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熱海散策 その2 (H26.12.14&27)


来宮神社



来宮神社



来宮神社

湯前神社から西方向に50mほど進んだ丁字路を右折し、道なりに坂道を400mほど登ると上側の広い道路に合流します。

すぐ先の信号のある交差点を右折し、JRのガードを潜って50mほど進むと「来宮(きのみや)神社」です。

「来宮神社」は、古くから来宮大明神と称し、熱海郷の地主の神であって来宮の地に鎮座し、来福・縁起の神として古くから信仰され、「延喜式神名帳」には「阿豆佐別神社」(アズサワケジンジャ)の名で記されています。



大楠


約1300年前の、和銅3年(710年)6月15日に熱海湾で漁夫が網をおろしていたとき、御木像らしき物がこれに入ったので、不思議に思っていると、童子が現れ「我こそは五十猛命である。この里に波の音の聞こえない七本の楠の洞があるからそこに私を祀りなさい。しからば村人は勿論いり来るものも守護しよう。」と告げられ、村民達が探し当てたのが、この熱海の西山の地でした。

 

大楠

 

大楠


現在でも、6月15日(新暦7月15日)には、熱海の氏子は海岸に出て、当時を偲ぶお祭り(七月の例大祭・こがし祭り)が行なわれます。

初詣には、市内外より約10万人の参拝客で賑わうとのことです。



大楠


境内にそびえ立つ、樹齢二千年の大楠は、 幹を一回りすると一年寿命がのびると伝えられており、この木の生命力にあやかり、長寿・病気平癒・健康祈願のお参りをする参拝者が後を絶たないとのことです。

また、願いごとのある人は、思うことを誰にも云わず一回りすると願い事がまとまる、とも言われています。


大楠



熱海梅園

「来宮神社」を出てから右折し、JRの線路沿いを500mほど進んだ三叉路を左折して400mほど進むと「熱海梅園」です。

「熱海梅園」は、日本一早咲きの梅、そして遅い紅葉で有名な庭園です。
熱海梅園に関しては、別途レポートしています。


  
熱海梅園のレポート


「来宮駅」から100mほど進んだ「福道町」の交差点を右折し、熱海街道に沿って坂道を600mほど下ると左手が「熱海市役所」です。

「熱海市役所前」の交差点を右折し、「清水町商店街」を300mほど進んだ交差点を左折して100mほど進んだ右側が「起雲閣」です。

「起雲閣」に関しては、別途レポートします。


  起雲閣のレポート


来宮駅



清水町商店街



親水公園

起雲閣から道なりに500mほど進むと「渚小公園」で、そこからデッキを進むと海岸に面した「親水公園」です。

熱海市が北イタリアのサンレモ市と姉妹都市であることや、地形と街並みが似ていることから、地中海北部のリゾート地のイメージで整備された公園で、散歩や日光浴、記念写真スポットとして 毎日多くの人が訪れています。



親水公園



親水公園


親水公園は南北に約600mの公園ですが、工区によって3つのエリアに分かれており、それぞれに名前がつけられています。

一番北側の第1工区(長さ約170m、奥行50m)が「スカイデッキ」で、南欧・コートダジュールをイメージした公園で、全体的にレンガで彩られています。


親水公園



親水公園

第2工区(長さ138m、奥行50m)は、「レインボーデッキ」で北イタリアのサンレモ・リヴェラ海岸をイメージしており、広場や歩道、トイレの壁の石張りなど「石」を基調に整備されています。

第3工区(長さ約160m、奥行40m)は、「渚デッキ」で「南イタリアのナポリ海岸」をイメージして、花や樹木も植えられています。また、渚小公園とベデストリアンデッキで結ばれています。



親水公園


スカイデッキの北側に隣接しているのが、「ムーンテラス」です。

ムーンテラスは「恋人の聖地」に認定されており、テラス先端の噴水には恋人たちが愛を語り合うことのできるモニュメントがあります。

ムーンテラスに今回のゴール「熱海観光協会」があります。


親水公園:熱海観光協会



熱海サンビーチ



ムーンテラス



ムーンテラス

ムーンテラスの北側が、「熱海サンビーチ」です。

熱海サンビーチは長さ約400m、奥行き約60mの人工ビーチで、昭和63年(1988年)6月に全面オープンしました。

青い海と白い砂浜、立ち並ぶホテル群、ヤシの並木通り・・・外国の高級リゾートに似た雰囲気のビーチです。

海水浴場として、また砂浜を歩いたり波と戯れたりできる恋人達の場所として、人気の場所です。 毎日、砂浜のライトアップも実施されています。



お宮の松&貫一・お宮の像


熱海サンビーチの傍に「お宮の松」「貫一・お宮の像」があります。

熱海の代名詞といえば、小説「金色夜叉」に登場する主人公「貫一とお宮」そして「お宮の松」です。

観光写真スポットでもあるこの場所は海岸の国道沿いにあります。

初代「お宮の松」は、昭和初期まで「羽衣の松」と呼ばれていましたが、大正8年(1919年)8月に「金色夜叉」を記念して、尾崎紅葉の弟子・小栗風葉の句碑 「宮に似たうしろ姿や春の月」を建立したことから、いつしか「お宮の松」と呼ばれるようになりました。


お宮の松



貫一・お宮の像


しかし、この「お宮の松」は、台風による護岸の破壊、道路舗装や自動車の排気ガス等の影響により次第に衰えてしまったため、昭和41年、現在の「お宮の松」を二代目として植栽しました。

「貫一・お宮」の銅像は昭和61年(1986年)に、熱海ロータリークラブによって建立されたものです。


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      風来坊


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