散策スポット目次
HOME
前ページ
次ページ
糸川沿いのあたみ桜
あたみ桜は毎年1月上旬〜2月に咲くインド原産の寒桜の一種で、明治4年(1871年)頃にイタリア人によってレモン、ナツメヤシとともに熱海にもたらされ、 その後先人たちの努力により増殖が行われました。 熱海市内の多くの場所に植栽され、昭和47年(1972年)から昭和51年(1976年)にかけて、下田の御用邸や伊勢神宮、東宮御所に献上されたことにより、広く知られるところとなりました。
昭和40年(1965年)に開かれた「花いっぱい運動」で「あたみ桜」と命名され、昭和52年の市制40周年記念に熱海市の木に指定されました。 同じ枝に、早期に咲く花芽と後期に咲く花芽が二段構えにできることから、1ヶ月ほど花を楽しむことができるとのことです。 あたみ桜は、花粉形態分析等により、台湾・沖縄産の「カンヒザクラ」と日本の暖地に自然分布する「ヤマザクラ」が親であることが推定されています。
あたみ桜は、熱海市内各所に植えられていますが、本数はそれほど多くありません。 メインともいえる糸川沿いには、300mにわたって57本のあたみ桜が植えられており、 今年は1月24日(土)から2月15日(日)の間、「第5回 あたみ桜 糸川桜まつりが」が開催されています。 糸川桜まつりは今年が5回目ということですから、最近始められたようです。
糸川遊歩道で開催されている「桜まつり」期間中は、10:00から15:00の間、大道芸やバンド演奏、桜茶無料サービスなどの催しが行われます。 また、桜まつり期間中は、毎日あたみ桜ライトアップが実施されます。 桜まつり会場周辺には、飲食店がたくさんあり、配布されるパンフレットには、周辺店舗が紹介されています。
あたみ桜
ネットの友人からあたみ桜が見頃を迎えているとの情報があり、2月10日に訪ねました。 熱海梅園で早咲きの梅を楽しんだ後、あたみ桜を見ることにしました。 JR伊東線来宮駅前の「福富町交差点」から下り坂を道なりに500mほど下ると左手が熱海市役所です。 「熱海市役所前」の交差点を左折して200mほど進むと「糸川桜まつり」会場です。
「糸川桜まつり会場」では満開のあたみ桜が出迎えてくれました。 桜まつり会場に到着したのが11時過ぎでしたので、糸川遊歩道はあまり混雑してなくて、ゆっくりと見て廻ることができました。 あたみ桜も見事でしたが、数多くのメジロが遊びに来ていて、撮影を楽しむことができました。
あたみ桜とメジロ
糸川を下った親水公園渚デッキにもあたみ桜が植えられています。 糸川沿いとは異なったあたみ桜の景観を楽しむことができたかもしれませんが、今回はパスしてしまいました。
アクセス 熱海駅から糸川桜祭り会場まで徒歩20分 関連のホームページ 熱海観光協会 あたみ桜糸川桜まつり 風来坊