南千住駅から数分のところに、小塚原回向院と延命寺があります。
この付近は、江戸時代は小塚原といわれ、品川の鈴ヶ森とともに処刑場のあったところです。
明暦3年(1657年)正月の「明暦の大火」の焼死者十万八千人余名を本所に埋葬し、回向院を立てて菩提を弔うとともに、牢死刑死者もここに埋めていましたが、人家が増えて手狭になったため、小塚原刑場の一角に寛文7年(1667年)に新たに回向院を建立しました。
回向院は当初は両国回向院の別院でしたが、現在は独立して正称は豊国山回向院です。小塚原回向院ともいわれています。
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