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高幡不動尊菊まつり
高幡不動尊五重塔
高幡不動尊境内では、10月28日(水)から11月17日(火)までの間、菊まつりが開催されています。 高幡不動尊の所在する日野市の「市花」が菊ということもあり、高幡不動尊の菊まつりは、日野市観光協会の主催で開催されており、今年が45回目です。
多摩地域最大の菊まつりで、多摩菊花連盟参加の11市の菊作り愛好家から出品される1500件あまりが境内を埋め尽くします。 大菊、懸崖、盆栽、切花など各種の作品、さらには三重塔など趣向を凝らした展示が行われており、大いに楽しむことができます。 この菊祭りは、観光客の鑑賞に供するとともに、菊花養成の技術向上を図ることを目的としており、出品花の販売や菊の育て方講習会も行われています。
厚物、管物、一文字、懸崖、福助、だるま、盆栽等など各種の作品のほかに、鶴亀などの趣向を凝らした特別展示も行われています。 また、菊まつり期間は七五三のお参りの時期と重ねっており、境内はいっそう華やかに感じられます。
高幡不動尊の菊まつりの特徴として、近隣11市の菊愛好会の皆さんが出品している菊花壇のコーナーがあります。 このコーナーではいろいろな種類の菊が一同の集められており、美を競い合っている感じです。 このコーナーには珍しい品種の菊も数多く見られました。
高幡不動尊は関東三大不動尊の一つに数えられています。 高幡不動尊の草創は、古文書によれば大宝年間(701年)以前とも、あるいは奈良時代行基菩薩の開基とも伝えられているようです。 しかし、約1100年前の平安時代初期に慈覚大師円仁が、清和天皇の勅願によって当地を東関鎮護の霊場と定めて山中に不動堂を建立し、不動明王をご安置したのに始まるというのが正しいようです。
建武2年(1335年)8月4日夜の大風によって山中の堂宇が倒壊したので、時の住僧儀海上人が、康永元年(1342年)に麓に移し建てたのが現在の不動堂で関東稀に見る古文化財です。 不動堂の本尊、丈六不動三尊(国重文)は総重量1100キロを超える巨像で、古来日本一と伝えられています。
平安期からの文化財を数多く収蔵し、また土方歳三の菩提寺でもあります。 四千数百坪の境内と、接続する山林と合わせて三万坪からなる敷地は、千本の緑に包まれているといわれています。
高幡不動は初詣で1年が始まり、毎月28日の縁日、12月28日の納めの不動まで1年を通して、節分会、萬灯会などの行事に加え、四季を彩るあじさい祭り、紅葉祭り、菊祭りなどの催しも行われおり、年間200万人もの参詣者が訪れるそうです。
アクセス 京王線高幡不動駅から徒歩3分 モノレール高幡不動駅から徒歩5分 拝観料 無料
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