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瀬戸屋敷のひな祭り (H27.2.24)


瀬戸屋敷のひなまつり



瀬戸屋敷のひなまつり



瀬戸屋敷のひなまつり

神奈川県の北西部にある南足柄市と開成町の共催で「森と里のひなまつり:雛の競艶」が開催されています。

「森のひなまつり」の会場は南足柄市郷土資料館で、「里のひなまつり」の会場は開成町のあしがり郷瀬戸屋敷です。

2つの会場の間は、無料シャトルバスが運行されています。



瀬戸屋敷のひなまつり


里の会場の「瀬戸屋敷ひなまつり」は、あしがり郷「瀬戸屋敷」で2月21日(土)〜3月15日(日)の間、開催されています。

休園日はありません。

開園時間は午前10時から午後5時までで、最終入園は午後4時です。


瀬戸屋敷のひなまつり



瀬戸屋敷のひなまつり


瀬戸屋敷のひなまつり



瀬戸屋敷のひなまつり

あしがり郷「瀬戸屋敷」のある開成町北端の「金井島」地区は、農業地域として縦横に張り巡らせた水路を活用した水田と畑地が広がっています。

6月に「開成あじさい祭」が開催される場所です。

この一画に遠くからでも目立つ大きな屋敷林に囲まれた屋敷があります。



瀬戸屋敷のひなまつり



瀬戸屋敷のひなまつり


江戸時代からこの地区の名主職を代々務めてきた瀬戸家です。

築300年の歴史を誇るこの屋敷が、瀬戸家から開成町に寄贈され、その後復元等を経て平成17年5月に「あしがり郷瀬戸屋敷」として一般に公開されました。


瀬戸屋敷のひなまつり



瀬戸屋敷のひなまつり



瀬戸屋敷のひなまつり



瀬戸屋敷のひなまつり

瀬戸屋敷では、古民家として開放しているほかに、さまざまなイベントが開催されています。

ひなまつり、端午の節句、七夕、十五夜などの年中行事、瀬戸屋敷を学校の校舎に見立てた生涯学習講座「あしがり学校」、地域のサークル団体が子供たちに紙芝居、語りを披露する「蔵ひろば」を中心に、映画会、コンサート、展覧会の会場としても使用され、多くの人びとが集う場、文化の発信も担える場所として活用されています。



瀬戸屋敷のひなまつり



瀬戸屋敷のひなまつり


開成町のひなまつりは、平成15年度に町婦人会の主催行事として「開成あじさい祭」の会場中心である「あじさい公園舞台棟」で産声をあげました。

瀬戸屋敷が開園した平成17年度より場所を瀬戸屋敷に移し、瀬戸屋敷年中行事のひとつとして実施されるようになりました。


瀬戸屋敷のひなまつり



書見台(伊勢物語が書かれています)

古民家の趣きと手作りのつるし雛の華やかさが来園者の心を捉え、年々来園者が増え、平成19年度には来場者が4万人に迫るまでになり、瀬戸屋敷を代表するイベントに成長を遂げました。

平成20年度には、各種団体が加わった実行委員会組織が立ち上がり、地域の活性化を目的としたひなまつりとなり、現在に至っています。



大久保氏の紋の入った道具類


大久保氏の紋の入った道具類



大久保氏の紋の入った道具類


大久保氏の紋の入った道具類



瀬戸屋敷のひなまつり



瀬戸屋敷のひなまつり


ひなまつりでは、瀬戸家収蔵の雛人形や享保雛、婦人会手作りの色とりどりの吊し雛(7000個以上)が飾られ、瀬戸屋敷はひなまつりムード一色に包まれます。


瀬戸屋敷のひなまつり



瀬戸屋敷のひなまつり

瀬戸家収蔵の雛人形

瀬戸家は代々金井島村の名主職を務めてきた家柄で、江戸時代から瀬戸家に伝えられてきた雛人形や、ご当主の奥様のお姉様の雛人形等で、いつしか、そろえて飾る風習になったようで、何組もの雛人形が一緒に飾られます。



