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鴻巣びっくり雛まつり その2 (H27.2.22)


ひなの里の雛飾り



ひなの里の雛飾り



ひなの里の雛飾り

鴻巣駅近くの「鴻巣駅入口」交差点から中山道に沿って南東方向に1Kmほど進んだ右手が鴻巣市産業観光館「ひなの里」です。

鴻巣市産業観光館「ひなの里」は、鴻巣の伝統産業である人形や国指定無形民俗文化財の赤物製造工程の展示、全国に知られた花卉をはじめとする産業の紹介、また市内のさまざまな観光情報の発信基地として、人形産業の中心地である、鴻巣人形町に平成24年4月に誕生した新しい施設です。



ひなの里の雛飾り



ひなの里の雛飾り


「ひなの里」は、明治期の蔵を中心とする歴史的建造物、鴻巣市観光協会による特産品の販売スペース、産業・観光の施設案内スペース、展示会や講座にも利用できる会議室、そしてさまざまな鴻巣の姿をデザインしたモザイクアートで彩られた多目的広場で構成されています。

「ひなの里」は、産業・観光の振興を通じて、鴻巣中心市街地の活性化に繋げるための、過去から現在、そして未来へ向かう鴻巣を象徴する施設です。


ひなの里の雛飾り



ひなの里の雛飾り



ひなの里の雛飾り



ひなの里の雛飾り

ひなの里特別展として、「大雛&川幅飾りと鴻巣歴史雛」が開催されており、屋外の川幅飾りに約1400体、館内に約1500体のおひな様が飾られていました。

その中には、「等身大びな人形」もありました。

この日は曇天で雨の予報もありましたが、幸いにも屋外の飾り付けは行われており、「ひなの里」はひな祭り一色でした。



ひなの里の雛飾り



ひなの里の雛飾り


鴻巣市と吉見町の間を流れる荒川の川幅が2.537m日本一であることが、国土交通省の調査により平成20年2月に分かりました。

川幅飾りはこれに由来しているようです。


ひなの里の雛飾り



ひなの里の雛飾り



ひなの里の雛飾り



ひなの里の雛飾り



ひなの里の雛飾り

380年の歴史を誇る鴻巣人形

日本には優雅な伝統行事が数多くありますが、中でも子どもの健やかな成長を願って飾る『節句人形』は、日本の伝統美を伝える最も優れたものです。

節句人形が現在のような豪華さを見せ始めるのは江戸の中頃ですが、鴻巣はその頃から「鴻巣びな」として有名で「関東三大雛市」のひとつに数えられていました。



ひなの里の雛飾り



ひなの里の雛飾り


特にきものの着付けでは関東一という評判で、江戸の職人たちは競って鴻巣に修行にやってきました。それが原因で江戸職人との仲間の間に「職人の引き抜き」などのトラブルが続き、南町奉行所のお白州で争われたことも何度もあったとのことです。

明治になっても「鴻巣びな」の製作は盛んで「埼玉県内では、越谷6軒、大沢3軒、岩槻3軒に比べて、鴻巣の人形業者30軒、職人300人」という記録がその活況ぶりを伝えています。


ひなの里の雛飾り



ひなの里の雛飾り

江戸時代より連綿と続く「鴻巣びな」の伝統の灯は、平成の現在もしっかりと守り続けられており、人形町周辺に10件の人形店が軒を並べています。

今回は「平田屋人形店」「マル武人形店」を訪ねました。



ひなの里の雛飾り



ひなの里の雛飾り


「ひなの里」から中山道を200mほど進むと「平田屋人形店」です。

平田屋人形店は、鴻巣で一番大きなお店とのことで、250坪の広い店内には数多くのお雛様が飾られていました。

店内は撮影禁止ですので、その様子はお伝えできません。


ひなの里の雛飾り



マル武人形店



マル武人形店



マル武人形店

「平田屋人形店」から中山道を鴻巣駅の方向に500mほど戻り、路地を少し入ったところが「マル武人形店」です。

「マル武人形店」は昭和62年に人形部門で第一号の「埼玉県伝統工芸モデル工場」に指定されており、県内外の小・中学校を中心に多くの見学者が訪れるとのことです。

本社の2階と3階は制作工房で、着物の裂地選びから衣裳作り、着せ付け、頭差しの作業が20数名のベテランの女性スタッフの手で進められています。



マル武人形店


400社を越える全国の人形専門店、百貨店に高級雛を出荷しており、鴻巣の出荷額の60%を占める一番店です。

また、平成15年にはマル武人形の「雛人形」「鎧飾り」が総理大臣官邸ロビーに飾られ、今年で13年連続して飾られているとのことです。

マル武人形店は店内の撮影OKでした。


マル武人形店



中山道まちかどひなめぐり



中山道まちかどひなめぐり

中山道沿いに「中山道まちかどひなめぐり」の展示が行われていました。

一つは、久保田燃料店前の広場にビニールで囲まれた展示場があり、約100体のお雛様が飾られていました。

もう一つは、鴻神社には竹びなが飾られていました。

雨除けのためにビニールの覆いがあり、写真撮影はできませんでした。



エルミ会場:五角錘ひな壇



エルミ会場:五角錘ひな壇



エルミ会場:五角錘ひな壇


「鴻巣びっくりひな祭り2014」の2番目の会場が、鴻巣駅前の「エルミこうのすショッピングモール」の1階セントラルコートの「エルミ会場」です。

ここには五角形のひな壇が設置されています。

当初は5段のひな壇でしたが、2011年からは11段、高さ3mになっています。


エルミ会場:雛飾り



エルミ会場:雛飾り

エルミ会場の五角錘型ひな壇には約300体のお雛様が飾られています。

また、五角錘型ひな壇の周囲にも、いろいろなお雛様の飾り付けが行われています。

駅からハイキングの開催日には、「エルミ会場」で人形制作実演が行われますが、今年は開催日とは異なる日に訪ねましたので、残念ながら見ることができませんでした。



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エルミ会場:雛飾り


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