「羽子板」は、病気を跳ね除け、健やかな成長への願いを込めて女児の初正月に贈られるもので、さまざまな災厄を跳ね除ける意味からも正月に飾る習わしがありますが、足柄地方では昔から、ひなまつりにも「羽子板」を飾ります。かつては親戚などからも贈られたため、複数枚の華やかな羽子板が雛段に添えられました。
さらに、足柄地方では、美しい娘姿の「女物」の羽子板に、曽我五郎や弁慶といった「男物」羽子板を一対にして贈る珍しい慣わしもあります。
なお、南足柄の内山地区では、4月3日(旧暦)にひなまつりが行われています。
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