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相模原散策 (H25.6.23)


相模原北公園のアナベル



相模原北公園のアナベル



相模原北公園のアナベル

JR東日本の「駅からハイキング」のイベント「花めぐり、水潤う、まちなかハイク」に参加しました。

サブタイトルは「まちと自然が調和した「潤水都市さがみはら」。あじさいとせせらぎが彩る、まちなかハイクを満喫してください。」です。


細部説明は「約200種1万株ものあじさいの花が楽しめる相模原北公園を散策した後、雄大な相模川の流れを臨む相模川自然の村公園をめざします。花と緑、潤いあるれるコースを歩きながら地域の歴史や文化に思いを馳せて下さい。」となっています。


コースの概要は次のとおりです。

JR横浜線橋本駅→相模原市観光協会(受付)→俵万智の歌碑→相模原北公園→笹野家の長屋門→百番観音 梅宗寺→中ノ郷のヤツボ→相模川自然の村公園→公共の宿相模川清流の里→相模原市観光協会(ゴール)→橋本駅


相模原北公園のアナベル



相模原市観光協会(受付)

コースの歩行距離は約13km、歩行時間約3時間30分(施設での見学時間等を除く)、所要時間約5時間です。

相模原北公園のあじさいを6月17日に見に来ていましたので、今回は5分程度で通過しました。

このため所要時間3時間40分、約1万9500歩でした。


橋本駅北口のイオンの隣の「橋本駅入口第二」の交差点の傍のビルにある「相模原市観光協会」で受付を済ませてスタートです。

このイベントは6月1日〜6月30日の期間設定イベントですが、あじさいが見頃の時期ということもあり、受付開始の9時少し過ぎに相模原市観光協会に到着すると、すでに20名程度の方が受付を済ませてスタートしていました。

この日は100名程度の方が参加されたようです。


橋本駅入口第二交差点から橋本東町に向かう道路



万智の歌碑



JR横浜線大山街道踏切

「相模原観光協会」を出て「橋本駅入口第二」の信号を右折しイオンに沿って200mほど進むと「橋本東町」の信号です。

「橋本東町」の信号から50mほど進んだ左手に「俵万智の歌碑」があります。

相模原では美女谷温泉や横山段丘崖沿いに照手姫伝説が残っています。

 照手姫伝説


この照手姫を詠んだ俵万智の歌碑は2004年に建立されたものです。

紫のもっとも淡き一群れに 想いをのせんあじさいの花

俵万智は橋本高校の教諭として働きながら、昭和60年(1985年)に発表した「野球ゲーム」で第31回角川短歌賞を受賞、翌年「八月の朝」で第32回角川短歌賞を受賞しました。

そして昭和62年に発表した「サラダ記念日」は歌集としては異例の大ベストセラーとなりました。


相模原市立橋本子供センター



国道16号線・橋本変電所前交差点

「俵万智の歌碑」を左折して100mほど進んだ踏切でJR横浜線を横切り、200mほど進むと「橋本二丁目」の交差点です。

そのまま直進し、相原高校に沿って400mほど進んだ「橋本子供センター南」の信号を右折して200mほど進むと国道16号線の「橋本変電所前」交差点です。


国道16号線を横切って300mほど進んだ丁字路を左折して道なりに800mほど進むと「北清掃工場前」の交差点です。

「北清掃工場前」の交差点を斜め右方向に進むと左手が「さがみはら北の丘センター」です。


さがみはら北の丘センター



相模原北公園



相模原北公園

「さがみはら北の丘センター」の建物に沿って左方向に進むと「相模原北公園」です。

相模原北公園は、敷地内の雑木林を利用しながら、公園全体に植物園のような雰囲気を持たせるとともに、スポーツ・レクレーションの場として利用できる総合公園として整備が進められ、平成3年9月に開園しました。



