散策スポット目次
HOME
前ページ
次ページ
都電荒川線のバラ 電車内から
町屋駅前停留所から熊野前停留所の区間は、バラの植え込みの場所が確保できないため、線路脇に大型のプランターで栽培しています。 また、線路の両側が車道で、その外側が歩道になっているため、バラを見ながらゆっくり散策ことができません。 その一方で、線路が直線であるため、電車内から見るバラが綺麗です。 このため、町屋駅前停留所から熊野前停留所までは電車で移動しました。
荒川遊園のバラ
熊野前停留場は、日暮里と見沼代親水公園とを結ぶ「日暮里・舎人ライナー」熊野前駅と接続しています。 早稲田行きホームを降りると、熊野前商店街やおぐぎんざ商店街など下町の活気あふれた商店街があります。 熊野前停留場付近では、ツルバラと房咲きのバラを交互に植え付け、ボリューム感を演出しています。
熊野前停留所から小台停留所の間は、都電の軌道内を緊急車両が通行できる構造になっているため、バラが植裁されていません。 ということで熊野前停留所から荒川遊園地前停留所までも都電で移動しました。 荒川遊園地停留所付近には大輪や房咲き、ツルバラなど様々なばらが咲き誇っています。 荒川遊園地前停留所の目の前が「荒川遊園」の入口です。
「荒川遊園」は都内唯一の公営遊園地です。 大正11年(1922年)開園の老舗遊園地で、隅田川沿いにあります。 低年齢層の子供が楽しく遊べるように特化しており、入園料やアトラクション利用料の安さが特徴です。
荒川遊園地前停留所から荒川遊園にはいると、園路の左右にバラの花壇が設けられており、様々なバラが咲き誇っています。 ここの花壇も「荒川バラの会」の方々が維持管理しているとのことです。 バラの傍にはベンチも置かれており、バラを見ながら休憩することもできます。
荒川車庫付近のバラ
都電荒川線の小台停留所から荒川車庫前停留所を過ぎて、北区境までの区間の沿線には、豊富な種類と数多くのバラが植裁されています。 この付近には背丈よりも大きなバラも数多くあり、荒川線沿線のバラのメインスポットの一つといえます。
荒川遊園地前停留所付近のバラ
この付近も線路の両側は車道になっていますが、線路の南側(荒川遊園地の反対側)の道路は一方通行で交通量が少なく、しかも線路沿いに歩道が設けられており、バラを眺めながらゆっくり散策することができます。 また、比較的短い間隔で踏切が設けられており、踏切の線路内からバラを眺めることもできます。
また、荒川車庫前停留所のすぐ傍に「都電おもいで広場」があります。 「都電おもいでひろば」は平成19年にオープンした新しい施設で、旧型の都電車両2車両が展示されています。 見学できるのは、土・日・祝日の午前10時から午後4時です。
大塚バラ祭り
大塚バラ祭り 香りのバラコーナー
今年の「大塚バラ祭り」は、5月12日(日)から26日(日)の間、開催されました。JR大塚駅南口から坂を上って向原停留所までの都電の線路沿いには、約500種類のバラが植裁されています。 今年が3回目ということですが、線路の両側には見事なバラが咲き誇っていました。
「オールドローズ」、「王室のバラ」、「香りのバラ」、「イギリスのバラ」、「ドイツのバラ」など、コーナーごとにテーマが設けられており、そのテーマに添った品種が植えられていて、それぞれに異なった趣のバラを楽しむことができるようです。 また、イベント期間中は、地元商店街の街灯や店先などに彩り鮮やかなバラが飾られるとのことです。
今回は、「旧古河庭園」に立ち寄った上に、飛鳥山停留所から大塚駅前停留所に移動するために乗車した都電が、途中の踏切でバックしてきたトラックと接触事故を起こして30分ほど足止めを食らいました。 このため、大塚バラ祭り会場に到着した頃は、線路の片側は日陰になっていて、残念ながら十分楽しむことができませんでした。
都電荒川線沿線のバラを見る場合は、自由に乗り降りできる一日乗車券がお勧めです。 一日乗車券には、「都電一日乗車券」「都営まるごときっぷ」「東京フリーきっぷ」などがありますが、今回は、営地下鉄、都バス、都電、日暮里・舎人ライナーに1日自由に乗車できる「都営まるごときっぷ(1日乗車券)」を利用しました。
バラが見頃の時期には、荒川区が中心となって都電車内にバラの装飾を施した特別電車「都電バラ号」が運行されます。 ことしは、5月3日(金)から6月2日(日)の間、運行されていますが、残念ながら出会いませんでした。
都電荒川線沿線のバラ その1へ 関連のホームページ 荒川区役所(都電沿線のバラ) 荒川バラの会 大塚バラ祭り 風来坊