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浜離宮恩賜庭園のキバナコスモス (H25.8.7)


浜離宮恩賜庭園のキバナコスモス



浜離宮恩賜庭園のキバナコスモス



浜離宮恩賜庭園のキバナコスモス

浜離宮恩賜庭園のお花畑では、毎年8月にキバナコスモスを楽しむことができます。

今年は花の開花が全般的に早いので、浜離宮のキバナコスモスの見頃はいつ頃かなと思いつつ、8月5日に浜離宮恩賜庭園のホームページを開いたところ、7月23日の記事として「花畑では40日前に蒔いたキバナコスモス(サンセット)が咲き始めました」と掲載されています。


昨年の開花が8月3日ですから、10日も早い開花です。

そして「毎年恒例となりました、夏の早朝開園を行います。期間は7月1日(月)〜8月10日(土)です。今年は例年よりも30分早く、7時30分に開園します。朝の涼しい時間帯に、心地よい涼風に包まれ『浜離宮で朝散歩』をお楽しみ下さい」との記事も掲載されています。


浜離宮恩賜庭園のキバナコスモス



浜離宮恩賜庭園のキバナコスモス



浜離宮恩賜庭園のキバナコスモス



浜離宮恩賜庭園のキバナコスモス

昨年は8月15日に訪ねて見頃でしたので、そろそろ見頃を迎えている時期ですし、今年2回目の猛暑を迎えており、早朝開園を利用しなければと思い、早速8月6日に訪ねることにしました。

7時40分過ぎに浜離宮に到着したところ、外人の観光客が何組かすでに散策していました。

しかし、皆さん庭園の散策に向かわれ、花畑は貸し切り状態でした。

早朝開園はあまり知られていないようです。


今年も約30万本のキバナコスモスを楽しむことができるとのことですが、今年も種を蒔く時期をエリアごとにずらし、長い期間キバナコスモを観賞できるように工夫しているとのことです。

8月6日は、大手門に一番近いエリアが見頃で、真ん中のエリアが咲き始め、一番遠いエリアは成長段階でまだ花は咲いていませんでした。


浜離宮恩賜庭園のキバナコスモス



浜離宮恩賜庭園のキバナコスモス



浜離宮恩賜庭園のキバナコスモス



キバナコスモス

浜離宮恩賜庭園は、潮入の池と2つの鴨場をもつ江戸時代の代表的な大名庭園です。

潮入の池は、海水を導き潮の満ち干によって池の趣を変えるもので、海辺の庭園で通常用いられていた様式です。

旧芝離宮恩賜庭園、清澄庭園、旧安田庭園なども昔は潮入の池でした。

しかし現在、実際に海水が出入りしているのは、浜離宮恩賜庭園だけです。


浜離宮恩賜庭園は、この潮入の池や鴨場を中心にした南庭と、明治時代以降に造られた北庭とに大別されます。

この土地は、寛永年間(1624〜1644年)までは、将軍家の鷹狩場で、一面の芦原でした。

ここに初めて屋敷を建てたのは、4代将軍家綱の弟で甲府宰相の松平綱重です。


キバナコスモス



浜離宮恩賜庭園のキバナコスモス



浜離宮恩賜庭園のキバナコスモス



キバナコスモス

承応3年(1654年)、海を埋め立てて庭園を造成し、甲府浜屋敷または浜屋敷と呼ばれる別邸を建てました。

以来、歴代将軍によって幾度かの造園、改修工事が行なわれ、11代将軍家斉のときにほぼ現在の姿の庭園が完成しました。

明治維新ののちは宮内庁所管となり、皇室宴遊の地にあてられ、名前も浜離宮となりました。


その後、関東大震災や戦災によって、御茶屋など数々の建造物や樹木が損傷し、往時の面影はなくなりましたが、昭和20年11月3日、東京都に下賜され、整備ののちに昭和21年4月から有料公開されるようになりました。

国の文化財保護法に基づき、昭和23年12月には国の名勝及び史跡に、同27年11月には周囲の水面を含め、国の特別名勝及び特別史跡に指定されています。


キバナコスモス



キバナコスモス


キバナコスモス



浜離宮恩賜庭園のキバナコスモス



浜離宮恩賜庭園のキバナコスモス



キバナコスモス

新橋地域の再開発により、浜離宮恩賜庭園の周りには、近代的な高層ビルが数多く建築されました。ここでは、庭園の美のみでなく、広大な庭園と高層ビルの織りなす景観も楽しむことができます。

広大な庭園だけあって、庭園内に入ると都会の喧騒とはかけ離れた雰囲気です。



キバナコスモス


キバナコスモス



キバナコスモス


昨年はアオノリュウゼツラン(青の竜舌蘭)の花をいることができましたが、今年は未開花でした。

アオノリュウゼツランはとても寿命が長く、何十年も枯れずに地表で葉を茂らせています。

そして、ある日突然、地表の株の真ん中からニョキニョキと幹が上方に向かって伸び、左右に伸びた枝に次々と花を咲かせて枯れてしまうのです。


アオノリュウゼツラン



アオノリュウゼツラン 真ん中は昨年咲いた幹

1日に10センチほど伸びるとのことで、5月頃から伸び始めて8月には10m近くまで成長し、下方の枝からから逐次花を咲かせるのです。

アオノリュウゼツランはこのように数十年かけて開花するのです。

今年は葉の茂っているアオノリュウゼツランが数株ありましたが、残念ながら幹の伸びている株はありませんでした。

浜離宮恩賜庭園でも数年に一度しか見ることができませんので、致し方ないことです。



真ん中のエリアは咲き始めです


アクセス

大手門口

都営地下鉄大江戸線「築地市場」「汐留」、ゆりかもめ「汐留」駅から徒歩7分

JR・東京メトロ銀座線・都営地下鉄浅草線「新橋」駅から徒歩15分

中の御門口

都営地下鉄大江戸線「汐留」駅10番出口から徒歩5分

JR「浜松町」駅から徒歩15分


キバナコスモス



キバナコスモス

水上バス

東京水辺ライン(両国お台場クルーズ)、東京都観光汽船(浅草〜日の出桟橋)で「浜離宮発着場」下船

浜離宮発着場は浜離宮恩賜庭園内にあります。

東京水辺ライン、東京都観光汽船にはさまざまなコースがありますので、「浜離宮発着場」を経由するか否かを乗船前にチェックして下さい。



浜離宮恩賜庭園



三百年の松



入園料


300円



関連するホームページ

 浜離宮恩賜庭園



      風来坊


キバナコスモス


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