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鶴岡八幡宮
1月9日に上野東照宮に冬ぼたんを見に行ったところすでに見頃を迎えつつありました。 1月13日は吾妻山の菜の花、江ノ島のチューリップを見た後に、鎌倉鶴岡八幡宮の神苑ぼたん庭園に冬ぼたんを見に行くことにしました。 鶴岡八幡宮は初詣の人達で大賑わいかと思いましたが、平日だったためか比較的人出も少なく、最初に初詣を済ませてから、神苑ぼたん庭園に行きました。
湖石の庭
神苑ぼたん庭園
鶴岡八幡宮は、康平6年(1063年)に、源頼義が奥州を平定して鎌倉に帰り、源氏の氏神として出陣に際してご加護を祈願した京都の石清水八幡宮を由比ヶ浜辺にお祀りしたのが始まりです。
治承4年(1180年)に、源頼朝は伊豆で平家追討の旗揚げをし、鎌倉に入ると直ちに神意を伺い、由比ヶ浜辺の八幡宮を現在の地に遷しました。 建久2年(1191年)には上下両宮の現在の姿を整えて、鎌倉の町づくりの中心としました。
その後、鎌倉は京都と並んでわが国政治・文化の中心となり、鶴岡八幡宮は関東の総鎮守として全国からの崇敬を集め、各地の村々に氏神様として八幡宮が奉斉されるようになりました。 現在では国際的史都鎌倉の中心的施設として国の内外より年間を通して数多の参拝者が訪れています。
八千代椿
現在の本殿は、文政11年(1828年)、江戸幕府11代将軍徳川家斉の造営による代表的な江戸建築で、若宮とともに国の重要文化財に指定されています。 境内には源頼朝、実朝をお祀りする白畑神社をはじめとする境内社のほか、静御前ゆかりの舞殿が、800年の長い歴史を伝えています。
鎌田藤
鶴岡八幡宮の神苑ぼたん庭園は、境内の東南部にかけて築かれた廻遊式の日本庭園です。 昭和55年(1980年)、鶴岡八幡宮の創建800年を記念して開園したものです。 段葛から大鳥居の傍を通って境内にはいると、すぐ右手に神苑ぼたん庭園があります。
島錦
表門から神苑ぼたん庭園に入ると、左手には神池、源氏池が拡がっています。 この庭園は景石、御簾垣、杉苔が調和した景観が有名なようですが、この時期はそれに藁囲いと傘が加わっています。 一つ一つの冬ぼたんも綺麗ですが、全体の景観も十分に楽しむことができるようになっています。
天衣
ハイヌーン
紅輝獅子
神苑ぼたん庭園には約100品種、約1000株の牡丹が植えられており、春と冬に牡丹を楽しむことができます。 神苑ぼたん庭園ではこの時期に咲くぼたんを正月ぼたんと呼称しています。 正月ぼたんの観賞期間は1月上旬〜2月下旬となっていますが、正月ぼたんと呼称されているように、元旦から楽しむことができます。
聖代
太陽
島の輝
帝冠
1月13に訪ねたところ、大部分の正月ぼたん(冬ボタン)は見頃を迎えていましたが、すでに見頃を過ぎつつある正月ぼたんもありました。 鶴岡八幡宮でこの時期に冬ぼたんを楽しむことができるのには、理由があります。 鶴岡八幡宮の冬ぼたんは鎌倉で栽培管理しているのではなくて、島根県の大根島で育成した冬ぼたんを秋に鎌倉に数千株持ってきて、そして順調に開花したものを神苑ぼたん苑に植えているとのことです。
麟鳳
貴婦人
見頃を過ぎた冬ぼたんは新しいものと植え替えるとのことです。 したがって、長期間にわたって見頃の正月ぼたん(冬ボタン)を楽しむことができるのです。 いずれにしても、この時期にぼたんの花を咲かせるためのさまざまな努力、美しい花を見てもらうための日々の努力に、敬意を表せざるを得ません。
???
花遊
花競
また、庭園の一番北側部分に、「湖石の庭」があります。 これは、古来より奇石として珍重されてきた中国蘇州産の太湖石を据えて、古典庭園の庭園師によって築かれたものだそうです。
連鶴
新日月
アクセス JR鎌倉駅から徒歩10分 入園料 500円
新島錦
向陽
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