散策スポット目次
HOME
前ページ
次ページ
旧古河庭園のバラ
洋館とバラの庭園で有名な旧古河庭園は、古河虎之助が経営した東京における大正初期の代表的な庭園です。 武蔵野台地の斜面と低地という地形を活かし、北側の小高い丘には洋館を建て、斜面には洋風庭園、そして低地には日本庭園を配したのが特徴です。
この庭園はもと明治の元勲・陸奥宗光の別邸でしたが、彼の次男が古河財閥の養子になった時、古河家の所有となりました。なお、この当時の建物は現存しておりません。 現在の洋館と洋風庭園の設計者は、英国人ジョサイア・コンドル博士です。 日本庭園の作庭者は、平安神宮神苑、円山公園などを作庭した、京都の著名な庭師・七代目小川治兵衛です。
戦後、国へ所有権が移りましたが、地元の要望などを取り入れて、東京都が国から無償で借り受け、一般公開されました。 数少ない大正初期の庭園の原型を留める貴重な存在で、平成18年に国の名勝に指定されています。
旧古河庭園では、洋館前に広がるテラス様式の整形花壇を中心に、約90品種180株のバラが植えられています。 バラの株数は少ないですが、洋館とバラのコントラストが人気を得ており、春と秋のバラが咲く時期には多くの観光客で賑わいます。
アンジェラ
ノイバラ
丹頂
今年で13年目を迎える春のバラフェスティバルが、5月11日(土)〜6月9日(日)の間、開催されています。 5月17日(金)〜26日(日)の間は、春バラと洋館のライトアップも行われます。 また、春のバラフェスタ期間中には、「春バラの音楽会」「庭園ガイド」「ロースショップ」などのイベントも開催されます。
今年は桜を始めとして花の開花が早く、5月14日に横浜の山下公園を訪ねたところ既にバラは満開で一部のバラは既に見頃を過ぎつつありました。 少し遅いかな思いつつも、5月17日に「都電荒川線沿線のバラ巡り」をすることとし、都電荒川線飛鳥山駅から徒歩15分程度の旧古河庭園に立ち寄ることとしました。
ブルーリバー
ドフトゴールド
アルベリック バルビエ
カトリーヌ ドゥヌーブ
ブルーライト
黒真珠
ロイヤル プリンセス
マサコ
ライラック ビューティー
きらり
旧古河庭園に到着すると、門の外側に「バラは見頃です」との掲示がありました。 旧古河庭園に到着したのが午後1時前ということもあり、旧古河庭園の入口付近は大勢の人で賑わっていました。 入口から庭園内に進んでも大勢の人で賑わっており、写真撮影は無理かなと思いましたが、見学者の流れが意外にも早く、バラと洋館の写真も撮ることができました。
旧古河庭園のバラは、横浜山下公園や神代植物公園よりもバラの開花が少し遅い感じで、丁度見頃のバラに出会うことができました。
ファースト ブラッシュ
ヘルムット シュミット
ヨハネパウロ2世
初恋
ホワイトクリスマス
ゴールデン メダイヨン
シャルル ドゴール
フレンチレース
プリンセス オブ ウェールズ
琴音
日本庭園 小川治兵衛作庭で、心字池を中心に枯滝・大滝・中島を配しています。 冬のマツの雪吊とこも巻・ソテツの霜除は風物詩となっています。また夏の大滝の水音と秋の紅葉もおすすめです。
テラス式庭園 バラ園を中心にした三段のゆるやかな階段状の庭園。第一段テラスは、バラ、ユッカ、シュロと花壇からなり、斜面は各種のツツジ、サツキで覆われています。 鉄平石張りの石段を降りると第二段テラスとなります。ここは左右対称の「幾何学模様」でバラ、ドウダンツツジ、イブキをサワラ、ハクチョウゲ、ツゲの低い刈込が縁どっています。 第三段テラスには、ツツジの植込が広がっています。
プリンセス ミチコ
朝雲
ライラック ビューティ
ピース
スーパースター
クリスチャン ディオール
ピンクピース
香貴
紫雲
クイーン エリザベス
???
西洋庭園 ジョサイア・コンドル設計で、左右対称の幾何学模様の刈込のフランス整形式庭園と、石の欄干や石段・水盤など、立体的なイタリア露壇式庭園の技法が合わさっていて、それがバラと洋館と調和した絵画的な景観美となっています。
石造りの洋館(大谷美術館) 英国貴族の邸宅にならった古典様式で、天然スレート葺きレンガ造り。外壁は伊豆真鶴産の赤味をおびた新小松石(安山岩)で覆われており、雨にぬれると落ち着いた色調をかもしだします。
ローズヨコハマ
リオサンバ
インカ
バルカロール
ローラ
マダム サチ
バニラ パフューム
ガーデンパーティー
アクセス 東京メトロ南北線「西ヶ原」駅から徒歩7分 JR京浜東北線「上中里」駅から徒歩7分 JR山手線「駒込」駅から徒歩15分 都電荒川線飛鳥山停留所から徒歩15分 六義園から徒歩15分
ブラックゴールド
ジッフェ
レディメイアン
わたらせ
入園料 150円 関連するホームページ 旧古河庭園 風来坊
フラグラント レディー