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三ツ池公園の桜
県立三ツ池公園は、面積が約29.7ヘクタールあり、その名前のとおり、3つの池(約3.2ヘクタール)と、それを取り囲む樹林によって構成される緑と水の豊かな公園です。 この公園は、昭和16年に指定された都市計画緑地の一部に当たるもので、戦時中は防空用地となりましたが、昭和25年から整備事業に着手し、昭和32年に県立都市公園に指定されています。
公園内にある3つの池は、江戸時代に水田の灌漑用水池として作られたものです。 この池の水は湧き水で、コイ、フナをはじめクチボス、ウナギなどが生息し、また冬にはカモなどが飛来して、来園者の目を楽しませてくれます。
三ツ池公園は、自然の起伏を活かした豊かな樹林や、四季折々に咲き誇る花によって憩いの場を提供しています。 子供達がはしゃぎまわることができる「遊びの森」やプール、健康増進のためのテニスコートや野球場などが整備され、さまざまに楽しむことができる公園です。
また、この公園は、国際交流の場としても利用されています。 中国遼寧省から友好の記念として「馬超龍雀像」が寄贈されたほか、韓国・京畿道との友好提携を記念した本格的な「コリア庭園」などがあります。
三ツ池公園は昭和32年の開園で、施設も老朽化が進み、利用者からは、自然とのふれあいや憩い集える場などが求められていました。 こうしたニーズを反映させるため、市民参加型公園づくりとして再整備を進めることとなり、平成12年から順次進められています。
この公園の最大の特徴は、日本の「さくら名所100選」に選ばれたほどサクラが見事なことです。 公園内には78品種、1600本の桜があり、桜の時期は公園全体が桜色に染まります。
横浜寒緋桜
三ツ池公園は桜の種類が多いですから、長い期間にわたって桜を楽しむことができます。 珍しい桜には、名札が付けられています。 また、パークセンターの休憩スペースには、どんな桜が園内のどこで見られるか、簡単に検索できるシステムが置かれています。 このシステムには、桜のことがいろいろ学べるページもあります。
三ツ池公園はバス便を利用する必要があることから、なかなか訪ねる機会がなく3年ぶりに訪ねました。 今年は桜の開花が早く、横浜は3月23日に開花宣言、3月31日に満開宣言がありました。
三ツ池公園
三ツ池公園のしだれ桜
今年は、3月下旬は晴天が続きましたが、4月は曇や雨マークの連続で、横浜の桜を見に行くのは難しいかなと思っていたところ、4月2日の天気予報は雨マークから晴マークに! これはラッキーと思い早速出かけました。
三ツ池公園には上の池、中の池、下の池の3つの池がありますが、上の池の周囲にはサクラは少ないため、メインは中の池と下の池です。 また、山の斜面にも数多くのさくらが植えられています。 満開宣言2日後ということもあり、ちょうど見頃の桜を楽しむことができました。
三ツ池公園には2つの散策モデルコースがあります。 池の周りを回るコースが1.4km、山の斜面の上を回るコースが1.9kmです。 いずれのコースも桜を楽しみながら散策できます。
中の池の奥にある花の広場には見事な枝垂れ桜があります。 この枝垂れ桜は、ソメイヨシノ寄りも少し早く見頃を迎えるようですが、今年は満開一歩手前と以上今日でした。 花の広場の横の斜面のサクラも見事ですが、ここのソメイヨシノも満開でした。
アクセス JR鶴見駅西口より臨港バス05系統東寺尾循環または06系統寺谷循環で「寺尾中学校入口」下車徒歩7分 JR鶴見駅西口より横浜市営バス14系統、67系統または104系統で「三ツ池公園北門」下車徒歩3分 JR新横浜駅・市営地下鉄新横浜駅より市営バス14系統または104系統で「三ツ池公園北門」下車徒歩3分
駐車場 北門駐車場 114台 正門駐車場 53台 サクラ開花時期やイベント開催時には混雑し、駐車できるまで半日かかる場合もあるとのことです。公共交通機関を利用するのが良さそうです。 関連するホームページ 県立三ツ池公園 風来坊