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アナベルの雪山
東京サマーランドの「あじさい園」は、ファミリーパーク・スポーツエリアにあります。 「あじさい園」の入口は、東京サマーランドの正面入口とは異なっており、1.5kmほど西方に離れた場所にあります。 正面入口からあじさい園入口までは、無料シャトルバスが運行されています。
「あじさい園」は通常は閉鎖されており、あじさいの開花時期にあわせて「あじさい観賞」のイベントとして開園されます。 今年が41回目の「あじさい観賞」で、開園期間は6月6日(土)〜7月10(金)で、開園時間は午前10時から午後5時までです。
「あじさい園」には、約60品種、約15,000株のアジサイが約3万平方メートルの敷地内に植えられており、品種、株数とも国内有数です。 なかでも6月下旬から7月上旬には国内でも貴重種である純白のアナベル(北米原種)が山の斜面を埋め尽くします。 まるで雪山を思わせるところから「アナベルの雪山」として、テレビや新聞などで毎年紹介されています。
今年はあじさいの開花が早く、「アナベルの雪山」はいつ頃見頃を迎えるだろうかと思っていたところ、ネットの友人から「6月16日にアナベルの雪山を見に行ってきました。現在5分咲き」という情報が届けられました。しかし、写真を見ると見頃を迎えているという感じです。
いつ頃が良いかなと思いつつ、あじさい園のホームページの「花便り」の開花情報をチェックしたところ、6月20日で「山系アジサイ見頃、テマリ系アジサイ見頃、アナベル6分咲き」という状況でした。 アナベルの見頃はもう少し先かなと思っていたところ、6月21日に「山系アジサイ、テマリ系アジサイ、アナベル 全てが見頃です。みなさん、お待ちかねのアナベルもやっと見頃になりました」との開花情報が提供されました。
展望台への散策路
展望台への散策路から
関東は梅雨に入り、青空のある日は少ないですので、早速22日に訪ねました。 10時開園の15分ほど前に到着したところ、見頃になってすぐで、まだテレビでは放映されてないようで、一番乗りでした。 駐車場がまだ開いていないこともありましたが、一番乗りで入園するのは初めてです。 風来坊が到着後、駐車場が開門され、次々と見学者が到着しました。
展望台から
東京サマーランドファミリーパークは、緑豊かな秋川丘陵、清流秋川のほとりの緩やかな丘陵地に広がっています。 「あじさい園」のアジサイも、そのほとんどは緩やかな丘陵地に配置されています。 散策路の順路の案内にしたがって、アジサイを見ながら逐次斜面を登っていくことになります。
アナベルの植えられているのは、「あじさい園」の一番奥の斜面です。 「あじさい園」の一番高い部分で、展望台はそこからさらに急な坂を10m程度登る必要があります。 坂道を登ってきた上に、最後に急坂があることから、運動不足の人には結構きついようで、パスされる人も見かけられます。 今年は一番乗りでしたので、一気にアナベルのエリアに登りました。このため、人影のないアナベルの雪山を撮影することができました。
展望台から熱心に撮影中
アナベルの原種は北米です。最初はグリーンで、咲き始めると薄いグリーンとなり、開花につれて真っ白に変化します。 その色合いは上品で清楚です。 アナベルは土壌の酸性、アルカリ性にかかわらず真っ白です。見頃を過ぎると濃いグリーンに変化します。
アナベル
「アジサイ園」のアナベルが植えられている斜面は、見頃になると真っ白になり、まるで雪が積もったように見えることから「アナベルの雪山」と名付けられています。 現在は、斜面一帯に約3000株のアナベルが植えられ、見事な景観を呈していますが、以前はこの半分程度で、現在の規模になったのは15年ほど前からだそうです。
ウッドチップロードのアナベル
ピンクのアナベル
今年は、一昨年に比べると随分改善されていますが、それでも斜面の下の方には一部咲いていないエリアがありました。 しかし、正面下側から上を見上げると、下から上までアナベルの続いているエリアもあり、十分に楽しむことができました。
「あじさい園」には約60種類のアジサイが植えられおり、6月中旬から7月上旬にかけて、咲き変わることから長期間にわたりアジサイを楽しむことができます。 しかし、アナベルは見頃の時期が一番遅いため、アナベルをターゲットに「あじさい園」を訪ねると、他のあじさいは見頃を過ぎていることが多いです。 今年は、アナベルが見頃になると同時に訪ねたため、アジサイも見頃を保っていました。 ヤマアジサイは残念ながら見頃を過ぎていました。
今年はユリも
また、あじさい園では5年前からピンクのあじさいの栽培を始めましたが、今年は随分成長していて、びっくりしました。 新しい名所のエリアに育ちつつあります。
あじさい坂のあじさい
また、ピンクのアナベルのエリアのとなりに、ユリが植えられていました。 ユリは見頃を過ぎつつありましたが、それでも十分楽しむことができました。
アクセス バス 京王線八王子駅中央口、路線バス3番乗り場、JR中央線八王子駅北口、路線バス6番乗り場より30分 路線バス料金 大人490円 子供250円 JR五日市線秋川駅北口、路線バス2番乗り場 路線バス料金 大人190円 子供100円
路線バスの運行はサマーランド正面入口までです。 正面入口からアジサイ園入口までは、無料シャトルバスが頻繁に運行されており、約5分で移動できます。 また、「あじさい観賞」期間中は、秋川駅北口からあじさい園入口までの「無料送迎バス」が運行されています。ただし、平日のみです。
タクシー JR五日市線秋川駅から1100円程度 徒歩 JR五日市線武蔵引田駅から徒歩25分
入園料 中学生以上500円 子供300円 サマーランドの施設を利用される方はあじさい園とは別料金になっています。
ウェディングブーケ
ハイエスターバースト
三河千鳥
駐車場 大きな駐車場がありますが、土・日は大変混雑します。 駐車料金は1200円ですが、あじさい園のみ利用時は半額の600円です。 関連するホームページ 東京サマーランド(バス時刻表あり) 東京サマーランドあじさい園(割引券あり) 風来坊
ベニ額
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フジノタキ