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ふくろうの街 池袋散策 その1 (H25.1.18)


えんちゃんファミリー



JR池袋駅ビュープラザ(受付)

JR東日本の「駅からハイキング」のイベント「ふくろうの街 池袋 心を癒すふくろうを訪ねて」に参加しました。

サブタイトルは「豊島区周辺にはいろいろなふくろうや、みみずくのモニュメントがあります。豊島区は区制施行80周年を迎えました。平日のみ豊島区役所内の『梟像第1号』が見学できます」です。


コースの概要は次のとおりです。

JR池袋駅ビュープラザ西口(受付)→えんちゃん→立教大学→江戸川乱歩邸→谷端川南緑道→御嶽神社→丸佐東京園(チェックポイント)→豊島区役所→宮城ふるさとプラザ→雑司ヶ谷案内処(チェックポイント)→雑司ヶ谷鬼子母神堂→自由学園明日館→元池袋史跡公園→ルミネ池袋店(ゴール)→池袋駅


えんちゃんファミリー



えんちゃんファミリー

コースの歩行距離は約8.3km、歩行時間約2時間(施設での見学時間等を除く)、所要時間約3時間(施設での見学時間を含む)です。

写真を撮りながら散策しましたので、所要時間3時間20分、約13000歩でした。

歩数の割には時間がかかっています。
豊島区役所や自由学園明日館で時間を費やしたようです。


JR池袋駅ビュープラザ西口で受付を済ませると、西口駅前広場で「えんちゃんファミリー」が出迎えてくれました。

「えんちゃん」は、「みんなのえんがわ池袋」という商店街の空き店舗を利用した交流広場で生まれたふくろうのキャラクターです。

池袋西口広場に、えんちゃんファミリーのモザイクカルチャーが設置されて、道行く人々を和ませています。


えんちゃん



池袋西口をこの方向に進みます



西口五差路を左折です 随分雪が残っています

池袋駅西口から正面に伸びている広い道路を進み、最初の「西口五差路」を左折し、300mほど進んだ「池袋警察署前」の交差点を右折して、300mほど進むと立教大学です。

14日に降った雪が道路のあちこちに残っていました。

積雪が10cmを超えるとなかなかとけないようです。



立教大学前の遊歩道


立教大学は、日本聖公会系のキリスト教主義学校(ミッションスクール)です。

米国聖公会の宣教師チャニング・ムーア・ウィリアムズ主教が、明治7年(1874年)に聖書と英学の教育を目的として、築地の外国人居留地に設立した立教学校が母体です。

関東大震災で築地の校舎を焼失しましたが、大正7年(1918年)に校地を現在地に移し、現在に至っています。


立教大学の構内



セントポールズ会館

大学令により、大正11年(1922年)に立教大学に昇格しています。

大学創立当初からの建物が多く、趣のあるキャンパスです。

中央時計台のあるツタの絡まる本館、2号館、図書館本館(現在は閉館)、第一食堂が東京都選定歴史建造物に指定されています。



立教大学正門


立教大学のキャンパスを通り抜けて反対側の道路に出て右折し、200mほど進むと正門です。

前方にツタの絡まる本館がありますが、生憎逆光でした。

正門でUターンして30mほど戻り、左折して路地を100mほど進んだ左手が「旧江戸川乱歩邸(江戸川乱歩記念大衆文化研究センター)」です。


旧江戸川乱歩邸への案内表示



旧江戸川乱歩邸応接室



旧江戸川乱歩邸土蔵

江戸川乱歩は昭和9年(1934年)、立教大学に隣接する住宅に移り住み、70歳で死去するまで、31年間ここに住み続けました。

この地に転居して2年後に、大ヒット作「怪人二十面相」が誕生。やがて、明智探偵と小林少年が活躍する「少年探偵団」が連載されるようになりました。

2階建ての書庫兼書斎の土蔵は「幻影城」と呼ばれ、2万点近くの資料、蔵書を保管し、壁は江戸文学などの本で埋め尽くされていました。



旧江戸川乱歩邸


江戸川乱歩死去後、住宅はそのままになっていましたが、2002年に立教大学が、この土蔵・住宅と蔵書、資料を購入し、内容の研究を進めると同時に、土蔵を乱歩が住んでいた当時の姿に近づけるための修復も実施しました。