相模原北公園のアナベル



相模原北公園のアナベル


公園内には、東フロント、ロックガーデン、ピクニック広場、ハーブ園、野草園、郷土の森、芸術のプロムナード、アジサイ園、水辺の広場、菖蒲園、花木園などの施設があり、四季を通じて家族連れで楽しむことができます。

また、公園の一角には北総合体育館や多目的広場があり、気軽にスポーツを楽しむことができます。


相模原北公園のあじさい



相模原北公園のあじさい

相模原市は、市制20周年を記念して、昭和49年(1974年)にあじさいを「市の花」に制定しました。

相模原北公園のアジサイ園は、相模原市の人口が60万人を超えたことを記念して、平成12年(2000年)に開園されたもので、比較的歴史の浅いアジサイ園です。

アジサイ園には、アジサイの丘を中心として、約200品種、1万株のアジサイが植えられており、相模原市の新しいアジサイの名所となっています。


見頃のあじさいを眺めた後、あじさい園から北総合体育館の方向に100mほど進むと、西フロントの入口です。

西フロント入口を出て、100mほど進むと「北公園南側」の信号です。

信号を渡り右前方の焼肉屋脇の細い路地を入ると緩い下り坂となり、次ぎに緩い上り坂になります。200mほど進んだ三叉路を右方向に100mほど進んだ右手が「笹野家の長屋門」です。


焼肉屋脇の左側の路地を入ります



笹野家長屋門



笹野家長屋門

「笹野家の長屋門」は、桁行6.5間(約11.8m)、梁行2間(約3.6m)、軒高12尺(約3.6m)で、中規模の長屋門です。材質は主に杉を用い、戸口の柱及び扉に欅材が使われています。

