本来ルルドとは、南フランスの町の名前です。安政5年(1858年)、ピレネー山脈の山麓にあるルルドのマッサビエルの洞窟で、羊飼いの少女・ベルナデッタの前に聖母マリアが現れ、マリア様のお告げどおりに、足元の土を掘ると洞窟前に清水が湧き出し、この霊泉で難病が治るなどという奇跡が起こった。
この奇跡にあやかりその後世界各地でこのルルドを模倣し、聖母マリア像を収めた「ルルド」が造られるようになりました。本場のルルドは地名ですが、日本では「奇跡の泉」や巡礼地の意を込めた固有名詞として使用されています。
ルルドに設置された聖母マリア像は、ベルナデッタの前に現れた聖母マリアが、「私は汚れなきやどりです」といわれたことから、その時の聖母の姿、白いベールと服、そして青い帯の姿が定着しているとのことです。
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