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明月院のあじさい (H27.6.20)


明月院のアジサイ



明月院のアジサイ



明月院のアジサイ

鎌倉のあじさいといえば、やはり明月院が有名です。

あじさいの時期の午後には、400m〜500mの行列ができるほどの人気です。

週末の午後には、行列の最後は北鎌倉駅の近くまで伸びることもあるようです。

明月院も朝早く行くのがお勧めです。


今年は、長谷寺のあじさいを見てから明月院に廻りましたので、北鎌倉駅に着いたのが9時10分頃でした。

電車を降りたところ、北鎌倉駅から明月院に向かって行列が続いています。

この状況ですと、明月院の切符売り場は長蛇の列かなと思っていましたが、下り電車が到着した直後の行列だったようで、切符売り場は5mほどの行列で比較的スムーズに入門することができました。


明月院のアジサイ



明月院のアジサイ



明月院のアジサイ

しかしながら、土曜日ということもあり、境内は大変な混雑振りでした。

特に、明月院の撮影スポットである、山門への鎌倉石の参道は大変な混雑振りでした。

平日ですと、時に人の流れが途切れることがあり、人影の少ない光景を撮影することができますが、さすが土曜日はこのようなチャンスには恵まれませんでした。


明月院のアジサイ


明月庵(明月院の前身)は、この地の住人で平治の乱で戦死した首藤刑部大輔俊道の菩提供養として、俊道の子の山ノ内徑俊が創建しました。

その後、北条時頼がこの地に最明寺を建立しましたが、時頼の死後廃絶となりました。

時頼の子・北条時宗がその跡に禅興寺(ぜんこうじ)を建てました。

禅興寺は関東十刹(じっさつ)の一位に数えられるほど規模も大きく、位も高いお寺でした。


明月院のアジサイ



明月院のアジサイ



明月院のアジサイ



明月院のアジサイ

明月院は、この禅興寺の塔頭(たっちゅう、子院)として上杉憲方が建てた寺で、名前も明月庵から明月院とあらためられました。

その後禅興寺は衰え、明月院に付属したような形となり、結局明治時代の初めに廃寺となってしまいました。

現在では、明月院のみが残っているということになります。



明月院のアジサイ



明月院のアジサイ


この明月院は、その名前は知らなくても「鎌倉のあじさい寺」といえば話が通じるほど全国的に有名です。

この寺であじさいを植えたのはさほど古いことではなく、一説によると「手入れが比較的楽だから」という理由で植えたものが次第に有名になったといわれています。


明月院のアジサイ



明月院のアジサイ



花地蔵

明月院の境内には約2500株のあじさいが植えられていますが、その8割から9割が日本古来の「姫あじさい」です。

花が優美ということから、「姫あじさい」の名が付けられたそうで、小振りで可憐です。

「姫あじさい」は色が変化しないのが特徴です。

空や海の色のように淡い青から、深い青に日ごとに濃くなっていきます。
紫色になり始めると見頃過ぎです。



開山堂



瓶の井(鎌倉十井)


明月院では意図的に悠久の青「姫あじさい」を心こめて育てているそうです。

青一色のあじさいは雨の日が良く似合うそうです。

青一色のあじさいも、色とりどりのあじさいとは異なった静かな趣があります。

前日が雨だったこともあり、色鮮やかな姫あじさいを楽しむことができました。


瓶の井(鎌倉十井)



本堂の前は大混雑



明月院には丸窓の座敷があり、撮影スポットとなっています。

しかしながら、この日は本堂に参拝する人の長蛇の列で、その先にある撮影スポットに到着するには相当の時間を要することから、今年は丸窓の撮影は諦めました。

10時過ぎに明月院を出ましたが、切符売り場には50m程度の行列ができており、その後方からも明月院に向かう人の流れが続いていました。

やはり鎌倉のあじさい見学は、平日でないと駄目だという感じです。


山門



明月院のアジサイ



アクセス(明月院)


 JR北鎌倉駅から徒歩10分。



拝観料

 500円

 通常は300円ですが、あじさいの時期は値上がりするようです。


明月院のアジサイ



総門



明月院のアジサイ



姫あじさい



姫あじさい


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 長谷寺のあじさいへ


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明月院のアジサイ


姫あじさい


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