢巻を締めている人もいます。

足元も裸足、白足袋、地下足袋と、各人各様のスタイルです。

褌以外何も身につけない人もいます。


海中渡御



海中渡御 大きな波が押し寄せてきます



海中渡御 大きな波が押し寄せてきます



海中渡御 大きな波が押し寄せてきます

予定では11時から式典が行われ、海中渡御は11時40分頃となっていました。

式典開始から海中渡御まで随分時間があるなあと思っていたところ、来賓の挨拶などがあって式典は随分長いのです。

その間、裸の男たち、焚き火で暖を取りながらじっと出番を待っています。

式典が終わると同時に裸の男たちが神輿の周りに集まり、式典の会場で神輿を担いでのイベントが行われました。



神輿が陸に上がってきました



神輿が陸に上がってきました


イベント終了が、いよいよ海中渡御の始まりで、4基の神輿が次々と海中に入っていきます。

式典の会場から海までは30m程度です。

式典会場の周りにいたカメラマンが一斉に海辺に移動して、神輿の通過する周囲に集まり、神輿の通路は大混雑です。


たすきを掛けているのは新成人の女性です



たすきを掛けているのは新成人です

神輿が海中に入ったあとも。神輿の海中渡御が行われている状況を、できるだけ近くて撮影しようとするカメラマンで波打ち際はごった返しています。

しかも、片瀬海岸は相模湾に面していますので、波が寄せたり引いたりを繰り返しており、撮影に熱中していると足下に波が来てしまいます。

波の状況と神輿の状況を見ながら撮影しなければならないのです。



陸に戻ってきた神輿


しかもこの日は行事の始まる前が干潮で、海中渡御の行われている間は、次第に潮が満ちてくる時間帯でした。

このため、潮の満ち具合を勘案しながら、撮影場所も徐々に陸側に移動しなければならないのです。

何回か来られている方は、長靴を履いて悠々自適でしたが、ウォーキングシューズの人達は海岸線を右往左往しながらの撮影でした(苦笑)。


陸に戻ってきた神輿



陸に戻った神輿



陸に戻った4基の神輿の勢揃い



神輿の前方に長老が!

寒い時期のも関わらず、海中渡御の時間は随分と長く、20分程度続きました。

神輿の担ぎ手には新成人の男女も加わっていました。

写真でたすきを掛けているのが新成人です。

陸上に揚がった神輿は、式典会場に集まり、最後は4基が並んだ後、一斉の三三七拍子で寒中神輿錬成大会を終了しました。



4基揃って三三七拍子



寒中神輿錬成大会は無事終了!


式典終了後、担ぎ手は会場で御神酒と豚汁を振る舞われていました。

御神酒と豚汁は担ぎ手に引き続いて、見学者にも振る舞われ、風来坊も美味しくいただきました。


焚き火の傍で豚汁を



女性の参加者


参加者にコメントを聞く○○さん



片瀬海岸の夕景



片瀬海岸からの富士山



海から見る江の島

今回は「お散歩写真隊」のオフ会で江の島を訪問したため、寒中神輿錬成大会終了後、江の島を散策し、その後片瀬海岸で夕景を撮りました。

雲がやや多く、夕景はイマイチでしたし、午前中くっきりしていた富士山もイマイチでした。

その後、新年会会場へと向かいました。




関連のホームページ

 えのぽ江の島・藤沢ポータルサイト




      風来坊


海から見る江の島


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