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小田原から箱根湯本を巡る その2 (H27.2.24)


神奈川県立 生命の星・地球博物館



小田原箱根道路



神奈川県立 生命の星・地球博物館

鈴廣かまぼこ館から東海道に沿って300mほど進んだ歩道橋を渡り、東海道と分かれて左前方に進むと「小田原箱根道路」沿いの遊歩道に出ます。

「小田原箱根道路」に沿って遊歩道を500mほど進むと右手が「神奈川県立 生命の星・地球博物館」です。



神奈川県立 生命の星・地球博物館



神奈川県立 生命の星・地球博物館


「神奈川県立 生命の星・地球博物館」は、「生命の星・地球」を展示テーマとし、地球誕生から現在までの46億年にわたる歴史と生命の多様性を、時間の流れを追ってわかりやすく展示しています。

巨大な恐竜や隕石から、豆粒ほどの昆虫まで1万点にのぼる実物標本を楽しむことができます。


神奈川県立 生命の星・地球博物館



神奈川県立 生命の星・地球博物館



神奈川県立 生命の星・地球博物館



神奈川県立 生命の星・地球博物館

1階エントランスと常設展示室では、手持ちの携帯電話やスマートフォンを用いた「展示音声ガイド」を利用することができます。

ジャンボブック展示室には、実物標本が満載された高さ3.2メートルの立体百科事典がズラリ27冊。寄贈されたコレクションやトピックスなども紹介しています。

また、年間を通じて様々な特別展、企画展が開催されています。



前田橋


「神奈川県立 生命の星・地球博物館」から「小田原箱根道路」沿いの遊歩道に戻り、500mほど進んだ丁字路を右折し、最初の角を左折して300mほど進んだ左手が「前田橋」です。

「前田橋」は、小田原馬車鉄道開業時の明治21年(1888年)、早川を渡るために架けられた吊り橋です。

揺れの大きな吊り橋で、一度に渡れる人数に制限があります。

「大人4人まで、子供8人まで、危険ですので揺らしたりせず静かに渡ってください」と表示されていました。

一人で渡りましたが、一人でも随分揺れる吊り橋でした。


前田橋



この階段を登ります

「前田橋」を渡って道なりに200mほど進んだ丁字路を右折し、道なりに400mほど進むと丁字路です。

丁字路の横断歩道を渡って左折し、20mほど進んだ三叉路を右折して50mほど進んだ左手の「箱根町役場」への石段を登ると「箱根町立郷土資料館」です。



箱根町郷土資料館


「箱根町立郷土資料館」は、箱根の歴史や文化に関する資料を収集、保管しています。

また、館内では湯治場として知られていた箱根が温泉地として変貌していく様子を絵巻物や多くの写真パネルなどを使用して紹介しています。


この先の階段を登ります



早雲寺

「箱根町郷土資料館」から前方にある箱根町役場と分庁舎の間の階段を上り公園を通り抜けて100mほど進んだ突き当たりを左折し、道なりに下り坂を湯本小学校に沿って200mほど進んだ右手が「早雲寺」です。

「早雲寺」は、戦国時代を代表する武将の一人北條早雲の遺言により、小田原北條氏二代当主の氏綱が大永元年(1521年)に創建した臨済宗の寺院です。


小田原北條氏の菩提寺として栄え、天文11年(1542年)には後奈良天皇の勅願寺となりましたが、天正18年(1590年)の豊臣秀吉の小田原攻めの際、秀吉軍の本陣が置かれ、石垣山の一夜城が完成すると焼き払われました。

その後、寛永4年(1627年)、十七世菊径宗存によって再建されています。


早雲寺 本殿は工事中



北條5代の墓



やえい橋

国の重要文化財の織物張文台及硯箱、北条早雲肖像画、県指定文化財の北条氏綱・氏康らの肖像画が存在しています。

北條5代の墓は、寛文12年(1672年)、狭山藩北條家5代当主の氏治が、北條早雲の命日である8月15日に建立したものです。



早川



早川


早雲寺から右手に200mほど進んだ丁字路を右折して、坂道を150mほど下ると「やえいばし」です。

「やえいばし」の手前を左折し、早川に沿って500mほど進むと箱根湯本温泉の天成園です。

1200年もの歴史をもつ日本屈指の観光地箱根温泉郷は、江戸時代に庶民が温泉を観光として発展させました。


天成園



天成園

かつて箱根七湯と呼ばれた箱根温泉は、現在では箱根二十湯と呼ばれるまで温泉場の数が増えています。泉質や効能はさまざまです。

箱根湯本は箱根温泉郷の玄関口ともよばれる存在で、奈良時代に開湯とされる箱根温泉郷で一番古い温泉地でもあります。

伝統ある宿から、料理の美味しい宿、お風呂自慢の宿などが軒をつらねておりその数40軒以上あります。



玉簾の瀧



玉簾の瀧


天成園の敷地内に「玉簾の瀧」があります。

高さ約8m、幅約11mの滝です。

箱根火山の基盤をつくる須雲川安山岩類の上に、箱根火山の外輪山溶岩が重なっています。

この2つの層の間の礫層から流れ出た伏流水が滝となっています。

流れ落ちる清水が「たますだれ」のように細かく美しいことから、この名で呼ばれるようになりました。


玉簾の瀧



玉簾神社



玉簾神社

「玉簾の瀧」の傍に「玉簾神社」があります。

もとはこの地にあった小田原城主・稲葉氏の邸内社として江戸時代に創建されたといわれています。

芦ノ湖の守り神「九頭龍明神」を祀る、箱根神社の唯一の分社であり、九頭龍神社と同じく、「水の守り神」そして「縁結びの神様」として崇められています。

このような歴史から、毎月21日には、箱根神社の神官によって水の恩恵に感謝する「名水祭」が執り行われています。


九頭龍さまの「縁結び」の御利益にちなんで、天成園ではハートをかたどった特製の絵馬をはじめ、かわいらしい竜とアヒルのご当地キューピーなどたくさんのお守りやマスコットグッズが用意されています。

すてきな恋の願いがしたためられた絵馬がたくさん並んでいるとのことです。


玉簾神社



早川



河鹿荘



河鹿荘沿いの路地

「天成園」から元来た道を「やえい橋」まで戻り、橋を渡って100mほど進んだ交差点を右折し「ゆもとばし」を渡ると箱根湯本の商店街です。

「ゆもとばし」を渡り「河鹿荘」に沿って路地を100mほど進んだ右手が「箱根湯本見番」です。

置屋は芸妓の所属事務所のような役割をします。女将は「お母さん」と呼ばれ、所属芸妓を育成します。

その置屋を取りまとめ、全体のお稽古場所としての役割を担うのが見番です。箱根には湯本見番があり、芸者(芸妓)さんたちが踊りや唄などの稽古をしています。



湯本見番


「箱根湯本見番」から東海道に戻り右折すると「箱根観光物産館」です。

「箱根観光物産館」では、箱根寄木細工をはじめ、ろくろ細工や竹細工等、箱根の物産の数々を展示・紹介しています。

また、町内の観光施設のパンフレットや周辺地図等の提供も行っています。


湯本見番



湯本温泉



湯本温泉



湯本温泉



湯本観光物産館

東海道に沿って200mほど進むと「箱根湯本駅」(ゴール)です。

箱根湯本を訪ねたのが土曜日ということもあって、多くの人で賑わっていました。


 小田原から湯本温泉を巡る その1へ



        風来坊



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