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恵比寿・六本木散策 その1 (H24.10.12)


恵比寿駅西口



アトレ恵比寿(スタート受付)

「駅からハイキング」の「恵比寿・六本木 カメラ片手に町歩き」に参加しました。

サブタイトルは「エビスビール発祥の地とお洒落な街歩きの中で、自分だけの風景を見つけに行こう」です。


コースの概要は次のとおりです。

恵比寿駅→アトレ恵比寿(受付・スタート)→山種美術館→國學院大學(伝統文化リサーチセンター資料館)→青山霊園→桧町公園→東京ミッドタウン→フジフイルムスクエア(チェックポイント)→有栖川宮記念公園→恵比寿ガーデンプレイス→東京都写真美術館→恵比寿三越1階インフォメーション(ゴール)→恵比寿駅


山手線のガードを潜る 左は駒沢通り



渋谷橋交差点

コースの歩行距離は約9.7km、歩行時間は約2時間30分(施設での見学時間を除く)、所要時間約3時間30分(施設での見学時間等を含む)です。

写真を撮りながら歩き、かつ六本木ヒルズに立ち寄りましたので、所要時間は約4時間30分でした。

コース(六本木ヒルズを含む)のみで約2万歩でした。



渋谷橋交差点から恵比寿駅方面を望む



渋谷橋交差点から広尾方面を望む これから歩く方向です


JR恵比寿駅東口改札を出て、左方向(西口方向)に50mほど進んだ右手が、受付の「アトレ恵比寿」です。

受付を済ませて西口方向に進み、エスカレーターで下りると前方に東京メトロ日比谷線の地下鉄の出入口があります。


恵比寿プライムスクエア



恵比寿プライムスクエア



恵比寿プライムスクエア

地下鉄出入口を左に見て進み、右手の交番の先を右折して、JR山手線のガードを潜り、駒沢通りに沿って200mほど進むと「渋谷橋」の交差点です。

交叉しているのが明治通りです。

歩道橋で明治通りを横断して200mほど進んだ右手が「恵比寿プライムスクエア」です。

「恵比寿プライムスクエア」は、オフィスタワー、マンション、レストランが一体となっており、高いビルが「プライムスクエアタワー」です。



山種美術館


「恵比寿プライムスクエア」から400mほど進んだ右手が「山種美術館」です。

山種証券(現在のSMBCフレンド証券)の創始者である山崎種二氏の個人コレクションを元に昭和41年(1966年)に開館した国内初の日本画専門の美術館です。

横山大観、上村松園、奥村土牛、早見御舟、東山魁夷など約1800点に及ぶ収蔵品から年6〜7回の企画展を開催しています。


山種美術館



國學院大學



氷川神社

「山種美術館」から300mほど進んだ「広尾3丁目」の交差点を左折し、200mほど進んだところが「國學院大學」です。

そのまま進んだ正面が「氷川神社」です。

「氷川神社」の手前を右折し、100mほど進んだ「國學院大學」の信号を右折した左手にあるのが、「國學院大學・伝統文化リサーチセンター資料館」です。



國學院大學・伝統文化リサーチセンター資料館


國學院大學は、明治15年(1882年)に設立された、神道の研究・教育機関であった皇典講究所を母体とした大学です。

「伝統文化リサーチセンター資料館」は、文部科学省オープン・リサーチ・センター整備事業「モノと心に学ぶ伝統の智恵と実践」を推進している伝統文化リサーチセンターの伝統文化研究の成果をより多くの人々に示すために、平成20年(2008年)に開館しました。


伝統文化リサーチセンター資料館



弥生土器

本資料館の常設展示は3つのゾーンに分かれており、「祭祀遺跡に見るモノと心」「神社祭礼に見るモノと心」「國學院の学術資産に見るモノと心」というテーマが設けられています。

主な展示としては、

○ 山ノ神遺跡復元模型
○ 火焔土器、その他縄文土器(縄文時代)
○ 土偶(縄文時代)
○ 銅鐸(弥生時代)
○ 挙手人面土器(古墳時代)



○ 石枕(古墳時代、重要文化財)
○ 興福寺瓦(古代)
○ 経筒(中世)
○ 懸仏(中世)
○ 銅鼓(中国)

