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小田原から箱根湯本を巡る その1 (H27.2.24)


小田原駅観光案内所


小田原駅

JR東日本の「駅からハイキング&ウォーキングイベント」の「早春の小田原から東海道沿いに箱根湯本を巡る」に参加しました。

細部説明は「城下町小田原から東海道・早川沿いに湯の町箱根湯本を巡ります。箱根登山鉄道箱根湯本駅長と、JR小田原駅長のおすすめコースです」となっています。



ハルネ小田原入口



ハルネ小田原


コースの概要は次のとおりです。

JR小田原駅小田原観光案内所(スタート)小田原城址公園・報徳二宮神社街かど博物館・とうふ工房鈴廣のかまぼこ博物館神奈川県立生命の星・地球博物館前田橋箱根町立郷土資料館北条五代の墓玉簾の瀧見番箱根登山鉄道箱根湯本駅(ゴール)


ハルネ小田原



お堀端通り

歩行距離約10km、所要時間約4時間10分(施設での見学時間を含む)です。

コースに含まれていない鈴廣かまぼこの里でゆっくりしたこと、神奈川県立生命の星・地球博物館をゆっくり見学したこと、途中で道を間違えてUターンしたことなどがあり、所要時間4時間45分、約19000歩でした。



学橋



小田原城趾公園


小田原駅東口から地下街「ハルネ小田原」を抜けて、正面方向の階段を登り100mほど進むと「錦通り入り口」の交差点です。交差点を右折し、「お堀端通り」に沿って500mほど進むとお堀端です。

赤色の「学橋」を右手に見て進み、次の「馬出門土橋」を渡ると「馬出門」です。


「馬出門」から住吉橋、銅門、常盤木門を経由して進むと本丸広場で、前方に小田原城天守閣が聳え立っています。


馬出門



二の丸観光案内所

小田原城は、戦国時代から江戸時代にかけては北条氏の本拠地として、江戸時代は箱根を控えた関東地方防御の要衝として、また幕藩体制を支える譜代大名の居城として、重要な役割を担ってきました。

しかしながら、明治3年(1870年)小田原城は廃城となり、ほとんどの建物は解体され、残っていた石垣も大正12年(1923年)の関東大震災によりことごとく崩れ落ちてしまいました。



銅門



銅門


現在は、貴重な文化的遺産である小田原城跡を長く後世に伝えていくことを目的として、本格的な史跡整備が進められています。

本丸を中心に「城址公園」として整備され、昭和35年(1960年)に天守閣が復興、昭和46年(1971年)に常磐木門、平成9年(1997年)に銅門、平成21年(2009年)に馬出門が復元されています。


歴史見聞館



常盤木門へ



常盤木門



見頃の梅

元禄16年(1703年)の大地震で、小田原城のほとんどの建物が倒壊、焼失しましたが、天守閣は宝永3年(1960年)に再建され、明治3年(1870年)の廃城まで小田原のシンボルとしてそびえていました。

現在の天守閣は、昭和35年(1960年)に、小田原市制20周年記念行事として復興したもので、宝永時代の再建時に作成された引き図(設計図)や模型を参考に、鉄筋コンクリートで外観復元したものです。



小田原城天守閣


内部は、内部は、古文書、絵図、武具、刀剣などの歴史資料の展示室となっています。

また、標高約60mの最上階からは相模湾が一望でき、良く晴れた日には房総半島まで見ることができます。


小田原城天守閣



天守閣から 伊豆半島



天守閣から 湘南海岸



天守閣から 丹沢方面 右端が大山



天守閣から 箱根方面

本丸広場から天守閣傍の坂道を下り、三叉路を左折して50mほど進んだ右手が「報徳二宮神社」です。



報徳二宮神社



報徳二宮神社


二宮金次郎は、江戸時代の天明7年(1787年)に小田原で生まれ、幼少の頃から数々の苦難を乗り越えながら、独学で学問を習得しました。

大人になった二宮尊徳は、生涯を世の中のためにささげ、大名旗本等の財政再建と領民救済、北関東から東北にかける各藩の農村総合的復興事業(仕法)を行い素晴らしい成果をあげました。


