散策スポット目次
HOME
前ページ
次ページ
隅田公園の桜と東京スカイツリー
隅田公園の桜 皆さん東京スカイツリーを眺めています
隅田公園の桜
上野、飛鳥山、隅田川の3ヶ所は、8代将軍徳川吉宗が、庶民も花見が行えるようにと開放した桜の名所です。 隅田川は、上野や飛鳥山とは異なり、川岸からだけでなく、隅田川に屋台舟を浮かべて両岸の桜並木を眺める風流な桜の名所でもあります。
さらに、隅田公園には桜の名所としての新しい要素が加わりました。 隅田公園は今年5月に開業予定の、東京スカイツリーを眺めることのできる場所でもあり、隅田公園の桜と東京スカイツリーのコラボレーションを楽しむことができる人気スポットになったということができます。
隅田公園の桜と東京スカイツリー 記念撮影です!
屋台舟の宴会は、毎年大人気でほぼ1年前から予約が入っているとのことで、なかなか予約が取れないことでも有名です。 東京スカイツリーの外観は完成していることもあり、今年からは屋台舟の予約はますます困難になっているのではないかと思います。
大人気の水上バス
隅田川では、吾妻橋から桜橋の約1kmにわたり、川の両岸にソメイヨシノ、シダレザクラ、サトザクラ、エドザクラなど300本あまりの桜が植えられています。 川の両岸の桜並木以外の、公園内の桜も合わせると1000本の規模になるとのことです。
言問橋と東京スカイツリー
今年の東京は桜の開花が遅くて3月31日に開花宣言が出されました。 今年は隅田川の桜は是非とも見に行かなければと思い開花情報をチェックすると、4月7日に満開となりました。 隅田公園から東京スカイツリーを撮影する場合は、午前中は逆光になると思い、午後行くことにしました。
言問橋近くから桜橋を望む
隅田公園の桜は満開です
隅田公園は大賑わいです
隅田公園は花見真っ盛り
隅田川右岸の隅田公園では、堤の上のみでなく、川堤の外側の公園にも沢山の桜が植えられており、「隅田公園桜まつり」の会場となっています。 今年は3月31日、4月1日の2日間開催されたようです。 桜祭りは終了していましたが、公園内では多くのグループがブルーシートを敷いて花見を楽しんでしました。
隅田川右岸からは桜と東京スカイツリーのコラボレーションを楽しむことができますが、公園内にはいると桜の上側に東京スカイツリーが聳えている光景に出会うことができます。 川岸から眺める、頭上の桜とスカイツリー、対岸の桜とスカイツリーとはまた異なる光景を楽しむことができます。
隅田公園内からの展望
この日は昼間から屋台舟が浮かんでいました。 また、多くの水上バスが行き交っていましたが、いずれの水上バスも超満員でした。 特に船の後部側にある屋根の上は、満員電車並みの混雑ぶりでした。 川面から眺める桜と東京スカイツリーの絶景を多くの方が楽しまれたことと思います。
隅田公園内からの東京スカイツリー
桜並木を上流に進み、言問橋を過ぎると前方に立派な橋が見えてきます。 1885年に完成した隅田川唯一の歩行者専用橋である、「桜橋」です。 両岸の隅田公園を結ぶ役割を持っており、平面のX字型の得意な形状をしています。
桜橋と東京スカイツリー
花見のシーズンには、両岸の桜を楽しむために多くの人がこの橋を渡ります。
桜橋の上から見る桜は絶景ということができます。 今年は午後訪ねたためこの橋の上からの光景は逆光になってしまいました。
桜橋から下流の展望 逆光です
また、橋の上では「桜橋花まつり」が開催され、仮設ステージではさまざまなイベントが行われます。 今年はすでに「桜橋花まつり」は終了していました。
桜橋から上流の展望
桜橋のモニュメントと東京スカイツリー
桜橋を渡った左岸の隅田公園には、桜橋の少し上流から墨田区役所の手前まで桜並木が続いています。 この隅田川の左岸の桜並木が「墨堤さくらまつり」の会場です。 墨堤の桜は、江戸享保年間に8代将軍吉宗の命により植裁されたのが始まりで、長年桜の名所として親しまれてきました。
隅田川左岸の桜並木
この墨堤の桜も戦後は一時衰退をみましたが、墨田区では、昭和50年代に入り、由緒ある桜並木を復活させ、合わせて、内外の多くの人々にお花見を楽しんでもらうため、「墨堤さくらまつり」を開催しています。 期間中は、地元を挙げての模擬店や向島芸者による芸妓茶屋が催されます。
今年の「墨堤さくらまつり」は3月31日から桜開花中は開催されるということで、風来坊の訪ねた4月10日、12日は多くの模擬店が並んで花見客で賑わっていました。 芸妓さんと会える芸妓茶屋は4月6日までとのことで、残念ながら芸妓さんには会うことができませんでした。
隅田川左岸の隅田公園からの東京スカイツリー
隅田川左岸の隅田公園の桜と東京スカイツリー
また、墨堤周辺には、向島名物の老舗和菓子店(長命寺の桜もち、言問団子、志満ん草餅等)や料亭街、隅田川七福神ゆかりの寺社など魅力的な観光ポイントが揃っており、向島散策へと発展する人も多いようです。 墨堤の桜まつり会場までは、都営本所吾妻橋駅からが近く、徒歩5分です。
隅田公園は隅田川の両岸にまたがっていますが、右岸は台東区、左岸は墨田区が管轄しているため、さくらまつりの実施時期も微妙に異なるようです。 隅田川左岸の隅田公園にも多くの桜の木が植えられており、桜の木の下で花見を楽しむこともできます。
隅田川左岸の隅田公園の桜
吾妻橋からの東京スカイツリー
また、左岸の隅田公園からは間近に見える東京スカイツリーを楽しむことができます。 桜と東京スカイツリーのコラボレーションを楽しむことができるスポットもいくつかあります。 隅田公園の花見は、隅田川両岸の桜並木及び浅草に近い隅田公園が人気のようで、左岸の隅田公園は花見客も少なく、隠れた花見のスポットといえるかもしれません。
朝日ビール本社と東京スカイツリー
桜一色となる隅田川両岸には、毎年30万人を越える花見客が訪れるとのことですが、東京スカイツリーの完成した今年は大変な人気のようで、例年以上の花見客が訪れたのではないかと思います。 次回は水上バスからの花見も楽しみたいものです。
水上バス乗り場
吾妻橋からの展望
関連するホームページ 隅田川の花見 風来坊