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根津神社つつじ苑
根津神社は今から1900年余の昔、日本武尊が千駄木の地に創祠したと伝えられる古社です。 文明年間には太田道灌が社殿を奉建しています。
江戸時代の宝永2年(1705年)5代将軍綱吉は世継ぎが兄綱重の子・綱豊(6代家宣)に定まった際に、氏神根津神社にその屋敷地を献納、世に天下普請と言われる大造営を行いました。 現在の権現造りの社殿、唐門、楼門、透塀などがこれで、すべてが欠けずに現存しており、昭和6年に国宝(現重文)に指定されています。
つつじ苑は、境内地となる以前に、徳川綱重(5代将軍綱吉の兄)が屋敷の庭につつじを植えたことに始まるとのことです。 7000坪の神苑は、世につつじヶ岡と呼ばれる府内の名勝でした。 現在も境内には約2000坪のつつじ苑があり、約50品種、3000株のつつじが咲き競います。
つつじが見頃となる時期には「文京つつじまつり」が境内で開催され、さまざまな行事、甘酒茶屋、露店を楽しむことができます。 今年も、「第44回文京つつじまつり」が4月6日(土)〜5月6日(祝)の間、根津神社で開催されています。
根津神社のつつじ苑は、つつじの種類が多く、開花時期が異なるため、早咲きから遅咲きへと花が移り変わり、比較的長い期間にわたりつつじを楽しむことができます。 逆に、つつじの開花時期が異なるため、つつじ苑全体がつつじの花に包まれるという光景を期待するのは無理があるようです。
根津神社のつつじの見頃は4月下旬前後と言われていますが、その年の気候によって相当変化します。 今年は桜の開花が非常に早かったですが、つつじの開花も随分早い感じでした。 根津神社のホームページの、4月11日の開花情報で「早咲きが見頃を迎えています」との情報が掲載されてびっくりしました。
その後寒い日が続いたこともあり、開花のテンポが遅くなりましたが、それでも随分早く見頃を迎えたようです。 根津神社は早咲き、中咲き、遅咲きのつつじがあるため、なかなか見頃の時期が把握できません。 中咲きが見頃の時期が一番良いようです。
今年は4月20日前が良いだろうと思っていましたが、なかなか晴天に恵まれません。 やっと晴天に恵まれた4月22日に訪ねました。 根津神社について、やや拍子抜けです。 見頃だと思ってきましたが、つつじ園は大部分が緑色です。 少し早かったのかなと思いつつ、受付で訪ねたところ「見頃は過ぎつつあります」とのことでした。
つつじ園に入ってびっくりです。 20日(土)、21日(日)の雨で、見頃の中咲きのつつじが随分散ってしまったようで、すでに見頃を過ぎていました。 残念ながら今年も良いタイミングに訪ねることができませんでした。
つつじ苑入苑料 根津神社境内は無料です。 つつじ苑は神苑整備事業ご寄進として200円です。 引率のある小学生は無料です。
根津神社
根津神社のつつじ
アクセス 東京メトロ千代田線根津駅・千駄木駅、南北線東大前駅より徒歩5分 都営三田線白山駅より徒歩10分 関連のホームページ 根津神社 風来坊