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東京ゲートブリッジ (H24.10.24)


東京ゲートブリッジ



東京ゲートブリッジ



東京ゲートブリッジ

東京港臨海道路U期工事は、年々増加するコンテナ輸送の道路混雑を緩和するため、江東区若洲と中央防波堤外側埋め立て地(4.6km)を結ぶ臨港道路を整備する事業です。

東京ゲートブリッジは、東京港臨海道路U期事業の橋梁区間(2618m)で、2004年から建設され2012年2月12日に開通しました。



東京ゲートブリッジ



東京ゲートブリッジの建設地が羽田空港に近く航空機の飛行ルート上にあるため、航空法により橋の高さに制限(98.1m以下)がある一方、東京東航路を通る大型船舶が航行可能な桁下の高さ(54.6m)を確保するという難しい条件をクリアすることが必要でした。


東京ゲートブリッジ



東京ゲートブリッジ



東京ゲートブリッジ

このため、高い主塔が必要な吊り橋や斜張橋ではなく、三角形に繋いだ鋼材を組み合わせて橋桁の荷重を分散するトラス構造を採用し、物流車両など1日に3万2千台が通行する橋梁の安定性と耐久性が確保されています。

また、照明機器はエコを意識し、太陽光発電システムを導入しており、夜間のライトアップもLED照明が採用されています。



東京ゲートブリッジ



東京ゲートブリッジ


建設時は仮称として東京港臨海大橋と呼ばれていましたが、1万2千件を越える一般公募の中から「東京ゲートブリッジ」の名称が採用されました。

また、恐竜が向かい合っているような特異な形状をしていることから恐竜橋とも呼ばれています。


東京ゲートブリッジ



東京ゲートブリッジ



東京ゲートブリッジ



東京ゲートブリッジ

東京ゲートブリッジの主な諸元は次のとおりです。

全長:2618m(陸上部アプローチ橋を含む)

主橋梁部橋長:760m

最大支柱長:440m

橋梁の高さ:荒川工事基準面+87.6m

航路限界高:荒川工事基準面+54.6m



東京ゲートブリッジ



東京ゲートブリッジ


橋梁重量:約36000トン(うち主橋梁部約20000トン)

主橋梁部:鋼3径間連続トラス・ボックス複合構造

アプローチ部:連続鋼床板箱桁構造


東京ゲートブリッジ



若洲側昇降施設



若洲側昇降施設

橋には片側2車線の道路が設けられています。

歩道は都心側(内陸側)のみに設けられています。

歩道へは若洲側昇降施設より入ることができますが、中央防波堤側昇降施設は開放されていません。

このため、若洲側から入り、中央防波堤側昇降施設の手前で引き返す必要があります。



東京ゲートブリッジ


東京ゲートブリッジの歩道の通行時間は、午前10時から午後5時まで(最終入場は午後4時30分)です。

ただし、7月1日〜9月30日の金曜日と土曜日は午後8時まで(最終入場は7時30分)す。

また、毎月第3火曜日と毎年12月の第1火曜日(該当日が祝日の場合はその翌日)は施設の清掃と点検を行うため、歩道部は閉鎖となります。


東京ゲートブリッジ



東京ゲートブリッジ



東京ゲートブリッジ



東京ゲートブリッジ

東京ゲートブリッジは、今年の2月12日に開通しましたが、なかなか訪ねる機会がありませんでした。

9月15日にウォーキングのイベントで訪ねましたが、生憎曇天でしたので、10月24日に再度訪ねました。


この日は朝から富士山が見えていましたので、富士山と東京ゲートブリッジを撮影したいと思い、若洲公園に9時過ぎに着きました。

幸い富士山は見えていましたが、富士山と東京ゲートブリッジのアングルがよくありません。

東京ゲートブリッジの東側に若洲ゴルフ場があり、その周囲に散策路が設けられています。

若洲側昇降施設から散策路を南の方向に進むと徐々に富士山が東京ゲートブリッジの中央に移動してきます。


東京ゲートブリッジ



東京ゲートブリッジ



東京ゲートブリッジ 左前方に横浜のランドマークタワーが!



残念ながら富士山は雲隠れ

若洲側昇降施設から南に700mほど進んだ、散策路の一番南側の部分に到着すると富士山が東京ゲートブリッジの真ん中付近になりました。

しかしながら、徐々に富士山に雲がかかり始めて、東京ゲートブリッジが通行可能になる10時にはすっかり雲隠れ・・・東京ゲートブリッジの上から富士山を撮影することはできませんでした。


また、東京ゲートブリッジの北側は魚釣り場になっています。

この魚釣り施設に沿って、東京ゲートブリッジの下方付近を赤色の灯台近くまで700m程進むことができます。

この日は北風が強くて白波が立っていましたが、多くの釣り人が熱心に魚釣りを楽しんでいました。


中央防波堤側昇降施設



東京ゲートブリッジ



東京ゲートブリッジ

若洲側昇降施設はエレベーターまたは階段で上に上がることができます。

若洲側昇降施設から東京ゲートブリッジに出ると幅3mほどの広い歩道が続いています。

若洲側昇降施設から中央防波堤側昇降施設までは片道1.6kmあります。

歩道は橋の中央部分が一番高くなっており、海面から61mあります。



東京ゲートブリッジ


海の上での61mですから視界が広がっており、東京スカイツリーもすぐ近くにそびえ立っています。

橋の上からは、東京の全景を眺めることができる感じですが、写真に撮ると建物等が豆粒のようになり絵になりません(笑)

この日は風が強く、強風に吹かれながらの東京ゲートブリッジ往復になりました。


若洲側昇降施設



ディズニーランド

アクセス

若洲側昇降施設は若洲公園の若洲キャンプ場に隣接した場所にあります。

新木場駅の1番バス乗り場から「若洲キャンプ場行き」バスで10分〜15分です。

終点の若洲キャンプ場バス停で下車して徒歩5分です。

平日の朝と夕刻は便数が多いですが、平日の昼間及び土・日は1時間に1本〜2本程度です。



東京ゲートブリッジからの展望



東京ゲートブリッジからの展望


マイカーは若洲公園駐車場を利用できます。

駐車料金は500円です。

徒歩では新木場駅から1時間強です。

ただし、東京ゲートブリッジは往復するだけで3.2kmありますし、東京ゲートブリッジ全体を撮影する、下方から撮影するなどの移動を考慮すると東京ゲートブリッジ付近のみで5〜6Km歩くことになります。


東京ゲートブリッジからの東京スカイツリー



羽田空港に着陸する航空機(9月15日撮影)



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