等があります。

一部のエリアを除いて、写真撮影もできます。


埴輪



火焔土器


石枕



南青山7丁目交差点 横断歩道を渡って左前方に進む



根津美術館に向かう散策コース

「伝統文化リサーチセンター資料館」を出て左手方向に200mほど進むと「東4丁目」の交差点で駒沢通りに戻ります。

交差点を左折して200mほど進んだ「南青山7丁目」の交差点で、「首都高速3号渋谷線」と「六本木通り」を横切り、Y字型の道路の左側を進みます。

道なりに500mほど進んだ右手が「根津美術館」です。



根津美術館


「根津美術館」は、東武鉄道の社長などを務めた実業家の初代・根津嘉一郎が蒐集した日本・東洋の古美術品コレクションを保存し、展示するためにつくられた美術館です。

昭和16年(1941年)に開館した、第2次世界大戦以前からの歴史をもつ、日本では数少ない美術館の一つです。

美術館の敷地は根津嘉一郎の私邸跡で、現在も広大な庭園があり、庭内には茶室が点在しています。


根津美術館



根津美術館から青山霊園に向かう散策コース

根津美術館から道なりに500mほど進むと「青山霊園」です。

「青山霊園」は、美濃国郡上藩(現在の岐阜県郡上市)の藩主だった青山家の下屋敷跡で、約26万平方メートルに広がる都立の庭園です。

著名人の墓が数多くあり、忠犬ハチ公の碑もあります。

管理事務所で歴史的墓所マップを配布しています。



青山通りに向かって真っ直ぐ伸びる桜並木 忠犬ハチ公の墓は桜並木の中間右手


また、青山霊園は桜の名所でもあり、青山通りから真っ直ぐの伸びる桜のトンネルは見事です。

桜のトンネルと交叉する「青山墓地中央」の信号を右折して、桜のトンネルを300mほど進むと青山霊園の出口になります。

ここは変則の交差点になっていますが、広い道路を横切って左前方の狭い道路に入ると、左手に米軍の基地「HARDYBARRACKS」があります。

カーブの多い道路を道なりに500mほど進んだ左手が「国立新美術館」です。


青山通りと反対方向の桜並木 今回の散策コース



国立新美術館



国立新美術館



国立新美術館

「国立新美術館」は、六本木の東京大学生産技術研究所の跡地に建設され、平成19年(2007年)に開館しました。

国立の美術館としては、昭和52年(1977年)に開館した国立国際美術館以来、30年ぶりに新設された、日本で5番目の国立美術館です。

延べ床面積は日本最大で、これまで最大とされていた大塚国際美術館の約1.5倍です。


「国立新美術館」は多彩な展覧会を開催する美術館で、美術館としての独自のコレクションは所有していません。

館内にはアートライブラリー、カフェ、レストラン、ミュージアムショップなどが併設されています。

総ガラス張りの特徴的な建物デザインは巨匠・黒川紀章の設計です。


国立新美術館



東京ミッドタウン(東京ミッドタウン西交差点) 



ミッドタウンガーデン



東京ミッドタウン

「国立新美術館」から元の道に戻り、200mほど進んだところが「東京ミッドタウン」です。

東京ミッドタウンは、ショッピングセンター、オフィスビル、ホテル、美術館、ホール、医療機関、駐車場、公園など、多様な施設から構成されています。

最も大きな構造物であるミッドタウン・タワーは、地下5階、地上54階、高さ248mで、それまでの東京都庁舎第一庁舎の243mに代わり、東京都内で最高層のビルとなりました。


東京ミッドタウン一帯は江戸時代には、長州藩毛利家の下屋敷などがありました。

明治時代になり毛利家の屋敷の一帯は国の管轄に移り、第1師団歩兵第1連隊の駐屯地となりました。

第2次大戦後の一時期米軍の接収を受け、その後敷地の大部分に防衛庁が設置され、残りの部分が檜町公園として整備されました。


東京ミッドタウン



東京ミッドタウン



東京ミッドタウン

2000年、防衛庁本庁(現在の防衛省本庁)が檜町(住所表示は赤坂9丁目)から市ヶ谷に移転したことから、東京ミッドタウンの新しい都市計画が始まりました。

それは、防衛庁跡地と隣接する檜町公園を含めた、都心に残された大規模かつ優良な再開発事業です。


高い可能性を秘めたこのエリアに、オフィス、住宅、商業施設からなる、これまでにない「複合都市を」を創造したいという思いから、国際都市・東京にふさわしい「都市再生」も一翼を担う、一大プロジェクトがスタートしました。

そして、2005年に、創造と発信力を持ち、憩いの場としても親しまれるニューヨークのミッドタウンにちなみ、タウンネームが「東京ミッドタウン」と決定されました。


ミッドタウンガーデン



檜町公園



檜町公園

2004年5月に工事に着工し、約3年を経過した2007年3月、これからの国際競争におけるキーワードとなる「デザイン」をテーマに、日本の新しい価値と感性を世界に発信する拠点として、東京ミッドタウンはグランドオープンしました。

東京ミッドタウンは、広大なグリーンと6つの建物からなる新しいスタイルの複合都市です。


東京ミッドタウンの最大の特徴は、街の約40%を占める広大なグリーンです。

この広大なグリーンはミッドタウン・ガーデンと港区立檜町公園の2つで構成されています。

ミッドタウン・ガーデンはこの街を行き交う人に、憩いのひとときを提供する場所です。

サクラやクスノキなど、たくさんの木々が美しさを競う、自然のアートギャラリーといえます。


檜町公園



東京ミッドタウン


ミッドタウンの正面入口の左側が「フジフイルムスクエア」です。

写真展などが開催される「富士フイルムフォトサロン」、写真の歴史が学べる「写真歴史博物館」など写真に関わる展示施設のほか、ヘルスケアショップなどを併設しています。

今回の「駅からハイキング」のチェックポイントです。

港区立檜町公園は東京ミッドタウンの東側に位置しています。

その昔、檜が多いことから「檜屋敷」と異名をとった萩藩・毛利家の麻布下屋敷の庭園跡です。

その広大な庭は「清水亭」と呼ばれ、江戸の町並みを一望できる名園として名を馳せました。

そんな由緒正しい名園の緑は、公園となったいまも、昔と変わらぬ「日本の美」を彩っています。



東京ミッドタウン



東京ミッドタウン



東京ミッドタウン



東京ミッドタウン




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       風来坊


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