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大井町散策(都会のオアシスを歩く) (H25.3.12)


大井ふ頭中央海浜公園



アトレ大井町の受付

JR東日本の「駅からハイキング」のイベント「都会のオアシスを歩く」に参加しました。

サブタイトルは「ここが23区ということを忘れさせてくれる豊かな自然を満喫してみませんか?」です。


細部説明は「コース上には公園や緑がいっぱい!新鮮な空気や自然を肌で感じて、気ままな散策を是非お楽しみ下さい!」となっています。


コースの概要は次のとおりです。

大井町駅→アトレ大井町(受付・スタート)→大井銀座商店街→大井ふ頭緑道公園→大井ふ頭中央海浜公園→しながわ区民公園→品川歴史館→アトレ大井町(ゴール)→大井町駅


大井町東口の品川区総合区民会館



東口のスロープを下ります 左前方も大井町駅

コースの歩行距離は約9.4m、歩行時間約2時間20分(施設での見学時間等を除く)、所要時間約3時間20分(施設での見学時間を含む)です。

写真を撮りながらの散策でしたが、所要時間3時間15分、約15,500歩でした。

「都会のオアシスを歩く」というテーマどおり、コースのほとんどが緑道歩きでした。


アトレ大井町1階のインフォメーションで受付を済ませ、東口に出てスロープを下がり信号を右折すると「大井町銀座商店街」です。

「大井町銀座商店街」は、JR大井町駅東口一帯の商店街です。

飲食店や物販店、美容院などのサービス業まで幅広い商店が軒を連ね、一日中賑わいを見せています。


大井銀座商店街



前方が南品川3丁目交差点 情報は京浜急行線



八潮橋交差点

商店街を抜けて池上通りを横切って、なだらかな坂を下ったところが「南品川3丁目」の交差点で、その上を京浜急行が走っています。

「南品川3丁目」の交差点を横切って、道なりに500mほど進むと八潮橋です。

この橋への登り口は、歩行者と車とが分離されており、歩行者は緩やかなスロープか円形状の階段を登ることになります。



八潮橋へのアクセス通路


八潮橋へのアクセス通路



八潮橋から


八潮橋の下を流れているのが京浜運河です。

八潮橋から南の方向を眺めると京浜運河も右手を走っているのが東京モノレールと首都高速1号羽田線です。

京浜運河の左手には品川八潮パークタウンのマンション群が並んでおり、手前が「京浜運河緑道公園」です。

今回はこのマンション群の「京浜運河緑道公園」の反対側(東側)の「大井ふ頭緑道公園」を歩くことになります。


八潮橋から



八潮橋から



京浜運河緑道公園 右に進むと大井ふ頭緑道公園

八潮橋を渡り緩やかな下り坂を下りたところの信号を渡ると、「京浜運河緑道公園」です。

「京浜運河緑道公園」は八潮1丁目から八潮5丁目まで、京浜運河に沿って延長約2.5kmの緑道公園で、大井競馬場駅から天王洲アイルまでモノレールの対岸を散歩することができます。



大井ふ頭緑道公園


今回は、京浜運河緑道公園ではなく、信号を渡って右折し「大井ふ頭緑道公園」に入ります。

「大井ふ頭緑道公園」は品川八潮パークタウンに隣接し、国道357号線と首都高速湾岸線沿いに続く、南北に細長い緑地帯です。

高速道路の騒音と排気を緩和するため、道路側に植えられているのは冬でも葉を茂らせるマテバシイなどの常緑樹です。


大井ふ頭緑道公園



大井ふ頭緑道公園

園路周辺にはプラタナス、コナラなどの落葉樹やサザンカ、ムクゲなどの花木が植えられています。

林の中にはせせらぎや水鳥が遊ぶ池、遊歩道が設けられています。

また、倒木などを使い、昆虫や虫類などの小動物が繁殖や生息できる「エコスポット」があります。


「大井ふ頭緑道公園」を1Kmほど歩くと右手にNTTの鉄塔があり、ここで「大井ふ頭緑道公園」は終了です。

今回の駅からハイキングのコースは、ここで信号を渡るコースになっていますが、NTTの鉄塔の傍にあるスロープを登ると歩道橋があり、「大井ふ頭中央海浜公園」の入口の近くに降りることができます。


NTT鉄塔



歩道橋


歩道橋



大井ふ頭中央海浜公園:なぎさの森



大井ふ頭中央海浜公園から対岸の大井競馬場を望む



大和大橋から大井ふ頭中央海浜公園:なぎさの森を望む

「大井ふ頭中央海浜公園」は、野球場や陸上競技場、テニスコートなどがある「スポーツの森」エリアと、京浜運河に面する夕やけなぎさや、釣りができる磯やバーベキュー可能エリアがある「なぎさの森」エリアからなる、約45万平方メートルの広大な公園です。

今回は、「大井ふ頭緑道公園」から横断歩道を渡り、「スポーツの森」エリアの外側の国道357号線の歩道を進むコースになっていましたが、「大井ふ頭公園」からスロープで「大井ふ頭中央海浜公園」の入口に進み、「スポーツの森」エリアの中を歩くのも良いかなと思いました。