軒は上部梁行梁の両端部を張り出し、これに小板を張るセガイという形式で、相模原市内では19世紀から多く登場する形式です。

屋根は現在トタン葺ですが、当初は茅葺だったと思われます。

この長屋門は、近世末頃の建築と推定され、郷土の生活文化を知る上で貴重なもとのことです。



梅宗寺


「笹野家長屋門」から元の道に戻り、道なりに300mほど進んだところが梅宗寺です。

梅宗寺は慶長2年(1597年)、功雲寺第10世柳山洞絮大和尚によって「梅宗庵」として開山しました。

享保8年(1723年)に「梅宗寺」と寺号を改めています。

梅宗寺の御本尊は釈迦三尊(釈迦牟尼仏・文殊菩薩・普賢菩薩)です。


八尊仏



百躯觀世音堂



百躯觀世音堂

宝永7年(1710年)に「百躯觀世音堂」が創建されました。

西国三十三番、坂東三十三番、秩父三十四番の日本百観音を合祀したもので、百番観音堂内には天明5年(1785年)に造立された観音像(石仏)100体が祀られています。


平成23年(2011年)4月に相模原市有形民俗登録文化財に指定されています。


百番観音の中に一体、白色に塗られた白子観音(西国20番)があります。白子観音は安産の守り本尊として、永く信仰を集めています。

昭和30年頃までは8の付く日が縁日で、出店が並び大いに賑わったそうです。

現在は、毎月18日(観音様の日)に、百番観音堂の御開帳があります。


白子観音



竹林に囲まれた細い道を入ります



現在地が上の写真の入口です

「梅宗寺」から100mほど進むとT字路となっており、正面が「沼尾硝子」です。

丁字路を右折して500mほど進むと「大沢中入口」の信号がありY字路になっています。

Y字路を右折して400mほど進んだ「大島北」の丁字路の信号を右折します。

右折して300mほど進むと、道路の両側にミラーが設置されている場所があります。

このミラーの設置されている場所を左折して細い路地を200mほど進むとT字路になっています。


正面の民家の左側に、竹林の中に進む細い道があります。

この細い道に入り、急な坂道を100mほど下ったところに「中ノ郷ヤツボ」があります。

相模川を望む崖沿いには湧水地が数多くあり、大島から田名地区にかけては、その湧水を溜めた場所を「ヤツボ」と呼んでいます。


中ノ郷ヤツボ



中ノ郷ヤツボ

大島地区では10個所以上のヤツボが確認されていましたが、多くは枯渇し現在も利用されているところは限られています。

大島中ノ郷のヤツボは、地域の人々によって飲料の取水や洗い場として利用されていました。

水量は減っていますが、現在でもわずかに湧水は見られ、2m×5mほどの溜池をみることができます。


「中ノの郷ヤツボ」から竹林の入口に戻り、民家を左手に見て北の方向に200mほど進むと左手に「老人福祉センター渓松園」があります。

「老人福祉センター渓松園」を過ぎたところを左折して100mほど進むと「相模川自然の村」入口です。


ヤツボに向かう竹林の道



展望台から相模原自然の村公園を臨む



上大島連絡路と展望台

「相模川自然の村」は、四季色とりどりの花やキャンプで賑わう、相模川上流の上大島地区にあります。

上流に新小倉橋を望む雄大な相模川の流れにはじまり、中洲の水田風景、広い河原の風景、四季を通じて自然の水と花・草木が楽しめる公園、そして段丘を利用した展望台へと続いています。


「相模川自然の村」には、ターゲット・バードゴルフ場、相模川清流の里(くつろぎの公共の宿)、相模川ビレッジ若あゆ(小中学校、青少年団体の野外体験宿泊施設)、上大島キャンプ場、内水面試験場(淡水魚の研究施設)、古民家園(旧青柳寺庫裡)、相模川自然の村公園、上大島連絡路と展望台、相模原老人福祉センター渓松園などがあります。


古民家



上大島キャンプ場



上大島キャンプ場



上大島キャンプ場

「相模川自然の村」入口から中に入ると、らせん状の石段があり石段をゆっくり降りていくと目の前に相模川の雄大な流れと公園の全景が望めます。

この石段が「上大島連絡路」で前方の公園が「相模原自然の村公園」です。


相模川自然の村公園と連絡路の高低差は40m、全長884mです。

ちなみに、一番上の石段は152段、中ほどの木道は120段、一番下の段は25〜34段あり、往復すると600段以上になります。


「相模原自然の村公園」は、市民の総合的な憩いの場として自然環境を活かした、水とみどりのレクリエーションのシンボルゾーンとして整備が進められ、平成11年度の整備完了により全面開園となりました。

段丘を利用した展望台からは、相模川の雄大な流れや対岸の山並みが織りなす四季折々の眺望が楽しめます。

また、広場から展望台へと続く斜面には1万株のサルスベリが植栽され、7月から9月にかけて、4色の花が咲き乱れます。


上大島キャンプ場



上大島キャンプ場

相模原自然の村公園を進んでいくと古民家があります。

300年ほどの昔に、青柳寺の庫裏として建てられたものが、青柳寺の立て替えに伴い、平成10年に古民家として復元されたものです。


古民家から河原に出たところが「上大島キャンプ場」です。

「上大島キャンプ場」の河川敷には桜と松並木があります。

松の木は、砂利採集の乱獲防止と田んぼを守るために、住民の手で植えられたものです。

合わせて桜の苗木も植樹され、春には160本以上の桜を楽しむことができます。


相模川清流の里



大嶋坂

「上大島キャンプ場」から「大嶋坂」に向かう途中に「相模川清流の里(くつろぎの公共の宿)」があります。

相模川清流の里は、平成8年に誕生した大型宿泊施設です。

「相模川清流の里」を過ぎると緩やかな坂が300mほど続く「大嶋坂」です。

高低差は40mほどですが、7Km余り歩いた後の坂道は結構きついものです。



大嶋坂


民家に咲くあじさい


「大嶋坂」を登り切った場所は、「老人福祉センター渓松園」から北方向に100mほど進んだところです。

ここから後半は散策スポットがありませんので、地図を片手に約5.5Kmほど歩いて、ゴールの相模原観光協会に到着です。


      風来坊


橋本駅南口付近


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