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千鳥ヶ淵の桜 (H25.3.23)


千鳥ヶ淵緑道の桜 ボート乗り場付近



千鳥ヶ淵緑道の桜 ボート乗り場付近



千鳥ヶ淵緑道の桜 ボート乗り場付近

千鳥ヶ淵は、江戸城の堀の中で水面の幅が最も広く、堀の両側に植えられたソメイヨシノやヤマザクラは、東京では1、2のものとして人気があります。

堀の形状が「千鳥」が羽を広げた形に似ていることから、千鳥ヶ淵という名前がついたと言われています。


かつては半蔵濠とつながっていましたが、明治33年に北の丸と番町をつなぐ道路建設のため埋め立てられて、堀が二分されたそうです。

このため千鳥ヶ淵周辺は、厳密に考えると、千鳥ヶ淵の外側(皇居の反対側)の千鳥ヶ淵緑道、千鳥ヶ淵の内側(皇居側)の北の丸公園、半蔵濠に面している千鳥ヶ淵公園の3つに区分できるようです。


千鳥ヶ淵緑道の桜 ボート乗り場付近



千鳥ヶ淵緑道の桜



千鳥ヶ淵緑道の桜



千鳥ヶ淵緑道の桜

千鳥ヶ淵では千鳥ヶ淵緑道から見る桜の景観が一番素晴らしいですので、一般に千鳥ヶ淵といえば千鳥ヶ淵緑道のことです。

千鳥ヶ淵緑道には76本、対岸の北の丸公園には329本の桜が植えられていますが、このうち千鳥ヶ淵緑道から見ることができるのは260本のソメイヨシノです。



千鳥ヶ淵緑道の桜



千鳥ヶ淵緑道の桜


今年は桜の開花予想は当初は平年並みということでしたが、3月10日になって初夏〜真夏を思わせるような日が続いたため、開花予想が次第に繰り上げられ、東京は3月16日に開花宣言がありました。

平年より10日、昨年よりも15日早い開花宣言で、現在の観測方法を始めた1953年以降では、2002年と並んで過去最速の開花となりました。


千鳥ヶ淵緑道の桜



千鳥ヶ淵緑道の桜

例年ですと開花から1週間程度で満開ですが、今年は開花宣言後も初夏を思わせるような日が続き、開花後5日で早くも満開宣言がありました。

3月22日に別件で東京に行ったところ、あちこちで桜が見頃を迎えており、慌てて3月23日に行くことにしました。



千鳥ヶ淵緑道の桜



千鳥ヶ淵緑道の桜


千鳥ヶ淵は都内随一の桜の名所ですから、千鳥ヶ淵の桜を見る場合は、朝早く千鳥ヶ淵を訪ねてその後他所に廻ることにしています。

しかも、この日は都内の桜が見頃を迎えた最初の土曜日ですから、大変な混雑が見込まれます。

しかしながら、千鳥ヶ淵緑道から眺める場合、対岸の北の丸公園の桜は午前9時を過ぎないと太陽光線が当たりません。


千鳥ヶ淵緑道の桜



千鳥ヶ淵緑道の桜



千鳥ヶ淵緑道の桜



千鳥ヶ淵緑道の桜

また、ボートの貸し出しは9時30分からですので、桜とボートを撮影しようとすれば9時30分以降が適当です。

このため、最初に靖国神社を千鳥ヶ淵公園を訪ねた後、千鳥ヶ淵緑道を訪ねることにしました。



千鳥ヶ淵緑道の桜



千鳥ヶ淵緑道の桜


千鳥ヶ淵の桜の景観を一番楽しむことができる千鳥ヶ淵緑道は、九段下の入口から千鳥が淵墓苑近くのボート乗り場付近までは、散策路の中央に桜が植わっているため、散策路が二つに分かれています。

しかもお濠側の散策路の幅が1m程度と狭いため、桜の時期は左側通行の一方通行となります。


千鳥ヶ淵緑道の桜



千鳥ヶ淵緑道の桜



千鳥ヶ淵緑道の桜



千鳥ヶ淵緑道の桜

このため、千鳥ヶ淵に垂れ下がる桜を楽しむ場合は、九段下側の入口から入る必要があります。

九段下側の入口からはいると、すぐに絶景のポイントがあり、多くの方がここで記念撮影をします。

さらに、千鳥ヶ淵緑道には数々の記念撮影のポイントがあるため、人の流れがゆっくりとなります。



千鳥ヶ淵緑道の桜



千鳥ヶ淵緑道の桜


こうした状況から、入り口付近は大変な混雑となりますし、散策路も混雑が続きます。

このため、散策路が混みすぎて危険にならないように、九段下側の入口では入場規制が行われます。

したがって、人出の多くなる、土・日の昼頃には九段下駅から千鳥が淵緑道入り口までの歩道には、入場待ちの長い行列ができます。


千鳥ヶ淵緑道の桜



千鳥ヶ淵緑道の桜



千鳥ヶ淵緑道の桜



千鳥ヶ淵緑道の桜

桜が見頃を迎えた最初の土曜日ですから、朝から大変な混雑になるだろうと思いましたが、散策を開始した9時30分過ぎは、意外と空いていて流れはスムーズです。

今年は開花情報が急に1週間ほど繰り上がったため、来週以降に予定していた方も多く、出足が遅いのかもしれません。



千鳥ヶ淵緑道の桜


ボート乗り場の近くに4年前に展望台ができましたが、この展望台は10時開門ということで、展望台の前では多くの人が開門を待っていました。

開門の傍はボート乗り場ですが、ここには例年どおり長蛇の列ができていました。

夕刻のテレビのニュースでは午後は3時間待ちだったとのことです。

ボートに乗って下から眺める桜はやはり気分爽快のようで、テレビのインタビューに長時間待った甲斐がありましたと答えていました。


千鳥ヶ淵緑道の桜



靖国通りからの展望



靖国通りから田安門方向を望む 午前7時30分で大勢の人が



靖国通りから田安門方向を望む

満開宣言が出ていましたが、千鳥ヶ淵の桜は8分咲きという感じでした。それでも十分楽しむことができました。

10時50分頃に千鳥ヶ淵を出て上野恩賜公園に向かいました。

昨年は、九段下駅から千鳥ヶ淵に向かう人の波で駅の階段は埋まっていて、交通整理をしている係の方から、「地下鉄を利用する方は反対側の入口に行って下さい」との指示がありましたが、今年は大変な混雑でしたが、階段を利用して下りることができました。



田安門付近からの千鳥ヶ淵の展望


九段下駅は東京メトロ半蔵門線、東西線、都営地下鉄新宿線の3路線が入っており、6方向からの花見客が訪れることになります。

今年は千鳥ヶ淵側の階段を利用して下りることができましたが、上りの階段の前には長蛇の列ができていましたので、この状況では昼前後には千鳥ヶ淵緑道は入場制限になると思われます。


田安門付近からの千鳥ヶ淵の展望



靖国通り歩道橋からの展望



靖国通り歩道橋からの展望

アクセス

東京メトロ東西線、半蔵門線、都営新宿線「九段下」駅から徒歩5分

東京メトロ東西線「竹橋」駅から徒歩10分


        風来坊


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