375号線に沿って進み、「大井ふ頭中央海浜公園」の南端を右折し公園に沿って400mほど進むと「大和大橋」です。

「大和大橋」の手前を右折すると「なぎさの森」エリアです。

京浜運河沿いの「なぎさの森」エリアは、これまでとは全く異なる雰囲気で、23区内とは思えないような光景が広がっています。


大井ふ頭中央海浜公園:なぎさの森



勝島橋から品川八潮パークタウンを望む



東京モノレール大井競馬場駅

「大井ふ頭中央海浜公園」を一番北のエリアまで進み、公園を出て左折すると「勝島橋」です。

「勝島橋」を渡ったところが、東京モノレール「大井競馬場駅」で、その左手が「大井競馬場」です。



頭上を通過する東京モノレール


東京競馬場


「大井競馬場」に沿って400mほど進んだ、「新浜川橋」の信号の一つ先の信号を左折すると「しながわ区民公園」です。

「しながわ区民公園」は、「花とひろばと水の緑の公園」がテーマの品川区立公園です。

園内には広場や少年野球場、テニスコート、プール、デイキャンプ場があります。


大井競馬場駅付近の歩道



しながわ区民公園



トンネルを抜けると勝島の海、今回は手前を右折です

さらに、約1万平方メートルの広さを誇る海水の人工湖「勝島の海」があります。

また、併設されているしながわ水族館は、イルカやアシカ、アザラシなどのショーや、幻想的なクラゲの世界などが人気です。


今回は「勝島の海」に向かうトンネルの手前を右折して公園を出ました。

公園を出て100mほど進んだところが「鈴ヶ森刑場遺跡」です。

鈴ヶ森刑場は、江戸の北の入口(日光街道)に設置されていた小塚原刑場、西の入口(甲州街道)沿いに設置されていた八王子の大和田刑場(または中山道の入口の板橋刑場とする説もある)とともに、江戸3大刑場といわれました。


鈴ヶ森刑場遺跡



鈴ヶ森刑場遺跡

慶安4年(1651年)に開設され、間口40間(約74m)、奥行9間(約16m)ありました。

明治4年(1871年)に閉鎖されるまでの220年の間に、10万人から20万人の罪人が処刑されたといわれています。

隣接する大経寺の境内となっていますが、刑場跡は自由に見学できます。

現在も井戸や火炙用の鉄柱や磔用の木柱を立てた礎石などが残されています。



歩道橋から第一京浜品川方面を望む 右の森は鈴ヶ森刑場遺跡


鈴ヶ森刑場跡の傍の歩道橋で第一京浜を横切り、北方向(品川方向)に100mほど進んだ信号を左折します。

400mほど進むとJR東海道線のガードがあり、ガードを潜って100mほど進んだ交差点を左折して50mほど進んだ左手が「大森貝塚遺跡庭園」です。

交差点と「大森貝塚遺跡庭園」の間は、東急バス車庫です。


その下を通り抜けます



大森貝塚遺跡庭園



大森貝塚遺跡庭園



大森貝塚遺跡庭園

アメリカ人の動物学者エドワード・シルベスター・モース博士が、来日して初めて上京した明治10年(1877年)6月19日、横浜から東京に向かう記者の窓から貝塚を発見しました。これが大森貝塚です。

モース博士は、東京大学の教え子たちと同年9月頃から同貝塚を発掘し、明治12年(1879年)に発掘報告書を出版しました。


モース博士の大森貝塚の発掘は日本初の学術的発掘であり、調査報告書も初めてのことでした。

このことから大森貝塚は「日本考古学発祥の地」と呼ばれています。

モース博士たちの発掘した大森貝塚の出土品は国の重要文化財に指定され、現在東京大学に保管されています。

品川歴史館では、その中で代表的な資料9点のレプリカを展示しています


大森貝塚遺跡庭園



モース博士像

品川区は大森貝塚碑付近の土地に大森貝塚遺跡庭園を建設しました。

庭園内には貝層の剥離標本をはじめ、学習広場・体験広場があり、縄文時代・大森貝塚について学習できるようになっています。



品川歴史館


大森貝塚庭園を出て右折し、池上通りに沿って300mほど進んだ右手が「品川歴史館」です。

「品川歴史館」は昭和60年(1985年)に開館した品川区立の歴史博物館です。

品川区の貴重な文化と歴史にかかわる史料の収集・保存を行うとともに、行政資料の保存も行っています。


品川歴史館



品川歴史館:特別展

また、地域史をはじめ歴史を幅広く学ぶ歴史の学習の場としての機能を備えています。

茶室や書院、庭園も備えており、茶道、華道や俳句などの伝統的文化活動の場としても利用することができます。



常設展


常設展:土蔵相模の想定復元模型


企画展「江戸・明治の旅にでかけよう」が開催されていました。

絵図や古地図を見ることができましたが、企画展は撮影禁止でした。

しかしながら、貴重な資料が無料で配布されていました。

常設展は撮影可能です。


品川歴史館の傍にこのような掲示が



倉田歩道橋から池上通りの大井町駅方向を望む



倉田歩道橋からこれまで歩いてきた池上通りを望む



大井三ツ又交差点から大井町駅方向に延びる商店街 今回はこの道には入りません



今回の散策路

「品川歴史館」から池上通りに沿って700mほど進むと「大井三ツ又交差点」です。

池上通りはここで緩やかに右折します。

「大井三ツ又交差点」の倉田歩道橋を渡ると、前方の道が2つに分かれています。

右手の通りは商店が並び賑やかな感じですが、今回は真っ直ぐに進みます。


300mほど進んだ信号を右折すると正面がJR大井町駅中央口(ゴール)です。

右手の商店街を散策してもJR多い街の駅に出ることができます。



         風来坊


大井町駅前:中央口


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