瀬戸屋敷のひなまつり



瀬戸屋敷のひなまつり


また、大久保氏の紋の入った道具類も飾られます。

小田原藩主大久保氏の紋の入った道具類は貴重なもので、瀬戸家のご先祖が輿入れの時に持参したものといわれています。

大久保氏の紋の入った道具類としては、書見台(伊勢物語が書かれています。)、貝合わせ、手あぶり、碁盤、将棋盤、膳部、茶道具などがあります。


瀬戸屋敷のひなまつり



瀬戸屋敷のひなまつり



亨保雛



亨保雛

ひなまつりは、屋敷内の茅葺きの主屋と土蔵で開催されます。

主屋に入ると座敷いっぱいに何組もの雛人形が並び、その周りに婦人会手作りのつるし雛(7000個以上)が飾られています。

見事な光景ですが、狭い部屋の中に何組もの雛人形が飾られており、通路も狭いため雛飾り全体を撮影することは困難です。



瀬戸屋敷のひなまつり



瀬戸屋敷のひなまつり


正面の部屋の雛飾りを見て、廻り廊下から裏手に回るとそこにも雛飾りが続いています。

ここの雛飾りは婦人会の手作りの作品が飾られているようです。

手作りのつるし雛が沢山飾られていますが、一部のつるし雛には、一番下方にある巾着袋の裏側にも刺繍が施されています。

また、地元の蔵から発見された300年前の亨保雛も飾られています。


瀬戸屋敷のひなまつり



瀬戸屋敷のひなまつり



瀬戸屋敷のひなまつり



瀬戸屋敷のひなまつり

今年の注目のイベントは、開成町町制施行60周年記念行事として作成された大吊るし雛です。

直径1.5m、高さ2.4mの吊し雛が2点、土蔵に展示されています。

開成町婦人会の皆さんが、2年かけて作成した作品とのことです。

通常の吊し雛よりも大きな吊し雛が飾られていました。



瀬戸屋敷のひなまつり 真下からの撮影に挑戦中



瀬戸屋敷のひなまつり 真下から


例年は、土蔵は1階の壁に沿って幾組もの雛飾りが並べられていますが、今年は大吊し雛の展示の関係で、雛飾りは奥のエリアのみでした。

また、土蔵の2階にあがることができます。

土蔵の2階にも雛飾りが並べられていました。

土蔵の2階から1階の雛人形を眺めることができますが。今年は2階から吊し雛を眺めることとなりました。


瀬戸屋敷のひなまつり



瀬戸屋敷のひなまつり



瀬戸屋敷のひなまつり



瀬戸屋敷のひなまつり

主屋と土蔵の間はわたり廊下で結ばれています。

今年もこの渡り廊下には、竹の中のお雛様が飾られていました。



瀬戸屋敷のひなまつり



瀬戸屋敷のひなまつり



ひなまつり期間中の週末には、ポン菓子実演販売、あおぞら駄菓子点、爆笑風船パフォーマンス、郷弁まつり、開運かざぐるま抽選会、わたしに会いにきてね、お雛様のお出迎えなどのイベントが開催されています。

瀬戸屋敷のひなまつり



瀬戸屋敷のひなまつり

アクセス

小田急線開成町駅から瀬戸屋敷まで有料シャトルバスが毎日30分間隔で運行されています。

料金は150円です。

小田急線新松田駅から瀬戸屋敷まで有料シャトルバスが土・日に運行されています。本数が少なく1日6本で、料金は200円です。

細部は次の「交通アクセス」に掲載されています。



瀬戸屋敷のひなまつり


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瀬戸屋敷と郷土資料館のシャトルバス

瀬戸屋敷と郷土資料館の間には無料シャトルバスが運行されています。

2月21日(土)〜2月27日(金)は概ね1時間間隔

2月28日(土)〜3月8日(日)は概ね30分間隔

3月9日(月)〜3月15日(日)は概ね1時間間隔

細部は次の「交通アクセス」掲載されています。


瀬戸屋敷のひなまつり



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瀬戸屋敷



瀬戸屋敷

入園料

300円



関連するホームページ

 瀬戸屋敷ひなまつり実行委員会




        風来坊


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