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洗水地区の彼岸花
「日向薬師の彼岸花」は、伊勢原市の日向薬師付近に自生している彼岸花の総称で、彼岸花自生地も日向地区、藤野地区、洗水地区などに9ヶ所ほどあります。 彼岸花自生地のメインは、小田急線伊勢原駅から「日向薬師行き」の路線バスに約25分乗車した終点付近に拡がる日向地区です。
日向地区には路線バス終点の日向薬師停留所から上流に棚田のような感じで拡がる田園地帯のエリア、その対岸のエリア、そしてバス終点の日向薬師停留所から上流に向かって右側にある白髭神社付近の3ヶ所の群生地があります。 日向薬師に登っていく参道は、日向薬師停留所から50mほど下流です。
今年は彼岸花の咲く時期が早く、いつにしようかと迷っているうちに、すっかり出遅れてしまいました。 ネットの友人からの情報では22日頃が良かったようですが、その後台風20号の影響で悪天候が続き、今年は諦めていました。
28日に巾着田を訪ねたところ、見頃を過ぎつつありましたが、早咲き地点でも綺麗なエリアがあったことから、もしかして日向薬師も大丈夫かなと思い、帰りに立ち寄ることにしました。 13時過ぎのバスに乗車して日向薬師に向かいました。 今回は土曜日ということもあり、帰りのバスが満員だと大変だと思い、例年とは異なり下流から上流に向かって進むことにしました。
「諏訪坂下」バス停で下車して、右手に100mほど進んだ左手が「洗水地区」の彼岸花の群生地です。 洗水地区は日向地区ほど広くはありません。 洗水地区は田圃の中に散策路が設けられており、非常に近くから彼岸花を撮影することができます。
また、畦道のみでなく、棚田の岸に彼岸花が群生しているのが特徴です。 今年の彼岸花は開花が早く、洗水地区の彼岸花も大部分はすでに枯れ始めていました。 また、稲穂も大部分がすでに刈り取られており、稲穂と彼岸花のコラボレーションを楽しむことができたのは、一部のみでした。
藤野地区の彼岸花
洗水地区の田圃の一番高いエリアに蓮池があります。 この蓮池の周りは公園のようになっていて散策路が設けられています。 この散策路に沿って彼岸花が群生していますが、散策路の入口がわかりにくいため、そのまま通過する人が多いようです。 ここの彼岸花の大部分は枯れ始めていました。
洗水地区の一番高いエリアから、「藤野地区」に行くことのできる散策路があります。 洗水地区から藤野地区に進む場合は、途中に数カ所案内板がありますので、案内板を見ながら進むのがベターです。 途中、この道は違うのではと思われる部分がありますが、小川に沿って進むと「藤野地区」に出ることができます。
藤野地区は日向川の両岸に彼岸花が咲いています。 日向川の右岸は田園の周りに彼岸花が咲いていますが、日向川の左岸は田園の周りのみでなく、少し高い場所にある住宅地と田園との間にある岸にも彼岸花が咲いています。 藤野地区の日向川左岸から岸を上って日向地区に行くことができます。
藤野地区から道路脇に咲いている彼岸花を眺めながら、1Kmほど上流に進むと「日向薬師」のバス停留所です。 「日向薬師」バス停留所から上流に拡がっているのが、日向薬師の彼岸花のメインである「日向地区」の彼岸花です。
日向地区の彼岸花
「日向地区」では、棚田状に拡がる田圃の畦道に彼岸花が咲いており、まさに田園地帯の彼岸花を楽しむことができます。 日向薬師の彼岸花は人気で混雑することから、田圃の周りの農道が一方通行の散策路になっており、この散策路に沿って田園地帯に咲く彼岸花を楽しむことができます。 日向地区の彼岸花は開花が一番早かったようで、残念ながら見頃を過ぎていました。
アクセス 小田急線伊勢原駅から「日向薬師行き」バスで約25分。 終点の「日向薬師駅」で下車すると周囲に彼岸花が拡がっています。
駐車場 日向薬師折り返しバスターミナルに約15台の無料駐車場あります。 また、洗水地区の近くの県能力開発センターにも臨時の駐車場があります。 こちらは30台以上駐車できるようです。 風来坊