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吾妻山公園の菜の花と富士山
神奈川県二宮町の吾妻山公園は、関東の富士見100景、神奈川の花の名所100選、神奈川の美林50選、神奈川の公園50選に選ばれている景勝地です。 吾妻山公園では年間を通じてさまざまな花に出会うことができますが、特に年末年始という季節外れの時期に、菜の花と富士山を見ることができるので人気があります。
吾妻山に菜の花を見に行く場合は、富士山をクッキリと見ることができるか否かが大きなポイントです。 快晴でかつ北風の強い寒い日に見に行くのが理想です。 最高気温が10度以下であれば、絶好の気象条件ということができます。
しかし、寒い日でも時間の経過と共に気温が上がりますので、朝早く行くというのが第2のポイントです。 写真撮影する場合は、9時30分〜10時頃までに撮影を終了するのがベストと言えます。
相模湾と伊豆半島
昨年末から年初にかけてネットの友人が次々と吾妻山に行き、菜の花が見頃ですとの情報を送って下さいました。 しかし、新年になってもなかなか行く機会恵まれません。 気象条件の良い日は所要があり、所要のない日は気象条件が良くないという状況が続きました。
吾妻山公園の菜の花
この状況では、今年は富士山と菜の花のコラボレーションは難しいかなと思っていましたが、ラッキーでした。 1月13日は当初は朝方は曇りの予想でしたが、前日の天気予報では晴れになっており、最高気温も9度です。 風が西風で2mとやや弱い状況ですが、この気象条件ですと、朝早ければ大丈夫だろうと思い出かけることにしました。
吾妻山公園は、標高136.2メートルの吾妻山全体が公園となっています。吾妻山は、海辺から一気に立ち上がっているのが特徴です。 JR東海道線二宮駅のすぐそばにあり、駅から緩やかな坂を3分程進むと公園入口です。 公園入口に案内板があり頂上まで20分と書かれています。 公園入口からはいきなり300段の石段が続きます。
この石段が最初の試練で、運動不足の人は石段の途中で休憩することになります。 石段を登り切っても緩やかながら上り坂が続きます。 今回は一人でしたので一気に登ることにしました。 朝早かったですので、ゆっくりと登りましたが15分ほどで頂上に到着しました。
吾妻山公園の菜の花と見晴台
吾妻山公園の菜の花と丹沢山脈
頂上に着くとすでに数人の人が熱心に撮影していました。 富士山はくっきりと見え、富士山の周囲には雲が全くありません。 富士山を撮影する場合は、少し雲がかかっていた方が良いかもしれませんが、今回は帰途につくまで全く雲が出ませんでした。 また、朝が早いため富士山の下方にはまだ日差しが届いていない状況でした。
吾妻山公園の菜の花と丹沢
菜の花
富士山のみに太陽光線が
本日は朝方は南の空に雲がかかっており、太陽がなかなか顔を出しませんでした。 このため富士山のみに太陽光線が届いている時間帯がしばらくありました。 また、雲の多い時間帯は太陽光線が弱く、太陽光線の強い時間帯とでは、富士山と菜の花の印象が随分異なりました。 太陽光線の弱い時間帯の富士山と菜の花も掲載してみました。
太陽光線の弱い時間帯の菜の花と富士山
頂上の展望台に「吾妻山公園の由来」が書かれた記念碑があります。 『万葉の昔から、南陵の里 二宮の美しい海岸とそれを眼下に一望できる吾妻山は人々のふるさとでありました。しかしながら、第2次世界大戦後の激動する社会情勢の中で、吾妻山は顧みられることもなく荒廃が進んでいきました。
町はこれを深く憂え、子孫に誇れる山として残したいと思い、地権者65名の協力と5年の歳月をかけて整備し、昭和62年7月18日に吾妻山公園として開園しました。 現在では、健康づくりと自然とふれあう やすらぎの場として人々に慕われています。 この公園は、名誉町民 第17代柳川賢二町長の尽力により完成しました。』
吾妻山の水仙
吾妻山には水仙の群生地もあります。 水仙も見頃を迎えていました。
アクセス JR東海道線二宮駅から公園入口まで徒歩3分 公園入口から頂上まで徒歩20分 駐車場 この時期は臨時駐車場が準備されています。
開園時間 午前8時30分から午後5時 しかしこの時期は朝早くから頂上に登ることができます。 関連するホームページ 吾妻山公園 風来坊