二宮金次郎



報徳二宮神社の梅


報徳二宮神社の梅



二宮尊徳

大飢饉で農村が疲弊しきっていた当時、二宮尊徳が仕法を手がけた村々は600ヶ村以上に上るとのことです。

二宮尊徳は、多くの農村や藩を貧困から救い、独自の思想と実践主義で人々の幸福を追求し、数理、土木建築技術から文学まであらゆる才能を発揮した世界に誇れる偉人です。

報徳二宮神社は、二宮尊徳翁の教えを慕う6カ国(伊勢、三河、遠江、駿河、甲斐、相模)の報徳社の総意により、翁を御祭神として、生誕地である小田原の、小田原城二の丸小峰曲輪の一角に明治27年(1894年)に創建されました。


殿礎石には、天保の大飢餓の際、藩主大久保公の命により尊徳翁が小田原城内の米蔵を開き、米が人々の手にわたったことにより、小田原11万石の領内から一人も餓死者も出さずにすんだという、その米蔵の礎石が用いられています。


報徳二宮神社の梅



ういろう本店&ういろう博物館



ういろう本店

「報徳二宮神社」を出て100mほど進んだ「藤棚」交差点を右折し、200mほど進んだ「箱根口」の交差点を右折すると東海道です。

左折して100mほど進むと「ういろう本店・ういろう博物館」がありますが、今回はパスしました。



下田豆腐店


右折して東海道に沿って700mほど進んだ「板橋見附」交差点を斜め右方向に進み、旧東海道に沿って400mほど進んだ左手が「まちかど博物館・とうふ工房」です。

「まちかど博物館・とうふ工房」は、小田原用水の流れていた面影が残る旧東海道の板橋地区に位置しており、関東震災後に建てられた出桁(だしげた)造りの建物が、独特の雰囲気を醸し出しています。

初代キクさんが、ご主人が亡くなられて豆腐屋をはじめ、現在の夫婦で三代目になります。

店内には、おかもちを担いだ行商姿の写真など、店の歴史をパネルで紹介しています。


下田豆腐店



東海道 箱根駅伝もここを走ります



東海道 箱根駅伝のゴールは前方の山の向こう側です



箱根登山鉄道

「まちかど博物館・とうふ工房」から300mほど進むと「東海道」に合流します。

東海道に沿って1kmほど進むと右手が箱根登山鉄道・風祭駅で、駅前に「かまぼこの里」があります。

「かまぼこの里」には鈴廣本店、鈴廣かまぼこ博物館、鈴なり市場があります。

鈴なり市場には、小田原名産の板かまぼこはもちろん、300種類を超える鈴廣のかまぼこが販売されており、市場のような活気が溢れています。



かまぼこの里



かまぼこの里


鈴なり市場では、かまぼこ職人の実演をガラス越しに見ることができるコーナーや、揚げたてのかまぼこや鈴廣オリジナル「箱根ビール」を飲食できるコーナー、メッセージやイラストを紅白の板かまぼこに焼印するプリかまコーナー、かまぼこキッズコーナーなどもあります。


かまぼこの里



鈴なり市場



鈴なり市場



鈴なり市場

鈴廣本店には、鈴廣かまぼこの職人たちが作った品々が並んでいます。

季節の色で意匠をこらしたかまぼこや、歳時記にあわせた細工かまぼこなど、見るだけでも愉しむことができます。



鈴廣本店


鈴廣かまぼこ博物館は、かまぼこの歴史や不思議、素材や栄養のことなど、楽しみながら学ぶことができる博物館です。

また、ガラス越しでかまぼこ職人たちの技を身近で見られるうえ、実際のかまぼこづくりも体験可能です。

かまぼこづくりには予約が必要です。


鈴廣本店



鈴廣かまぼこ博物館



鈴廣かまぼこ博物館



鈴廣かまぼこ博物館

2階の「板絵ギャラリー」では、「小さな美術館かまぼこ板絵コンクール」の入賞作品及び招待作品を展示しています。



 小田原から箱根湯本を巡る その2へ


         
風来坊


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