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豊泉橋から上流の展望
お花見ウォーキングコース(豊泉橋より少し下流)
河津町では、毎年2月上旬より約1ヶ月間、「河津桜まつり」が開催されており、多くの花見客で賑わいます。 今年で25回目を迎える「河津桜まつり」は、2月10日(火)〜3月10日(火)に開催されました。
お花見ウォーキングコース(豊泉橋より上流)
今年の河津桜の開花は、例年よりも少し遅かったようで、「河津桜まつり」が開始になる2月10日の時点でやっと1分咲きという状況でした。 河津桜の特徴としては、開花から葉桜になるまでのプロセスが長く、ソメイヨシノのようにパッと咲いてパッと散るというようなことはなく、徐々に開花し満開を経て時間をかけて散っていきます。
河津桜は満開手前の7〜8分咲きの時がいちばん花に勢いがあり、写真写りも綺麗とのことです。 間もなく見頃だなと思っていたところ、27日(金)には川沿いも7〜8分咲きで見頃を迎えており、ピークはこの週末から閉幕まで続くと予想されますとの開花情報がありました。
かわづいでゆ橋から上流の展望
かわづいでゆ橋から下流の展望
ということで、土・日の混雑を避けて3月2日(月)に行くことにしました。 この時期の河津町までの道路は毎年大渋滞しますので、電車で行くことにしています。 しかしながら、見頃の時期は電車も混雑しますので、横浜発5時47分の普通電車で出かけ、河津に8時34分に到着しました。 朝一番の特急電車よりも2時間以上早く到着できます。
かわづいでゆ橋傍の河津桜のトンネル
豊泉橋の上流右岸の河津桜
河津桜のトンネルの少し下流
大混雑の桜まつり会場はさすがにがらがらです。 しかし、この日の天気予報は晴れでしたが、河津桜まつり会場の上空は厚い雲に覆われており、写真を撮るには、イマイチの感じです。 このため、午前中にすぐ近くの稲取温泉の雛のつるし飾りまつりを見たのち、12時過ぎに再度河津町を訪ねました。
来宮橋から上流の展望
依然として上空には雲がかかっていましたが、薄日が射すようになり、徐々に天候も回復しました。 このため、写真は上空が厚い雲の写真と青空の写真が混在しています。 河津駅前の桜は見頃でしたが、伊豆急行線よりも下流の、河津浜地区の桜は少し青葉が出ており、見頃を少し過ぎています。 前日の雨と強風で花が少し散ってしまったようです。
お花見ウォーキングコース(豊泉橋〜来宮橋)
見頃過ぎかなと思っていたところ、川沿いを上流に進むにしたがって、桜の花が綺麗になってきます。 上流と下流では咲く時期が少し異なるようで、メインのエリアがちょうど見頃を迎えていました。 河津桜は昭和49年に新種と判明した新しい桜で、河津町が植栽をはじめたのは昭和50年以降です。したがって、樹齢も若く、訪問するたびに成長している様子が伺えます。 特に植裁した時期の遅い上流の方は年々成長しており、桜のトンネルが随分と増えていました。
「河津桜まつり」は今年で25回目ですが、15年ほど前までは、全国的にはほとんど無名の桜でした。 しかしながら、15年ほど前から全国に浸透し始め、近年ではテレビで毎年報道されることから、桜の時期に150〜200万人が訪れる大きなイベントとなっています。 見頃の時期の土・日には、桜まつりの会場は歩くのもままならないほどの混雑ぶりです。 今回は平日に訪ねましたが、それでも大混雑、帰りの電車は通勤電車並みの混雑振りで、乗車できない人がでるほどでした。電車がこれほど混雑したのは初めてです。
河津桜原木
河津桜の原木 河津桜の原木は、伊豆急河津駅から天城山へ向かって1.2kmの地点、河津町田中の飯田氏宅の庭に現在でもあります。 平成21年現在で、樹齢は約60年です。 原木は咲く時期が一番早く、川岸の桜が見頃の頃には葉桜になるのですが、今年は原木の開花も随分と遅かったようで、少し葉が出始めていましたが、まだまだ見頃でした。 なかなか見頃の原木に会えませんので、今年はラッキーでした。
河津桜の原木の側に「河津桜原木物語」が掲示されていました。 昭和30年頃の2月のある日、この家の主であった飯田勝美氏が、河津川沿い(豊泉橋上流の田中地区側)の冬枯れの雑草の中で芽吹いていた約1メートル位育った桜の若木を偶然見つけて庭先に植えたことが始まりでした。
菜の花ロード
約10年後の昭和41年1月下旬、やっと花が咲き始めました。 同年4月、主の勝美は花が咲くのを見届け永眠しました。 その後きれいに咲く桜を見て譲って欲しいという話もありましたが、思い出の桜のため手放さなかったそうです。 当時、この家の屋号からこの桜は「小峰桜」と呼ばれ、親しまれていました。
その後の調査で新種の桜とわかり昭和49年に河津で生まれた桜であることから「河津桜」と命名され昭和50年4月河津町の町の木に指定されました。 原木の大きさ 木高 約10メートル 樹幅 約10メートル 幹周 約115センチメートル 開花時期 1月下旬から3月上旬
現在では、河津川沿いの桜並木を中心に町内全域に約8,000本以上の河津桜が植裁されています。 河津町の桜まつりのエリアは、河津浜地区・駅前地区、菜の花ロード、お花見ハイキングコースの3つに大きく区分されています。
河津浜地区
河津浜地区・駅前地区 伊豆急行の鉄道より下流のエリアです。 夜桜祭りや夜桜ライトアップが行われるエリアです。 伊豆急行の河津駅から河津浜地区の桜並木にかけては歩行者天国となっています。 駅前の桜は見頃でしたが、河津浜地区の桜は少し葉が出ており、見頃を過ぎつつありました。
河津浜地区 見頃過ぎです
菜の花ロード 伊豆急行線の傍らにある館橋から荒倉橋を経て来宮橋までのエリアで、桜まつりのメイン会場です。 館橋の少し上流のメイン会場付近は、河岸の散策路が大幅に拡張・舗装され、その周囲に多くの出店が並んでいました。 メイン会場の少し上流から菜の花が多く植えられています。 しかし、菜の花のエリアが少し狭くなった感じです。
駅前地区
お花見ハイキングコース 来宮橋から豊泉橋、かわづいでゆ橋、峰小橋を経て峰大橋までのエリアです。 峰大橋までは河津駅から約3、5kmあります。 このエリアは若い木が多いため、年々成長しているのを感じることができます。 来宮橋から豊泉橋の間の桜が随分成長して、桜のトンネルがいくつもできていました。
河津桜
今回はかわづいでゆ橋まで行ってUターンしました。 かわづいでゆ橋から峰小橋の間も、両岸に桜並木が続いています。 また、かわづいでゆ橋の右岸には桜のトンネルがあります。 桜のトンネルも見事でしたが、生憎太陽が雲隠れ、写真は数枚しかありません。
関連するホームページ 河津桜まつり 河津町観光協会 河津桜まつり情報局 風来坊