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樹齢800年の日本五大桜「石戸蒲ザクラ」 その2 (H25.4.1)


城ヶ谷堤の桜



城ヶ谷堤の桜



城ヶ谷堤の桜

一夜堤を渡って自然遊歩道を進むと自然観察公園の一夜堤口です。

一夜堤口から自然観察公園を出たところが「城ヶ谷堤」です。

江戸時代に付近の田畑を水害から守るために築かれた堤防です。

昭和18年(1943年)に全面改修されました。



城ヶ谷堤の桜



城ヶ谷堤の桜


戦後になって地元石戸宿の人々が桜の木を植え、大切に守り育ててきました。

現在は、堤の両側に約60本のソメイヨシノがあり、毎年4月上旬に見事な桜のトンネルをつくり、花見客で賑わいます。

丁度見頃を迎えており、素晴らしい景観を楽しむことができました。


城ヶ谷堤の桜



高尾さくら公園



高尾さくら公園



高尾さくら公園

「城ヶ谷堤」から案内表示にしたがって約20分で「水辺プラザ公園」を経由して「高尾さくら公園」に到着です。

「高尾さくら公園」は大宮台地の西端にあり、荒川に隣接しているため展望が良く、天気の良い日には富士山や秩父連峰を望むことができます。

平成7年(1995年)の開園です。


「ふるさとコーナー」には、全国各地から集められた44本の桜が植えられています。

平成4年度、5年度に、北本市青少年育成市民会議が、ふるさと学習の一環として実施した「さくらサバイバルスクール」の中で、受講者の子供達が、それぞれの親の首長に「苗木を送って下さい」と出した手紙に応えて提供された苗木です。

北本をふるさととする子供と、親たちが育ったふるさとを共に大切にし、交流することを祈念して行われた事業とのことです。


高尾さくら公園



高尾さくら公園


高尾さくら公園



蒲ザクラ(カバザクラ)

「高尾さくら公園」には、「ふるさとコーナー」を含め、30品種約200本の桜が植えられており、3月初旬から4月末までさまざまな桜を楽しむことができるとのことです。

毎年4月初旬の土・日曜日に高尾さくら公園を中心にして桜まつりが開催されます。

桜を眺めながら、ふるさと芸能、手打ちうどん・そば、郷土名産品などを楽しむことができるとのことです。



蒲ザクラ(カバザクラ)


蒲ザクラ(カバザクラ)



野外活動センター


「高尾さくら公園」から200mほど進んだところが「野外活動センター」です。

「野外活動センター」は、荒川中流域の自然や武蔵野の雑木林など魅力ある自然環境の「まほろばの郷」の中で、青少年からお年寄りまで幅広い年代層の人々に、野外活動や体験学習等をとおして、市民の生涯学習およびレクリエーション活動の推進ならびに健康増進を目的として建設された施設です。

芝生広場を中心に桜が咲き誇っていました。


野外活動センター



高尾宮岡の景観地



高尾宮岡の景観地

「野外活動センター」の傍が「高尾宮岡の景観地」入口です。

「高尾宮岡の景観地」には、複雑な地形・谷津(樹枝状谷)と斜面林、湧水などの貴重な自然があり、里山景観が良く残っています。

また、絶滅危惧種に指定された貴重な動植物なども生育しています。

平成17年(2005年)に埼玉県緑のトラスト保全第8号地に決定されています。


「高尾宮岡の景観地」を通り抜けて、少し進むと「北向き観音」です。

願い事を叶えてくれる地蔵として有名です。

仏像には珍しく北面しているためこの名があります。

「泥の団子」を供えて願いごとをし、願いが叶ったら「米の団子」を供えるという信仰があります。

享保14年(1729年)、「万人講中」により建立されたもので、道標も兼ねています。


北向き観音



須賀神社



須賀神社

「北向き観音」から200mほど進んだところに「須賀神社」「高尾氷川神社」があります。

須賀神社の創建は、江戸時代の天正年間(1573年〜1591年)です。

大正時代に旧荒井村の神社を合祀しました。

別名、荒井の天王様と呼ばれています。

境内には道祖神が祀られていて、旅の守護神として現在でも、お礼参りのわらじが多く奉納されます。


「高尾氷川神社」は平安時代の貞観11年(869年)に創建され、高尾村、荒井村、北袋村、石戸宿村、下石戸植村などを鎮守したといわれています。

境内には厳島神社も祭られています。

境内には縄文時代〜古墳時代の遺跡があり、多くの遺物が出土しているとのことです。


高尾氷川神社



高尾氷川神社

「高尾氷川神社」から案内表示にしたがって200mほど進むと「菜の花まつり」会場です。

「菜の花まつり」は4月6日(土)、7日(日)に開催の予定ですが、すでに見頃の菜の花を楽しむことができました。



菜の花まつり会場


「菜の花まつり」会場の近くに、「道標『これより石と舟の道』」がありましたが、菜の花に気を取られて見逃してしまいました。

『これより石と舟の道』の道標は、近世、荒川におかれていた石戸河岸、高尾河岸の銘を刻む道標で、享保12年(1727年)に鴻巣市馬室から北本市石戸宿に通じる鎌倉街道と伝えられる道沿いに建立されたものです。

荒川は、江戸時代から大正時代まで舟運で栄えていました。この道標は、その河岸の存在を示す貴重な資料とのことで、現在はレプリカが置かれており、実物は北本市教育委員会で保存しています。


菜の花まつり会場



総合福祉センター前のソメイヨシノ

「菜の花まつり会場」から西中央線通り線を真っ直ぐ進むとゴールの「北本市観光協会」経由でJR北本駅です。

北本市総合福祉センターからJR高崎線北本駅西口ロータリーまでの西中央通り線の両側には八重桜が植えられています。

4月中旬に一斉にピンクの花を咲かせるそうですが、八重桜はまだ蕾でした。


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           風来坊


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