現在は水曜日と金曜日に一般公開されています。


旧江戸川乱歩邸土蔵



谷端川南緑道



谷端川南緑道

「旧江戸川乱歩邸」から細い路地を100mほど進んだ「西池袋5丁目」の信号を左折し、「祥雲寺坂」の信号を右折すると「谷端川南緑道」です。

「谷端川南緑道」は密集する住宅地のなかを南北に走る、全長約1.7Kmの緑道です。

この緑道には随分雪が残っていました。


谷端川は、河川としては昭和37年(1962年)に廃止され、暗渠の下水道幹線として使用されるようになりました。

豊島区では、その覆蓋上部を児童公園や遊歩道として逐次整備し、平成2年(1990年)に、西武池袋線から川越街道に至る区間が、谷端川南緑道として完成しました。

緑道は幅が4mから5mで、緩やかな曲線を描きながら続いています。

遊歩道の左右にはハナミズキなどの花木が植えられ、ところどころにバラのアーチや楽しい遊具もみられます。


谷端川南緑道



谷端川南緑道 御嶽橋

散歩コースや通勤通学路として地域住民に親しまれています。

谷端川南緑道を700mほど進んだところで幅広い道路を横切るため緑道が途切れます。

谷端川の「御嶽橋」の欄干の一部が残されています。

この場所を右折して300mほど進んだ左手が「御嶽神社」です。


御嶽神社


「御嶽神社」は池袋駅西口一帯の氏神様です。創建年代は不詳ですが、倭健命、神武天皇、武甕槌命を祀っています。

倭健命(やまとたけるのみこと)の草薙の剣の話(駿河の野火の難を逃れた)により古くから災難除・厄除・防火の神徳があります。


御嶽神社 正月飾りの撤去作業中



豊島区立池袋図書館

近年では池袋の袋とフクロウの音が似ていることから、苦労を除き(不苦労)、福を呼び込む(福籠)神として、信仰を集めています。

お守りにもフクロウが描かれています。


「御嶽神社」の向かい側にある豊島区立池袋図書館の傍を抜けて、池袋第二公園のところの丁字路を左折して細い路地を300mほど進むと、幅の広い道路に出ます。

幅広い道路に出たすぐ右手が「丸佐東京園」です。

今回の「駅からハイキング」のチェックポイントです。


細い路地を進みます



丸佐東京園



ふくろう最中

「丸佐東京園」はオリジナルブレンドの日本茶や池袋名物の「ふくろう最中」を販売しているお店です。

「ふくろう最中」は愛らしいふくろうの形をした立体形最中です。

中身のあんは、小倉つぶあん、こしあん、緑茶入りしろあんの3種類があります。

また、自分でお茶を入れるという「お茶Bar」も展開しています。



道路が広くなりました



池袋西交差点 前方の車両の右側に階段があります


「丸佐東京園」から道なりに500mほど進むと「池袋大橋西」の交差点(丁字路)で、前方はJR及び東武東上線の線路です。

交差点を左折して線路沿いに100mほど進むと、鉄道を横断する歩道橋があります。

歩道橋から下方を眺めると、数多くの線路が複雑に入り組んで走っています。


線路を横切るための歩道橋



数多くの線路が走っています



何線かわかりますか? 左下にも線路があります!



歩道橋も複雑です 階段の下でさらに分岐しています

歩道橋も立体構造になっていて、途中で下りる階段や分岐点があり複雑です。

歩道橋の途中の階段を下りて、前方の分岐点を右折して歩道橋を下ったところに、登山用品のお店「秀山荘」があります。

「秀山荘」を左に見て進み、2つ目の路地を右折して100mほど進むと明治通りで、左前方が「豊島区役所」です。



豊島区役所



第1号の梟


豊島区は昨年10月1日に、区制施行80周年を迎えました。

豊島区制施行70周年を記念して、世界中の若い美術家がデザインしたふくろう像48体を作ることを目標に、結成されたのが豊島区内の有志団体「梟の樹を創る会」です。

現在池袋のあちこちに25体が設置されています。


豊島区役所に飾られているふくろう



豊島区役所に飾られているふくろう


豊島区役所に飾られているふくろう



豊島区役所に飾られているふくろう



豊島区役所に飾られているふくろう

第1号は、豊島区役所3階の、区長室前にある3羽の像です。

折角のチャンスですから区役所3階に立ち寄ったところ、第1号の梟のみでなく、3階の廊下に陳列されている数多くの梟に出会うことができました。


また、豊島区役所には屋上庭園が設けられています。

高密な市街地が形成されている豊島区では、地上部における緑地の確保が困難であり、公園の面積も少ないため、みどりが不足すると共に、ヒートアイランド現象などの問題も年々深刻化しているとのことです。

そうした都市特有の環境を改善する一つの手段として、屋上緑化があり、豊島区では助成制度を制定して、屋上緑化を進めているとのことです。



豊島区役所屋上庭園



豊島区役所屋上庭園




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        風来坊


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