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千鳥ヶ淵公園の桜
千鳥ヶ淵緑道の千鳥ヶ淵戦没者墓苑側の出口にある墓苑入口の信号を左折し、次の千鳥ヶ淵の信号を渡って、真っ直ぐ進んだところが千鳥ヶ淵公園です。 千鳥が淵公園は、英国大使館前の内堀通り沿いにあり桜やその他多くの木々で埋め尽くされた細長い公園です。
皇居前広場や北の丸公園が環境省の管理であるのに対して、ここは千代田区の管理する公園です。 北の丸公園に通じる道路によって、千鳥ヶ淵と半蔵濠に分けられたためか、半蔵濠に面していますが、名前は千鳥ヶ淵公園となっています。
この公園入口の案内板には、大正8年(1919年)に「都会の児童を交通禍から護る」という趣旨で作られたと書かれています。 大正時代に交通事故から子供を護る必要があったのか、さすがに東京は大都会だとあらためて驚いた次第です。
イギリス大使館前の桜並木
この公園にはソメイヨシノ、サトザクラ、ヤマザクラ、枝垂れ桜など167本の桜が植えられています。 公園の中央には見晴し台があり、半蔵濠に枝を伸ばす桜を眺めることができます。 千鳥ヶ淵緑道や北の丸公園から千鳥ヶ淵公園に足をのばす人は比較的少なく、ゆっくりと散策できます。
細長い公園ですが、散策路は比較的広く、壕の反対側のエリアでは宴会を楽しむことができます。
公園の桜の木を保護するため、桜の根元に近づくことができないように、金の輪が設けられていました。
半蔵門の警察詰め所脇の近くに、3人の男性ブロンズ像が建っています。 正面には「自由の群像」と書かれており、反対側には「わが国の新聞事業先覚者20名を顕彰してここに自由の群像を建立する」旨のことが彫られています。 昭和30年11月3日、文化の日の除幕で、これらの像は「自由」「自尊」「進取」を表すのだそうです。
この公園のイギリス大使館の近くに「親善サクラ」と呼ばれている枝垂れ桜があります。 戦後、初代駐日英国大使のエスラー・デニング卿が、昭和32年離日に際し、日英親善のしるしとしてしだれ桜20本を寄贈し、千鳥が淵公園の英国大使館前に植樹したものです。 今年はまだ未開花でした。
千鳥ヶ淵公園の桜 前方は半蔵門
アクセス(千鳥ヶ淵公園) 東京メトロ半蔵門線半蔵門駅から徒歩5分 千鳥ヶ淵の桜へ 風来坊