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高幡不動尊のあじさい (H25.6.17)


高幡不動尊のあじさい



高幡不動尊のあじさい

高幡不動尊は関東三大不動尊の一つに数えられています。

高幡不動尊の草創は、古文書によれば大宝年間(701年)以前とも、あるいは奈良時代行基菩薩の開基とも伝えられているようです。

しかし、約1100年前の平安時代初期に慈覚大師円仁が、清和天皇の勅願によって当地を東関鎮護の霊場と定めて山中に不動堂を建立し、不動明王をご安置したのに始まるというのが正しいようです。



高幡不動尊のあじさい


建武2年(1335年)8月4日夜の大風によって山中の堂宇が倒壊したので、時の住僧儀海上人が、康永元年(1342年)に麓に移し建てたのが現在の不動堂で関東稀に見る古文化財です。

不動堂の本尊、丈六不動三尊(国重文)は総重量1100キロを超える巨像で、古来日本一と伝えられています。


高幡不動尊のあじさい



高幡不動尊のあじさい



高幡不動尊のあじさい



高幡不動尊のあじさい

四千数百坪の境内と、接続する山林と合わせて三万坪からなる敷地は、千本の緑に包まれているといわれています。

高幡不動は初詣で1年が始まり、毎月28日の縁日、12月28日の納めの不動まで1年を通して、節分会、萬灯会などの行事に加え、四季を彩るあじさい祭り、紅葉祭り、菊祭りなどの催しも行われおり、年間200万人もの参詣者が訪れるそうです。



高幡不動尊のあじさい


高幡不動尊では毎年6月初旬から7月上旬まであじさい祭りが開催されますが、今年も6月1日(土)〜7月7日(日)の間、「第30回あじさいまつり」が開催されています。

多摩丘陵の自然を残す境内には、約3300株の自生のヤマアジサイのほかに、全国から寄せられた約250種、700株の様々なヤマアジサイが植えられており、西洋あじさいを合わせて約7500株のあじさいが咲き乱れます。


高幡不動尊のあじさい



高幡不動尊のあじさい



高幡不動尊のあじさい



高幡不動尊のあじさい

今年はあじさいの開花が早いことから、5月31日に訪ねました。

山の斜面に植えられているヤマアジサイは大部分の花が見頃を迎えていました。

また、近年大師堂の周辺にヤマアジサイが植えられています。

全国から寄せられたヤマアジサイかと思われます。

この付近のヤマアジサイも見頃でした。



高幡不動尊のあじさい


また、6月1日から始まるあじさい祭りの準備が進められており、境内には鉢植えのヤマアジサイが展示されていました。


鉢植えのヤマアジサイも大部分がすでに見頃を迎えていました。


高幡不動尊のあじさい



高幡不動尊のあじさい


高幡不動尊のあじさい


ヤマアジサイ


武蔵野



瀬戸の鶴姫



石鎚の光

あじさいの見頃の時期が近付くと雨続きでなかなか西洋あじさいを見に行くチャンスがなく、やっと6月17日に訪ねることができました。

ヤマアジサイは見頃を過ぎていましたが、西洋あじさいは見頃でした。

しかしながら、山内八十八ヶ所巡りのコースのあじさいは、今年はイマイチの感じでした。


高幡不動尊を訪ねると境内に「高幡不動尊境内略地図」が置かれていますが、この時期の略地図は「山内八十八ヶ所とあじさいマップ」になっています。

あじさいマップには「可憐な山あじさい」「あじさい・がくあじさい」の咲いている場所が区分して表示されています。


青海(エゾアジサイ)



土佐の蛍


土佐の暁



深山八重紫


伊予のさみだれ



桃花




涼香



美方八重



千代の光

「紫色の部分があじさい・がくあじさいの咲いているエリア」「紫色の中に白い斑点が付いている部分が山あじさいの咲いているエリア」と区分されていますが、同じ紫色で表示されているため、よほど気をつけてみないとエリアの区分がわかりません。

山あじさいに興味を持っている人でないと、この区分けまでは見ないようです。


高幡不動尊に置かれているあじさいマップを見ると、「あじさい・がくあじさい」は山内八十八ヶ所巡拝路の全経路に沿って植えられています。

山内八十八ヶ所は高幡不動尊山内に設けられた、四国八十八ヶ所霊場のうつしです。

高幡不動尊には、山内八十八ヶ所を仮想巡礼できるコースが設けられているのです。


伊予の乱れ髪



岩見ナデシコ


横浪の月



土佐美鈴


紅剣



木曽変化


天使のえくぼ



剣の舞



あまちゃ



土佐の大盃

五重塔のそばの、山あじさいの植えられている一角に、山内八十八ヶ所めぐりの入口があります。

最初はやまあじさいが植えられているエリアですが、そこを過ぎると緩やかな坂道となります。案内板にしたがって散策すれば、あじさいを観賞しながら山内八十八ヶ所めぐりができる仕組みです。

上り下りが多いですが、約40分程度で廻ることができます。


一方、「山あじさい」は「四季の道」に沿って、比較的集中して植えられており、いくつかの「山あじさい園」が設けられています。

「山あじさい」を見る場合は、「山内八十八ヶ所とあじさいマップ」を見ながら、山内八十八ヶ所巡拝路の一つ下段の道に沿って散策する必要があります。


伊予絞り



胡蝶の舞


楊貴妃



シチダンカ


小町絞り



伊予絣


津江の紅鶴



黒姫アジサイ





白雪姫

また、高幡不動のあじさいまつりの時期には、「俳句大会」「短歌大会」「高幡不動尊あじさいまつり写真コン クール」などのイベントも開催されています。

特に美しい自然と霊域の調和をテーマに行われる「写真コンクール」は人気が高く、毎回多くの作品が寄せられるとのことです。


高幡不動尊はあじさいの種類が多く、長期間にわたりアジサイを楽しむことができます。

アジサイの開花時期は毎年異なりますが、開花時期の目安は次のようです。


全国のヤマアジサイ

約700株

見頃 6月初め〜6月中旬


白鳥



土佐のきら星


八重カンコク山



乙女の舞


伊予丸



倉木の光



酔湖姫



土佐遊蝶

自生のヤマアジサイ

約3300株
見頃 6月初め〜6月中旬


あじさい、がくあじさい

約5000株
見頃 6月中旬〜7月初旬


アクセス

京王線高幡不動駅から徒歩3分

モノレール高幡不動駅から徒歩7分


拝観料

無料


羽衣の舞



美里紫


土佐紺青



防長の暁


爽風



瀬戸の潮風



五重塔



奏音の星



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       風来坊


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