散策スポット目次
HOME
前ページ
次ページ
1大橋から下流を望む
2常盤橋から上流を望む 前方は首都高速
2常盤橋から下流を望む
目黒川は世田谷区から目黒区、品川区を通って東京湾に注ぐ延長8kmほどの二級河川です。 河口付近では古くは品川といわれていました。湾岸開発が進む以前は、河口付近で流れが湾曲していて流れが緩やかであったため、古くは港として使われ、品の行き交っていた川であったため、これが「品川」の起こりとされています。
3万代橋から下流を望む
目黒川の桜並木
もともとは世田谷区三宿付近で北沢川と烏山川が合流して目黒川となっていましたが、現在は上流の両河川が暗渠化されて緑道となっています。 また、目黒川の部分でも国道246号線の大橋より上流は暗渠化されて、目黒川緑道となっています。 このため、現在開渠となっている部分は大橋より下流です。
3万代橋から上流を望む
4氷川橋から上流を望む
4氷川橋から下流を望む
4氷川橋と大橋ジャンクション
大橋ジャンクション
開渠部分の大橋から目黒駅近くの目黒雅叙園付近までの約3.8kmには約830本のソメイヨシノが植えられています。 この目黒川は東急東横線中目黒駅の下流部分から川幅が数倍に広くなるため、中目黒駅の上流と下流では雰囲気が全く異なります。
5東山橋から上流を望む
6目黒橋から上流を望む
今年の桜の開花予想は平年よりもやや早めということでしたが、東京、横浜では3月23日に開花宣言がありました。 東京は昨年よりも2日、平年よりも3日早い開花です。 しかも、24日以降は5月中旬並みの気温の高い日が続いたため、東京では開花から6日後の3月29日に満開宣言がありました。
5東山橋から下流を望む
6目黒橋から下流を望む
7中の橋から上流を望む
当初の開花予想では、東京の満開は4月4日頃となっていましたので、随分と早く満開を迎えました。 3月29日はまだ枝垂れ桜の追っかけをしていて、ソメイヨシノは頭にありませんでしたので、満開宣言にびっくりです。
7中の橋から下流を望む
8南部橋から上流を望む
3月30日、31日と晴天が続きましたが、4月に入ってからは曇天や雨の日が続きました。 今年も昨年に引き続き、あっという間に見頃を迎え、あっという間に散ってしまった感じです。 しかも、満開宣言のあった3月29日が日曜日であったことから、サラリーマンにとっては、桜を楽しむ期間が極めて短かった感じです。
目黒川の散策路
8南部橋から下流を望む
目黒川には満開宣言の翌日の3月30日に訪ねました。 例年は、他所の桜を見た後、午後目黒川を訪ねていましたが、建物の関係で川の右岸の桜が日陰になるため、今年は最初に目黒川を訪ねました。
9柳橋から上流を望む
9柳橋から下流を望む
目黒川の桜のエリアは、中目黒から上流エリアと下流エリアに大きく分けられます。 中目黒駅から上流のエリアは川幅が12〜13m程度です。 このため、満開時には両岸から伸びた枝により、川全体が桜の花で埋め尽くされて見事な景観となります。
10千歳橋から上流を望む
10千歳橋から下流を望む
中目黒駅傍の日の出橋と一番上流の大橋との間の目黒川には、100m程度の間隔で15の橋が架けられています。 日の出橋と大橋を含めると17になります。
11天神橋から上流を望む
11天神橋から下流を望む
目黒川の散策は川沿いを歩きながら桜を楽しむとともに、橋の上から川を覆い尽くす桜を楽しむことができます。 それぞれの橋の上からの眺めは趣が異なり、楽しみも倍化します。 また、毎年この時期にはぼんぼりが設置され、夜桜を楽しむこともできます。
12緑橋から上流を望む
12緑橋から下流を望む
川沿いの道は歩行者専用道路ではなく、一般車両が通行します。 したがって、散策路にビニールシートを敷いて花見をするというわけにはいきません。 川沿いには桜を見ながら食事のできるお店が増えてきましたが、それでも席数に制限があります。 本来、観光地ではありませんので、やむを得ないことです。
13朝日橋から上流を望む
13朝日橋から下流を望む
しかしながら、目黒川の場合は、中目黒駅から上流に向かって歩けば、散策路の終わりは池尻大橋の近くですし、逆に池尻大橋駅から下流に向かってあるけば、中目黒駅の傍らが散策路の終わりとなります。 したがって、花散策を楽しんだあと、電車で食事のできる場所へ簡単に移動できます。
14宿山橋から上流を望む
今年は池尻大橋から目黒川にむかい、目黒川を下流に向かって散策しました。 それぞれの橋の上から上流方向、下流方向の写真を撮りました。 橋の名前の前にある番号は、大橋から下流(中目黒方向)に向かっての順番を示しています。
14宿山橋から下流を望む
目黒川は川幅が狭い上に川の両側にはビルが建ち並んでいます。 このため、午後になると川の右岸が日陰になってしまいます。 この日は、目黒川を最初に訪ねましたので、目黒川に到着したのが9時少し前でした。 この時間ですと、建物の影は桜にかかりませんが、下流方向は逆光になります。 目黒川の桜の撮影時間はなかなか難しいです。
15桜橋から上流を望む
15桜橋から下流を望む
目黒川の桜並木の一番上流部分に、大橋ジャンクションがあります。 ここに、一昨年4月に公開された「目黒天空庭園」があります。 全国初の、ジャンクションの屋上庭園です。 ここからは天気が良いと富士山を眺めることができますが、目黒川の桜並木は残念ながら見ることはできません。
16別所橋から上流を望む
目黒川の友禅流し 澄み切った川の流れにゆらめく、幾条もの色鮮やかな布の帯。ここ目黒川でも、昭和30年代初めまで、美しい友禅流しの光景を目にすることができました。 まだ戦後の高度成長と激しい都市化の波が押し寄せる前の、比較的のどかな時代。目黒川の流れは清らかで、友禅染のノリを落とすには都合の良い場所だったようです。
16別所橋から下流を望む
別所橋
美しい友禅染を見せてくれたのは、川沿いの染物屋です。大橋や千歳橋などのそばに、数軒が店を構えていたそうです。 染物屋の前には、川に降りていくための石段がありましたが、最近の河川改修で撤去され、目黒川名物の友禅流しとともに今はありません。 昔を偲ぶことができる痕跡がなくなるのは寂しいことです。
今年は目黒川を最初に訪ねましたので、中目黒駅から下流の散策を諦めて、上野恩賜公園に向かうことにしました。
17日の出橋から上流を望む
17日の出橋から下流を望む
中目黒駅プラットホームからの展望
日の出橋の上は東横線
アクセス 東急東横線中目黒駅、東京メトロ日比谷線中目黒駅から徒歩1分。 東急田園都市線池尻大橋駅から徒歩3分。 目黒川に沿って散策するコースですからもちろん無料です。 付近に駐車場はありません。 風来坊